アパレル業界では、提案を求められた際に、絶対に売れる自信がある企画であっても敢えて提案しないことがあります。 これを提案すると、今 売れている商品が売れなくなる(→ 次の企画はもっと魅力的な商品・目新しい商品のため)、この先の商売の種がなくなってしまう、、、だから、来月提案しようとか、来シーズン提案しようとか、提案する時期を見定めているのですよね。

当然、他社から類似企画が挙がって提案する機会を失う可能性があるし、トレンドが大きく変わって全く求められない企画となる可能性もあります。 そうしたリスクを負いながらも、先々の流れを読みながら、今 提案するべきか、敢えて隠しておくべきか判断しています。 例えば、ある支援先では、3シーズン先まで提案する企画を残しておいています。

さて、先月から始まったプレミアムフライデー、本日 2回目を迎えることになりました。 あまり水を差すことは言いたくありませんが、、、立場的に実施できそうな方々にとって、大手企業の社員は 月末最終日、公務員は年度末。。。

プレミアムフライデーは役人主導の企画ですから、どうしても今年度中に実施したかったのでしょう、、、でも、2回目に盛り下がるのが目に見えている 2月スタートというのは、あまりにセンスがなさ過ぎ(・・・敢えて今年度はやらずに、来年度 4月スタートが正解だったのでしょう)。 たとえ良い企画であっても、実施時期を間違えると効果は失われますので、、、国中を巻き込んでやっているのですから、もう少し先々のことも考えていただきたいものです・・・。