某建設会社のデータ改ざん報道ですが、少し鎮静化してきたような 嵐の前の静けさのような、、、ただ、思うのは、以前の耐震偽装の件もそうですが、こちらの業界は改ざんできちゃうんだということ。

アパレル業界でも、商品を世に出すには いくつかの品質試験をクリアしなければなりません。 ・・・とはいうものの、JIS規格など法律に抵触する内容以外は 会社の方針次第ですので、品質の良い商品もあればそうでもない商品も ・・・といった業界となっています(苦笑)

私が在籍していた会社は当時、品質へのこだわり・意識は高いものがありましたので、他社は合格なのにうちは不合格というように、メーカーさんから苦情が出るくらい まあまあ厳しい品質基準をもっていました。

改ざんについては、信頼性の高い第三者機関(某大手検査機関) の試験結果のみ有効としていましたので、生産管理担当者である私はもちろんのこと、それを作る原材料メーカーや製品メーカーも改ざんは不可能。 仮に、メーカー側で独自に試験したものであっても 某大手検査機関の試験データ以外は受け付けず、改めて試験を取り直すなど徹底した水際管理をしていたものです。

試験に合格しなければ納期遅れ、あるいは店頭に穴をあけるというタイトなスケジュールのものばかりでしたが、改ざんしたいなどとは考えたこともありませんでしたね・・・(実際、できない仕組みではありますが)。

どの業界であっても、モノづくりを担う一員ならば、データ改ざんや偽装などという人を欺く行為ではなく、品質改善に目を向けていただきたいものですが、、、皆さまの会社では、そうした職業倫理は保てていますか?