今週は、岩手県八幡平市、沖縄県恩納村に参りまして、「計画策定(小規模事業者持続化補助金申請対策)」 のセミナーを行いました。

どちらも、担当の指導員さんがとても熱心な方々で、「もっと頑張って欲しい」 と思う事業者さんに直接声を掛けながら 参加者を募ってくれていました^^ そうしたことが奏功し、「補助金申請が初めて」 という事業者さんが多く参加されましたが、単にセミナーを企画・開催するだけでなく、こうした声掛けで裾野を広げていくことは、商工会等の地域密着型の支援機関には とても大切な取組ですね。

さて、セミナーの中で、一番多かった感想、あるいは、口には出さずとも表情でも感じ取れたことが、「難しい」 ということ。 ・・・沢山書類があって難しい、沢山考えることがあって難しい、アイデアが出てこないので難しい、計算しないといけないのが難しい、沢山調べないといけないのが難しい、パソコンで作成しないといけないのが難しい、、、「難しい」 が頭の中で駆け巡っていたことでしょう。

でもね ・・・なんです。 でも、補助金というのは、国民の税金を自分だけが特別に使えるものですから、そもそも簡単なものであるわけがないのです(→ 適当なことを書いて印鑑押したら誰でも 50万円もらえるなんてことがあったら、暴動がおきます^^;;)。 確認するための書類は沢山あって、審査もあって、その結果、この補助金を有意義に使ってくれるであろう申請者にのみ差し上げる、、、補助金はそういう性質のものですので、「難しい」 のは当然なのです。

要は、それを乗り越えられるのか諦めるのか、自分の 「気持ち」 の問題なのです。

以前、セミナーでお会いした 60代半ばでパソコンもほとんど使ったことのない事業主さん、社会経験も半年程度で会社のこともよく分かっていない20歳そこそこの社員さん、、、こうした方々も 「難しい」 を乗り越えて採択されました。 計画なんて考えたこともないけれど、「資金繰りが厳しいため絶対に補助金を手にしたい」 と強い気持ちを持って取り組んだ大勢の事業主さん、、、多くの方が、試行錯誤しながら助言を受けながら計画を作り上げ 採択されました。

共通するのは、「やる!」 「やってみたい!」  ・・・皆、そうした強い気持ちを持っていたという点です。 「難しい」 で留まる方には、残念ながら何もしてあげることはできません、、、しかし、難しかろうが時間がなかろうが 「やる!」 と決意した方には、いかようにも手を差し伸べることができるものです。

皆さんは、「難しい」 で留まりますか? それとも、「難しい」 を乗り越えますか?