近所に大きな畑があるのですが、外出するときは畑沿いの道を歩きつつ 日々の作物の成長や 一面緑の風景を目にすることで、癒しのひと時となっています。 しかし、いつの頃でしたか、「防犯カメラ作動中」 の看板がいくつも掲示されるようになりました。

農作物を盗る人もいるのか・・・ と ちょっとがっかり、、、そして、気が付けば 近所の公園にも同じような看板が、、、たしかに保育園の園児がお散歩にも来ている公園だし・・・ とも思いましたが、狭い地域なのだから 「あいさつ・声掛け運動」 など もっとやれることもあるのに、、、なんだか息苦しい環境になってきたなと感じています。

お店でいうと、、、万引きへの対抗策として防犯カメラを付けたり、(それでもなくならないため) 警告として 「防犯カメラ作動中」 や 「万引きは全て警察に通報します」 などの掲示をあちらこちらに貼っているお店を目にすることがあります。 ・・・普通の善良なお客様からすると、居心地は良くないですよね。

ちなみに、そうしたお店は多くの場合、万引き犯探しのためにお客様をジロジロと見るため、店員が思っている以上に感じの悪いお店になっている場合がありますが、、、万引き被害以上に、普通のお客様が寄り付かなくなることの方が懸念されてしまいます(苦笑)

例えば、お客様が入店されたときに、目を見てしっかりと挨拶・声掛けすることを徹底する(「いらっしゃいませ」 でも 「こんにちは」 でも何でも可) だけで、万引きが激減することがあります。 それは、「あなたの存在をきちんと認識しましたよ」 というメッセージを投げかけていることになるからです。 ・・・万引きしようとする人にとっては 「見られている(面が割れている)」 という意識が働きますし、普通のお客様にとっては 「一個人としてきちんと迎えられた」 という意識が働きます。

店の中で、「何かお探しのものはありますか?」 というような声掛けも同じですね。 普通のお客様にとっては、親切な店員さんだ(もしくは、選んでる最中に邪魔するなと思うこともありますが・苦笑) と感じますが、万引きしようとする人にとってはドキッとすることでしょう。

お店の運営状況にもよりますが、お金がかからずにすぐに始められる万引き防止策としてお試しいただければと思います。