ギリシャ問題もいよいよ正念場。 本当にデフォルトしてしまうのか、、、まさかとは思いつつも、何の打開策もないまま時間だけが過ぎて いよいよ返済期限目前・・・。

経営支援をしていると、同じような状況に出くわすことがあります。

返済期限目前なのに 支払うお金はない。 メインバンクには追加融資を断られ、この瀬戸際に新規の融資先を見つけるのは困難だし、親戚・知人からももう借りられない。 こんなときどうしたら良いか、、、

最後の秘策は、「ないものはない」 と叫ぶこと(苦笑)

これでダメなら倒産・自己破産するだけ、、、それだと皆が困ることになる。 でも、追加融資なり期限延期なりをしてくれたら、この先 返済が続けられるようになって いくらかでも回収できる可能性がある。 生かすも殺すもあなた(債権者) 次第、、、さあどうしますか? (ある意味、脅迫ですよね・笑)

ただ、最後の秘策が奏功するのは、最低でも 結構な額の負債、地域・業界への影響力、再建するための強み(要素) が必要で、あとは、実現性を感じさせる再建計画、経営者の気迫、、、さらにいえば、債権者の事情、これまでの関係性、切り出すタイミング などなど、複雑な要素が絡み合って上手くいく場合もあれば上手くいかない場合もあります。

これで上手くいかなければ自己破産だし、上手くいっても多少延命するだけで結局は自己破産になるかもしれないし、稀に再建できることもあります。 それでも、こんな危ない橋を渡っていると寿命が縮みますのでね、、、経営者の皆さまは、そうならないように 先を見据えて動いていただけることを願っています。

何年か前に、こんな支援ばかりしていたな~ とギリシャ問題を見ながら思い出す今日この頃でした(苦笑)