毎週続く大型研修。 今週は、福島県いわき市に行ってきました。

いわき駅

指導員研修は 予算などの兼ね合いもあり、中小機構や県連など上部団体の主催となることが多いのですが、今回は地域の一団体が主催する研修 という近年珍しいご依頼をいただきました。 主催されたのは、いわき商工会議所 (福島県いわき市)。

福島県といえば、県庁所在地である福島市、交通と経済の中心地である郡山市、強力な観光資源で存在感のある会津若松市、知名度としてはその次という感の否めない いわき市ですが、、、商工会・商工会議所の実力でいえば、抜きん出ているのが 「いわき商工会議所」 といえるでしょう。

・・・いわき商工会議所は、全国の商工会・商工会議所で頭を悩ませている 「経営発達支援計画」 で、福島県内で初めて認定を受けているのです (しかも第1回認定)。

ですから、単会の独自計画(予算) として指導員研修が開催できます、、、つまり、自分たちの支援能力を高めるために、自分たちに必要なカリキュラムを独自に考えて、計画的に行うことができるのです。 ・・・この 2日間 指導員さんたちと話していて、そうしたことを行えるだけの意欲も行動力も強く感じることができました (良い人財が揃っているなと感じました)。

例えば、昨年 某県の商工会議所で行った 「事業計画策定研修」 でも、小規模事業者支援で今後直面するであろう課題にまで対応した より高度な内容としており(全国的に先駆けて実施)、自分たちに必要なカリキュラムを独自に考えて実施しています。

・・・このように、支援機関によっては 一歩も二歩も先を進んでいますので、このままいけば、地域間の支援能力に大きな差となって現れるのかなと思っています。

支援能力に差がつくということは、会員である地域の中小事業者の得られるメリットにそれだけ差がつくということ、、、つまり、地域間格差を産み出す大元が支援者ということにもなりかねません。 ですから、自分ができる範囲の努力ということではなく、他の地域がどのようなことをやっているのかも感じ取りながら 支援能力を高める努力をしていただきたいと願っています。