https://consult-k.jp/colum/?p=798 の続きです。

 

以前この記事を書いて以来、沢山のアクセスをいただきました。 ご覧くださいまして、ありがとうございます。 検索キーワードを見ていますと、「跡地」 や 「その後」 というものが多く、やはり多くの方々がその後どうなるのかを気にされているようです。 そこで、続編を掲載することにしました。

私が今掴んでいる情報としては、一度取り壊して、その後、「某食品スーパー」 ができるということです。

時期は推測ですが、5月の営業を終えてから工事に着工し、梅雨時で工期が遅れたり諸々準備に時間を要するとして、早くても7月になるのでしょうか(・・・時期については完全に推測ですので鵜呑みにされませんように)。 また、前回の記事を書いた時点と現時点で 「某食品スーパー」 ということに変わりはないようですが、昨今のような先行き不透明な時代・・・いつ、計画が白紙となってもおかしくはない状態です。 その点をご考慮いただければと思います。

さて、「その後」 について、少し考えてみました。

その某食品スーパーですが、なぜ名前を出さないかというと、私自身、出店に少し疑問(大丈夫なのかな???という思い)を持っているからなのです。 ご関係者の方がお読みになりましたら、気を悪くしないでいただければと思います。

そのお店は、某地域では大変力のあるチェーン展開をしている食品スーパーです。 ヨーカドーのように、衣料・家電・家具など総合的に扱っているわけではないため規模では見劣りしますが、食品部門だけで比べると、幅広い品揃えで品質も良く、店内は明るく清潔、商品も選びやすく、活気を出すための独自の工夫があり、中々良いお店だと感じています。

しかしながら場所が悪い・・・なぜヨーカドーの真向かいなのでしょうか(・・・と個人的に出店戦略に疑問を持っています)。

食品部門では遜色はないと評価しているものの、細かい視点で比較すると、やはりヨーカドーの 「セブンプレミアム」 は強いと思います。 3年くらい前はそれほど大したことはありませんでしたが、今では品揃えが大変充実しており、それがいつでも同様のメーカー品に比べて安い価格で買えます。 これは、特売をしているわけではなく、ヨーカドーも相応の利益を得ているため、その原資で更なるお客様へのサービスとして還元することができます・・・ここが、単に特売をして安いというスーパーとの違いです(薄利ではそこそこにしか還元できません)。

さらに、ダイエーから移転した「あかちゃん本舗」 の集客力・・・今、ヨーカドー東大和店は大盛況のようです。 ヨーカドー本来の力に加えて、テナントの魅力によってお客様の吸引力は更に高まっています。 また、どれくらいの人が IYカード を持っているでしょうか・・・特に毎回8の付く日は大盛況です。 今までためたポイントをふいにするほどのインセンティブが働かなければ他のスーパーには移りません。 ここ1-2年のヨーカドー東大和店の動きを見ると、IYカード による強固な囲い込みが既に完了している状態だと考えます。

新たなスーパーの出店は、この地域の消費者にとって選択肢が広がりますし、特に新しい施設ができるということは地域の活性化につながります。 しかし、「経営」 としては別の話。 専門的に考えれば、「某食品スーパー」 ではヨーカドーと 「かぶる」 のです。 「つるかめ」 あたりだと住み分けができるように思うのですが。。。 そうした中で、「某食品スーパー」 がどう戦うのか・・・勝算なく新規出店はしないと考えれば、これまでの店舗でもやっていないような新たな打ち出しを考えているのかもしれません。

請うご期待・・・私自身も目が離せません!!