9/30、まずは、馬喰町にある岩崎電気株式会社様のショールーム i Labo(アイラボ)を訪問しました。 当社は、照明機器を中心とする大手電気メーカーで、午後から訪問する玉川大学農学部生命化学科の渡邊博之教授とも大変懇意にされています。 こちらでは、照明の一般的な知識から、最新の照明器具までご説明いただきました。 私の本業の中では、店舗での照度調査を行っていますし、商工会議所等の指導員研修では照明施設の講義も行っていますので、多少なりとも照明についての知識はありましたが、害虫を防ぐことができる光があることを知り、改めて照明に興味が沸いてきました。

岩崎電気株式会社様ショールームi Labo(アイラボ): http://www.iwasaki.co.jp/info_lib/showroom/

 

午後からは玉川大学の植物工場研究施設を訪問しました。 なんと、かの有名な渡邊博之教授にご案内していただきました。 世界的に有名な先生直々のご説明に感謝感激です♪

こちらでは、実用化につなげるとの理念のもと、作物生産について様々な研究を行っています。 まず興味を引いたのが、改良型LEDのお話しでした。 実は、LEDはハイパワーで連続照射すると熱によって壊れてしまうのが泣き所でした。 そこで、信頼性の高い機器を作るための研究を重ね、ついに効率的に熱を取り除くLEDを完成させました。 スポーツ選手に良いシューズが必要なように、研究者には良い機器が必要なのですね。 研究ばかりに目が行って、それを支える機器にまで目が行きませんでした。 私は理学部の出身なのですが、そういえば大学生の頃、実験に使うガラス器具を自分で作ったことがありました。 研究室の教授から、昔の研究者は皆ガラス細工が上手いと教わったことを思い出しました^^

さて、昨日視察させていただいた植物工場との一番の違いは、様々な色の光を用いていることでした。 それは、自然光に近い光を当てるのではなく、上手くバランスを崩した光を当てることで、食料生産性を高めることを目指しているという理由からだそうです。 中でも、植物の生育には赤色が重要で(そういえば昔、660nmとか習った記憶が^^)、赤8:青1:緑1というように様々な色の組み合わせを試しながら、その効果を検証しているのだそうです。 また、野菜や果物などの食料としてだけではなく、医薬品の原料としても大きな可能性があるようです。 なんと、いまだ医薬品の1/3は植物から精製しているそうで、しかも、その多くは輸入に頼っているそうです。 食料自給率やレアアースが話題になったのは記憶に新しいですが、まだ知らない様々な分野でも、同じような問題が内在しているのかもしれません。

玉川大学Future Sci Tech Lab: http://www.tamagawa.jp/research/fsl/index.html

http://www.tamagawa.jp/topics/university/01.html

 

昨日、今日とご協力くださいました視察先の皆様、ありがとうございました。 お忙しい最中だったと思いますが、皆様、懇切丁寧にご案内していただき、とても感謝しております。 これから少しずつ実行段階に移っていきますが、視察の成果を胸を張ってお伝えできるよう頑張ります! 今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

青森の皆様、遠路はるばるおつかれ様でした。 皆様と色々お話しができて楽しかったです~ありがとうございました♪ 今度は青森でお会いしましょう^^