変化への対応力

天気予報通り東京は雪・・・こちらは既に8cmは積もっています。 やむ気配がないので、今回はどれくらい積もるのでしょうか。 先週は10度以上の日もあり、完全に春の気配でしたのでまさかこれほど降るとは、、、ちょっとびっくりです。

 

今年のアパレル業界は、この雪にも象徴される通り、春の立ち上がりが遅れています。 昨年までは暖冬(?)の様相も強く、年明けのセールでは中々冬物が売れず、すぐに春物商戦となっていたのが、今年の寒さによって冬物セールが大賑わい・・・中々春物が出せない(出さなくても良い)状況が続いていました。 やっと完全に春モードに切り替わったと思いきや、また冬に逆戻り・・・中々対応が難しいですね。

さて、こうした季節要因によって、冬物在庫が掃けるというメリットがあります。 あまり大きな声では言えませんが、セールではキャリー品(今年の商品でない以前の商品)が飛ぶように売れ、しかも昨年ほど割り引かなくても売れる・・・つまり、企業によっては、「積年の在庫が、少しでも多く利益を出す形で換金できる」 という嬉しい季節になったといえます(もちろん全ての企業ではありませんが)。

その一方で、春物が売れないというデメリットがあります。 今までの流れのように春の立ち上がりが早いと踏んで大きく発注していたら・・・今年の春物は在庫の山になる可能性があります。 ただ、冬物と春物を比べれば、冬物の方が在庫金額が高くなりますので、冬物が掃けた企業にとっては、それでも結果としては良かったということになるでしょう。

また、春から夏にかけての企画が遅れ遅れとなっているようです・・・つまり、今後の生産期間が短くなることで、初夏の商品が遅れる懸念が出ています。 さらに、もしも冷夏で秋が早いとなると、おそらく秋の立ち上がりにも影響が出てくるでしょう。 アパレル業界の多くはそれこそ半年前に動くようなサイクルのため、中々直近で修正できる企業は多くないというのが実情です。 だからこそ、対応力、適応力の高い企業が生き残っていくのだと思います。

さて、少し前に拝聴した大手コンサルティングファームの方の講演(アパレル関連の内容ではありませんが)では、これまでの日本は熱帯化がトレンドであったのが、実は今年から寒冷化に切り替わっているという説があると話されていました。 もしそうであるならば、今までは夏の熱中症対策に奔走していたのが、今度は冬の寒さ、除雪対策に奔走することになるという懸念があるということを意味しています。

例えば、燃料費増加を見込んでの予算確保、凍結防止策の予算確保(凍結による破損の修繕費用の確保)、除雪に要する人員・労働時間の確保、交通機関の乱れを加味した生産計画や納期短縮努力、雪に伴う事故への事前対策・・・などなど、思い浮かべるとどんどん出てきます。

皆様の会社は、環境変化を見込んだ事前の対応ができていますか?


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