一昨日、札幌で大変な事故が起きましたね・・・。 人通りの多い場所にあれだけ大きく重い 「袖看板」 ですから、落下=大事故 という意識が欠落していたのでしょう、、、とても残念でなりません。

しかも、事故前に別の部品が落下していたそうですが、それを知っていたにも関わらず調べず放置していたとの関係者の会見、、、「過失」 というよりは 「未必の故意」 といえるかもしれないですね・・・。 (ちなみに、事故前に落下していた別の部品は、看板を固定する金属製の支柱だったそうです・・・)

私も、歩道を歩いていた時に、後方でガガガガガーという地響きと大きな音 ・・・ 振り返ると 飲食店の外壁の一部が崩れており、近くを歩いていた通行人と 声をあげて驚いたことがあります(汗)

私は、「店舗施設」 の講義をするときに 必ず伝えていることがあります。 それは、「施設は 経年劣化(老朽化) するものだから、必ず安全性を確認する」 ということ。 特にこの数年は、大地震や豪雨・暴風など、以前よりも厳しい自然環境にさらされています。 当然、劣化スピードは速まるでしょうから、「今まで大丈夫だったから」 という安易な考え方は通用しませんよね。

事故を受けて、「看板が落下する恐れは考えたことがなかった」 ・・・ 某飲食ビル運営会社のコメントも紹介されましたが、これが本心で言ったかは別として、看板落下の危険性を意識していない人は大勢いるのが現状なのかなと思います。

「施設・設備を良好な状態に維持すること」 は経営者が負っている義務です。 (新しい施設・設備なら安心ということではありませんが) 特に長年ご商売されている方は、こうした事故がおきる前に 安全点検をしていただけることをお勧めします。