以前の記事の続編です。 https://consult-k.jp/colum/?p=445

引越を控え、先月来部屋の大掃除に励んでいるのですが、とにかくモノが多過ぎる・・・どうしたものかと考えていたときに、最近お片づけで有名な 「こんまり先生」 が出ているテレビを見ました。

なるほどー!! 実際にやってみてよく分りました。

モノが増えていく要因として(・・・特に私の場合)、モノに思いがこもっているということがあります。 ですから、そこをドライに割り切って捨てるのは忍びない。 捨てるとなると、「ごめんなさい」 の気持ちを持ちながらお片づけをすることになります。 すると、心の中で罪悪感のようなものがどんどん大きくなっていき、結果、耐えきれずに捨てるのを断念してしまう。 そのうちに新しいモノが増えていくので、どんどんモノが増えてしまう・・・という悪循環の構造があるのでしょう。

それを断ち切る魔法のコトバが 「ありがとう」。

モノには何かしらの役目があって私の元に来ており、その役目が終わったら感謝の気持ちとともに送り出してあげる。 使命をまっとうしたモノには 「ありがとう」。 きちんと使ってあげられなかったのなら 「ごめんなさい」 とともに、それでもここに来てくれたことに対して 「ありがとう」。 「こんまり先生」 は、単なるお片づけではなく、道徳であったり真理であったり、もっと大きなことを教えてくれているように感じます。

さて、皆さんの会社では、在庫がどんどん増えていませんか? 自分の部屋の荷物が増えていくのはまあ良いとして、会社の在庫が意図せずに増えていくのは死活問題につながります・・・そうした企業は往々にして資金繰りが厳しくなっているものです。 もしも在庫が増える悪循環に陥っているのでしたら、一度真剣に断ち切ることを考えてみませんか?