私は最近月1~2度は羽田空港を利用しています。

電車を乗り継ぎ羽田空港に着くと、地下の深い所から地上の出発ロビーまで上がっていきます。 私が搭乗する飛行機は、そこから一番遠い場所にあるため、いつも長い距離を移動しなくてはなりません。 そこで、機内持ち込み可能なサイズのカートを購入し、羽田から出張する際はいつもカートを引いて行くことにしています。

さて、手荷物検査を受け、動く歩道の上を何本も歩いて出発ゲートに向かうのですが、ここでいつも感心していることがあります。

動く歩道の終点で、カートがゴンってならないんです!!

道でも、駅でも、商業施設でも、必ずゴンとなるのに、とても不思議な柔らかいタッチなのです。 金具の長さ?角度? 詳しいことは分かりませんが、とても良い感じなのです。

同じようなことが家の近くの歩道でもあります。 ある箇所だけが、歩道の切り落とし部分と車道の段差が皆無といっていいくらい滑らかなつなぎ・・・自転車に乗っていて全く衝撃がありません。 これは配慮というより職人さんの技術力でしょうか? とても素晴らしい腕前だと思います。

段差がないということは、それだけでストレスがかからなくなります。 確実に転倒の危険が少なくなります。 お客様や従業員が歩く通路に、不要な段差はありませんか? 安全確保に徹底的にこだわれば、お客様や従業員が何を感じているのか、何を欲しているのか、もっと分かるようになるかもしれませんね。