ああなりたい、こうなりたいと未来を思い描く 「正の力」、、、実際のところ そうならなくても影響は少ないため、改善の取り組みが立ち消えになることが多かったりします。 一方で、このままではマズイ、何とかしなければ と危機感に根差した 「負の力」、、、生死が掛かっているため、まずもって立ち消えになることがありません。

そうした視点で考えると、改善に取り組むには 「負の力」 の方が向いているように思っています。

さて、今の経済状況や構造変化を考えれば、経営者のほとんどが危機意識を高めていてもおかしくないはずですが、意外に危機意識の乏しい経営者に会うことがあります。 危機意識を持つには、現状を正しく把握できる力、将来を予見できる力が必要ですが、危機意識の乏しい人は そうした力が弱いのでしょう、、、その言動からは、「そんな面倒な取り組みをしなくてもなんとかなる」 と思っているように感じ取れます。

これからの時代、残念ながら そうそう乗り切れるものではありません、、、今は、正しく危機意識を持ち、改善のための行動をし続けた人だけが乗り切れる時代に入っていると感じています。