以前、電車の中吊りでこんな広告がありました。 ・・・ 「A. ルール を守る人、 B. マナー を守る人、 どちらが大人ですか?」   (これは、JT の 「大人タバコ養成講座」 という企画で、様々な 設問が用意されています)

さて、皆さまはどちらが大人だと思いますか?

私は、断然 「B. マナーを守る人」 だと思ったのですが、JTのホームページで確認してみると、、、1000名のアンケート結果は A41.5% ・ B 58.5% でした。 私としては、「A. ルールを守る人」 と答えた人が結構いるんだ・・・ というのが正直な感想でした。

データをみると、年代が上がるほど 「A. ルールを守る人」 と答えた人が多くなっていくのが特徴的でした (Aの回答割合・・・20代-31.5%、30代-36.0%、40代-38.5%、50代-48.5%、60代53.0% / 各年代の回答者数200名)。

私は、「何をすれば良いか決められているルールよりも、自身の考えでその場に合った正解を見つけ行動しなくてはならないマナーの方が難しいため、マナーを守る人の方が大人」 と考えたのですが、、、道徳教育を厳しく受けてきた年代では、マナーを守ることは当たり前(常識) という判断も働いたのでしょうか???

さて、中小企業の支援をしていて、「会社の中が乱れている」 と感じることがあります。 これは、従業員の数が多いほど顕著に表れるのですが、私の経験の中では、ルールが守れないこと(守れない状態を放置していること) 、従業員一人ひとりの判断(マナー) に任せていること ・・・に起因することが多いと感じています。

「決められたルールを守らせること」 も 「一人ひとりがその場に合った正解を見つけて行動すること」 も 必要なのは 「教育」 です。 ルールを教え、守らせ、ルール違反した者には再度教え、時には褒め 叱り、そうした中でルールがない様々な場面でどのように考え行動していくかを学ばせていく ・・・ そうした 「教育」 が必要不可欠となります。

こうしたことをより広い範囲で捉えると 「社長の指導力」 ということになるでしょうか。 経営者の皆さま、頑張ってください!