月曜日から木曜日まで、岩手県は釜石市・大槌町に行ってきました。 前回来たのは 2014年 3月初めでしたので、約 1年振りの訪問です。

釜石市内は、以前見られたような 壊れた建物や構造物もなくなり、まだまだ空き地は多いですが 建物も建つようになり、随分と復興が進んでいるように感じました。 特に、「イオンタウン釜石」 や 「ポートタウン大町」 など、中心地に商業施設ができたため、地域の住民にとって生活するための基盤が整いつつあります。

また、近くには、復興団地の建設も始まり (といっても 基礎工事に入ったばかりですが)、やっと生活再建に向けての動きが見えるようになってきたという状況です。

しかしながら、例えば 「イオンタウン釜石」 は、地域で 430人の雇用を生み出し、津波発生時の非難場所として重要な役割を担う一方で、地元商業者と競合関係を生む (被災当初からボランティア精神で地域を支えてきた事業者を廃業に追い詰める) という両面があることも忘れてはなりません。 結局は、どちらが地域に求められるのかということなのかもしれませんが、、、明るい話題の裏側にも思いを馳せていただければと思います。

そして、釜石市中心地から少し離れるとまだまだ、、、北側、大槌町方面は 廃墟や家の基礎部分だけが残る場所も多いし、広大な空き地ではやっと土盛りを始めた段階です。 復興には、まだまだ何年も掛かるのだろう と感じさせるような状況でした。

東京にいると、中々目にすることがなくなった復興関連のニュース。 もうすぐ丸 4年になりますので、被災地域の現状も映し出されるようになると思いますが、、、まだまだ復興していない地域も多いし、復興が進む明るい話題の裏側には 悲しい想いをしている人も数多くいる、、、そうした現状も知っていただければと思います。