産経新聞の記事によると、有給休暇の 1人当たり取得日数が年間 3日増えた場合、宿泊費や飲食費、交通費等を合わせた国内旅行消費額が 9,213億円押し上げられるとの試算を政府がまとめたのだそうな・・・。

やはりというのか、庶民の生活を分かっていない天井人が考えそうなことですね(笑)

優雅に旅行できるだけの所得を得られている人がどれくらいいるでしょうか? 消費税 10%への引き上げも控える中で、余計な消費にお金を回せる人はどれくらいいるでしょうか? 1度くらい旅行はしたとして、他の生活費を抑えずに旅行できる人はどれくらいいるでしょうか?

私もセミナーなどで、「政府統計や外部データを用いて外部環境を把握しましょう!」 とは言いますが、、、政府の発表といえども、それが信憑性のあるデータかどうかは ご自身でしっかりと判断する必要がありますね。

皆さまの会社の経営計画書に、「政府の働き方改革の施策によって、観光客が爆発的に増えて自店に大行列ができ、売上・利益は右肩上がりで V字回復が見込まれる」 ・・・なんてことが書かれていたら、、、皆さまは、どのように感じられますか?