前回の続きです。 実は、月曜日から、岩手県釜石市 ・ 大槌町 ・ 山田町 に行っていました。

何をしていたのかといいますと、被災された企業様の元を訪れ、今の現状や今後の見通しのインタビュー、並びに、それに対する助言をしていました。

釜石市では、パッと見では 「随分と復旧が進んでいるんだな」 でしたが、「目を凝らせば そこここに津波の爪跡」 が・・・。 大槌町と山田町の被災状況の酷い場所では、「まだまだ何も手が付いていないんだな」 と、場所によって印象が異なりました。

そして、お店を見ると、お客さまで賑わうお店もあれば、全く来ないんだろうなあと思われるお店もありました。 例えば、食料品店や弁当販売店、飲食店は、毎日必要な 「食」 ですから、相応に賑わっています。 しかし、今すぐに必要でない商品を扱うお店では、まだまだ出番がこないという状況も想像できます。

前者のお店を見れば、復興は随分と進んでいる、さらにいえば、バブルが起きて大繁盛しているお店までもあります。 その一方で、そうした状況とは無縁のお店があります。 つまり、表があれば裏があるということですね。

感覚的な言い方になりますが、被災地では、復興が進んでいると思っているほど復興は進んでおらず、復興が進んでいないと思っているほど復興は進んでいないわけではない・・・という状況のように思います。

現地に行くと、のべつ幕なしの支援ではなく、必要なところに 必要なだけの、もっときめ細かい支援が必要とされているのだな・・・と感じます。