数年前、事業の方向性に悩んでいる企業を支援したときに、「だったら太陽光発電(=新事業) でもやってみる?」 と 提案したことがあります。 まあ、根詰めていたときの息抜き話ですので、当然 実施することはないのですが、、、売電価格改定の話がでると、あの時 本気で検討していたらどうなったのか・・・と当時のことを思い出します。

基本的に 発電設備で作った電力は、 「固定価格買取制度」 によって一定期間(10年もしくは20年)、定められた単価で買い取ってもらえることが保証されています。 ですから、その期間で回収できるように投資すれば、ほぼ間違いなくプラスの投資効果が見込めます。 しかも、一般的な事業収益と異なり、太陽光発電量は年間で大きな変動があるものではないため、不確定要素は少なく済みます。

加えていえば、今は売電価格が下がってきましたが (2016年事業用単価 24円/kWh ・20年)、2012年は 40円/kWh ・20年、2013年でも 36円/kWh ・20年と 随分と良い条件でしたので、早い時期に導入していれば 相応の収益が見込めたことでしょう。

結局のところ、本業と新事業を比べて、本業を選んだ (というか、新事業はあり得ないと 本気で検討をしなかった) のですが、、、本業で中途半端な努力しかしないのなら、「売電による本業収益の補填」 という戦略もありだったのかな と少し考えることがあるのですよね・・・。

ちなみに、今のタイミングで 「事業用」 は難しそうですが、「住宅用」 ならまだいける (=プラスの投資効果がある) かな? と個人的には思っています。 但し、住宅用であっても、やろうとしていることは 「設備投資を伴う収益事業」 となりますので、ご興味のある方は 業者任せではなく、相応の勉強と投資シミュレーションを行いながら、ご自身の判断で実施を検討しましょうね^^