昨夜のニュースを見て 大変驚きました、、、まさかあの白元さんが民事再生!?

1923年に個人創業の後 1950年に法人化、1972年に白元へ改称 とのこと、、、会社形式になってから 60年以上経ちますが、その歴史に一旦幕を下ろすことになりました。 ホッカイロ、アイスノン、ノンスメル、ミセスロイド・・・などなど、お馴染みのロングセラー商品を多数生み出してきた会社でしたが 残念です、、、再生に向けて頑張っていただきたいです。

ネットでいくつかの記事を読んでいくと、数年前からその序章は始まっていたようですので、なるべくしてなったということでしょうが、、、やはりこれだけの有名企業が事実上の倒産となると、もはや今の日本に 「安定」 は存在しないということが改めて実感されます。

ですから、常に経営環境を見直し、新しい取り組みを続けていく。 これまでの延長線上に道はないと判断すれば、大きな路線変更にも果敢にチャレンジする。 ・・・このように、これまでの成功に安穏とせず、常に事業を再構築していくことが求められています。

しかしながら、頭では分かっていても、怖さや抵抗感が壁となって行く手を遮ります。

私ごとですが、、、私の事業は 大きく 4つの柱から成り立っていますが、昨年末からこの半年間、自ら 2つの柱を折りました。 我ながら随分 思い切ったことをしましたが、、、それでも、その柱は成長するどころか、既に根腐れを起こし 他の柱に影響を及ぼしそうな状態 ・・・ 補強を続けているだけでは 全ての柱が腐ってしまいます。 ただ、それは一番の柱でしたので、どうにかならないかという逡巡もありました。

一番の柱を折ることへの恐怖と、延命させることで全ての柱を腐らせることへの恐怖 ・・・ 恐怖の比較で後者が勝った (恐怖を原動力に動いた) というのが正直なところですが、、、私のような小さな事業主であっても、再構築を重ねていかないと この時代は生き残れないと思っています。

さて、企業支援をしていると、今すぐ事業の再構築に取り組まないとマズイことになりそう ・・・と感じることが珍しくありません。 再構築に取り組むには、成果が出るまでの間 持ちこたえられるだけの体力が必要ですから、、、ぜひ 機を逃さずに事業の再構築に取り組んでいただきたいと願っています。