長かったようで短かったような研修生活もいよいよカウントダウン。 まだ卒業と決まったわけではないらしいですが(笑)、メッセージをこっそりと残しておきます。

さて、皆様は 「中小企業診断士」 となられます。 そして、これから(おそらく生涯)、「2つの言葉」 と向き合っていくことになります。

1つは、「さすが中小企業診断士」 というような称賛の言葉です。 企業様が気付かないようなことを専門的な見地で助言するのですから、そうした言葉を投げかけられて当然の立場となります。 つまり、「さすが」 と思われて初めて 「普通」 のレベルなのです。

そしてもう1つが、「中小企業診断士なのに」(・・・もっと俗な言い方をすれば 「中小企業診断士のくせに」) というような批判の言葉です。 「そんな・・・」 と思われるかもしれませんが、もしも皆様が中小企業診断士に依頼したとして、仮に自分よりも知識レベルの低い人が来たらどう感じるでしょうか? ・・・ 「分からないこともありますよね」 と笑って許すでしょうか??

専門家は、常に 「評価」 にさらされる存在なのです。

独立していても勤めていても、また、何年目といったキャリアさえも関係なく、周囲は、「中小企業診断士」 という専門家を、期待、羨望、懐疑、嫉妬 ・・・ 様々な思いを込めて見ているのです。

皆様は、今ようやくスタートラインに立ったところです。 これまでも大変だったと思いますが、これから先は少し 「質」 の違った大変さを乗り越えていかなくてはなりません。 しかし、恐れることなく、「中小企業診断士」 としての誇りをもって、前に進まれることを願っています。

インストラクターとしてというよりは、一先輩としての気持ちを込めて最後のメッセージでした。

 

またいつかお会いできる日を楽しみにしております!!