最近、物流業界の問題が取り沙汰されていますが、ヤマト運輸の労使交渉で解決策が示されたようです。 何やら、配達指定時間の区分を今よりも少なくし、時間帯の幅を広げるのだそうな(12-14時と20-21時を廃止、19-21時を新設等)。 私としては、20-21時の区分があるクロネコヤマトを好んで利用していたため、ちょっと残念なことになってしまいました。

仕事をしていると、会社を出られるのは 18時過ぎ。 上手くいけば 19時に帰宅できるかもしれないけど、10-15分遅れる可能性も・・・。 すると、確実に 19時にいるとはいえないため、19-21時の指定は中々難しい、、、こうした人は、実は結構いると思うのですが・・・。

区分が改訂されると、「19時にいなかったらゴメンナサイ」 との確信犯的な時間指定で再配達が増えるかもしれないし、受け取れる土日の 19-21時に指定が集中するかもしれない、、、そもそも、総量規制するなら こうした区分変更をする意味があるのか? と考えれば、総量規制はあまりするつもりがないということなのでしょう(苦笑) ・・・業績悪化につながりますので、経営陣は まともには聞き入れられないでしょうね。

「人手不足(荷物の取扱量の増加と人手とのバランスが取れていないこと)」 や 「再配達」 が問題だったと思いますが、「時間指定の区分を少なくすること」 が解決につながるのでしょうか??? 問題の根本が、対価に見合わない労働環境(→ だから人が集まらない) と考えれば、人を集めるには、対価を上げる(=適正な対価を支払う、そのために適正な対価を荷主からもらう) ことが解決策だと思うのですが、、、

労使交渉で示された解決策が正しければ、この問題は、6-7月になればあっという間に収束することでしょう。 果たして・・・。