平成24年度 高知県内6商工会議所 経営指導員研修
「店舗レイアウト・商品陳列」
日時/   平成24年10月9日(火)
主催/   高知商工会議所

 

今日は、商工会議所の指導員研修で 高知に来ています。 初めての高知県です♪

実は、今朝早く いつも使う路線で事故があり、しばらく復旧しなかったのだそうです。 私は、昨夜移動していたため事なきを得ましたが、もしも当日移動していたら・・・早朝のためタクシーもつかまらず、間違いなく飛行機に乗れませんでした。

何かあるといけないので、地方の研修では前夜入りするようにしているのですが、危機管理の行動が見事に活きました。

昨日見た高知城・・・縄張りが複雑で素敵です♪

 

さて、今日の研修は、「店舗レイアウト・陳列」 についてです。 基礎的な知識(理論)をもとにして 店舗レイアウトを作成する(実践) という内容で進めました。

ベースにあるのは 「店舗の6つの機能」 ・・・まずは、これらがレイアウトに適切に盛り込まれているのかどうか・・・こうした視点で問題点を挙げていきます。 特に指示はしていませんでしたが、自発的に6つのマトリクスにして検討していた班もあり、さすが経験のある指導員だなと感じました。

そして、この問題点を解決するという意味で新たなレイアウトを作成するのですが、随分と苦戦されていたようです。 いただいた一言コメントの中に 「理屈では分かっていても落とし込む難しさを痛感した」 とありましたが、皆さま正にそうだったのではないでしょうか。

実際に配置してみて理解できたと思いますが、通路を広くすれば棚が少なくなる、こちらの関連性を強くすればあちらの関連性が弱くなる・・・などなど、部分最適と全体最適のせめぎ合いというのが、レイアウト作成の本質といえるかもしれません。

今日学んだ視点を頭に入れつつ、ぜひ売れているお店(特にチェーン店)に行ってみてください。 おそらく、理屈を上手くレイアウト上に落とし込めているはずです。

何度かコラムに書いていますが、店舗レイアウトの背景には 「理論」 がなければならず、決して 「感覚的」 に行うものではありません。 ここだけ押さえていただければ、あとは経験次第です。 店舗レイアウトや陳列は、視点をもって買い物するだけで 学ぶことができる分野ですので、ぜひ日々の生活の中から 経験値を高めていただければと思います。

本日は長時間の研修、大変おつかれ様でした。 今後の支援活動に 少しでも役立つことを願っております。