随分前にコラムに書きましたが、、、4月9日(水)に、マイクロソフト社の Windows XP の向けのサポートが終了します。 いよいよ残り 3日となりましたが、皆さまの会社(個人も) では、OSやパソコンの切り替えは完了していますか?

パソコンは完璧に見えても、どこかに弱い部分があったり 欠陥があったりするものですが、これが悪意を持った人にとっては格好の攻撃場所。 弱い部分を突いて 情報を盗み取ったり 改ざんしたり、好きなように操作することができてしまいます。

そうしたことができないように、マイクロソフト社は 「セキュリティ更新プログラム」 を配布し、私たちのパソコンを守ってくれているのですが、Windows XP については今後そうしたプログラムが更新されなくなります。 つまり、これからも Windows XP のパソコンでインターネットに接続し続けるということは、「私のパソコンを好きに悪用してください」 と宣言しているようなものなのです。

個人的な情報を盗まれるだけならまだ良いのですが、、、取引先情報、顧客情報、開発情報、会計情報などの企業秘密などが盗まれて悪用されたらどうしますか? 消失したり書き換えられたりしたらどうしますか? パソコンに重要な情報はないので問題ないと言う人もいますが、、、取引先にウイルスを送ったり、別の場所に不正アクセスするための踏み台に使われたらどうしますか?

会社で社内LAN につないでいたら、目も当てられない事態に陥る可能性も・・・。

これだけ報道もされているのですから Windows XP 使用者の大きな過失は否めず、脆弱な環境でパソコンを使っていたことに対する責任の追及 ・・・ つまり、損害賠償を請求される可能性が高いでしょうね。 (今後、中小企業の損害賠償倒産が多発することを危惧しています)

まだまだ使えるパソコンにお金を掛けないといけないのは悔しいものがありますが、、、自分の身を守るためにも、期限までに Windows XP から切り替えていただきたいと思っています。