かれこれ 10年前のこと、某中小企業診断士の先生から  「守破離(しゅはり)」  というものを教わりました。

「守破離」 は、修行の段階を示したもの。 まず型を徹底的に覚える 「守」 の段階があり、その後に 他の流派の良い所を取り入れて試行錯誤する 「破」 の段階があり、そうして 自分自身で新たな型を創り上げる 「離」 の段階がある、、、物事を着実に修めようと思えば、このように段階を踏むことが大切だという教えです。

子供の頃 空手や書道を習っていたため、すんなりと理解できたと共に、様々なことを思い返して、「守」 を徹底的にやらずに 「破」 の段階に移ったものは、自己流にしかならずに結局は上達せず中途半端に終わってしまい、「守破離」 の段階を守ったものだけが上達して強みとなっている、、、なんだか人生を振り返っての 「あるあるネタ」 のような感じがしたことを覚えています。

当時、その先生は、「こんな話をすると古くさいと笑われるかもしれませんが・・・」 と前置きをして話されたのを覚えていますが、物事の真理というものは いつの時代にも通用するものですね、、、先日の講演で話したところ、今の時代の若者が一生懸命メモをとっていました^^

(つづく)