今年の秋は研修の仕事が多く これで 6本目。

意欲的な受講者も多い反面 そうでない受講者も、、、受講する立場にいたときは分かりませんでしたが、教壇に立っていると細かな動きが目に入るし、空気感などでもそうした状態を感じることができます(笑)

傾向的に、何かを掴み取ろうと意欲的な受講者は メモを取っていますね。 それは、板書のような書き写すという類のものではなく、補足の説明やちょっとした一言を漏らさずにメモを取るというもの。

実は、テキストに書いていることは表面的には重要だけれど、その背景となることだったり その活用事例だったり、重要だけれどもテキストに書いていないことって多いものです (・・・むしろそっちの方が多いことも)。

そうした 「テキストに書いていない重要なこと」 をメモしている受講者を目にすると、「すごく意欲的な人だなあ」 「ポイントを分かっている人だなあ」 と 話しながら嬉しい気持ちになったりしています。 そして、そうした受講者が多いとこちらのテンションも上がってくるのでしょうか、、、「あんなこともある、こんなこともある」 と 様々なノウハウが口をついて出てきます(笑)

研修は正にライブです。 楽曲は決まっていても それをどのように奏でるかは会場の雰囲気によって違ってきますし、その場の雰囲気が良ければ(盛り上がれば) ここだけでしかやらない特別なこともしてしまうものです。

・・・そうした状態を作り出すのは、難しいことではありません。 1.パワポやテキストを真剣に見る、2.うなずく(返事をする)、3.メモをとる・・・たったこれだけ。 講師が伝えたことに対して そうしたリアクションがあるだけで、私は随分とテンションが上がりますし 多くの講師も嬉しく思うはずです。

研修という機会は平等。 でも、一方的に教えられるという姿勢で参加したのでは、得られるものは全く違ってきます。 せっかく時間を割いて参加しているのですから、講師が持っているノウハウを余すところなく持ち帰っていただければと思っています。