危機管理の観点では、管理は 1系統にしないのが常道。

例えば、電車の踏切で、警報音と赤い点滅を別系統で管理しているのはその典型例ですね (→ 音が出ないようなトラブルが起きても、点滅で危険を知らせることができます)。 他にも、キャッシュカード・通帳・印鑑は別々に保管するとか、旅行の際には財布を複数持つ ・・・なんていうのも、盗難に備えて 1系統にしない管理の仕方ですね。

ちなみに、私は仕事柄 外出や出張が多いため、引っ越す時には、「電車の路線が 2本以上使える立地か」 ということも気にしながら物件を探しています。

逆に、日常の業務では、1系統にしないことでミスを生むことがあります。

例えば、Excelで書類を作っている場合。 ・・・見積単価@100 → 決定単価@95 なのに、@100で請求書を発行してしまうなんていうのは、単価を 一元管理(1系統で管理) できていないことで起きる典型例ですね (→ Accessを使っている方は、こうしたミスはあまりありません)。

他にも、売場では 100円の表示なのに、レジの売価変更ができていないために違う価格で販売してしまうなんていうのも 管理が行き届いていない店舗で起きがちなミス。 ・・・これは、システムと手書きですから、かつては 1系統にできませんでしたが、IT技術の進展とともに、「電子棚札」 という形で売価を 1系統で管理できるようになりました。

そうそう、先日、某地銀から預金を引き出そうとしたとき、土日に手数料が掛かるのかホームページで調べてみました。 すると、「無料」 と記された一覧表を見て引き出しに行きましたが、CD画面には 「108円」 の表示が!? 再度ホームページを確認すると、ページ内の別リンクを辿ると 「108円」 と記された一覧表を発見、、、一覧表を一元管理していないことで、手数料金額の異なる 2つの表が存在していたのですね。

単系統で管理するのが良いのか、多系統で管理するのが良いのか、、、皆さまの周りでは、適切な系統で管理されていますか?