昨日、2年近く前に支援した企業様に、再び支援に伺いました。

この企業様、前回の支援で取り組んでいた新たな商品が軌道に乗り、それ以来 増収増益・・・見事なV字回復を果たしました。 大変な御苦労が実り、喜ばしい限りです♪

これが物語ならハッピーエンドで終わるのですが、現実はさらに続きます。

この上昇がいつまで続くのか、今のビジネスモデルに問題はないのか・・・将来を見据えれば 上昇気流に乗っていても 万事OKではありません。 常に不安を抱えながらも経営を続けていかなくてはならないというのが、物語とは違う現実なのでしょう。

あまり詳しく書くと差し障りもありますので、あえて抽象的に書きます。

成功の要因は、現業と関連性の高い新たな分野の商品を開発し、新たな業界に提供することで 「経営革新」 を図ることができたところにあります。

この商品は、新たな業界にあっても新鮮に映り、店頭で注目を集めました。 しかし、この2年の間に商品の位置付けが変わってきているようです。 現在も注目は集めているのですが、現時点でこの商品はバブル的な商品 ・・・「実」がないままに売れ続けている・・・正確には、一般消費者が購入している以上に 売場だけが拡大している・・・というのが私の評価です。

ですから、上昇気流に乗っている今のうちに、どのように着地するかを考える必要があります。

「治に居て乱を忘れず」 (易経)

生々流転の世の中、平和な時であっても、乱れた時のことを考えて 準備を怠らないことが大切ですね。