この時期になると耳にすることが多くなるキーワードが 「受験」、、、遠い昔の記憶が断片的に思い出され、何となくゾワゾワした心持ちになります^^;

私は、当時、市内に普通の男子が行ける私立はなかったため 高校は県立 1校のみ受験(※男子が受験できる私立は、ビーバップハイスクールに出てくるような不良の高校のみ^^;)、 大学は お金の掛かる私立に行くほどの理由は無かったため 国立 2校のみ受験、、、共に浪人の選択肢も無かったため、それは勉強したものでした。

受験を控えた子供たち(&その親御さん) のほとんどは、「今、頑張らないでいつ頑張るのか!」 というくらいに頑張っていることと思います。

企業経営においても、そうした 「頑張りどころ」 というものがありますが、、、分かりやすいのが、資金繰りに窮している時(先々窮するのが分かった時)。 ・・・運転資金が不足すれば、当然商売が続けられなくなるため、正に生死をかけた頑張りどころなのですが、、、実は、それでも頑張らない経営者を何人も見てきています。

それは、「諦めているから頑張らない」 のではなく、そのほとんどが、資金繰りに窮するとどんなことが起きるのか理解できていない、あるいは、何とかなると思っている(今までも何とかなった経験がある)、、、つまり、「想像力の欠如」 と 「成功体験の弊害」 が根底にあると感じています。

多くの場合、こうした危機的な状況に際して、メインバンクが追加融資してくれたことで生き延びてきたのが実情ですが、、、今の時代、よほど担保余力がなければ これまでのような追加融資は期待できないため、そうした会社の向かう先は推して知るべし・・・でも、想像できないのでしょうね^^;;

想像力のある経営者、成功体験に縛られない経営者は、追加融資で生き延びた後は、次はそうした状況に陥らないよう、あるいは、次は融資を断られる可能性も考え 業績回復に必死になるのですが、、、そうした経営者はあまり多くはないのが実情ですね。

体験していなくても 想像すれば(調べれば) 分かることがほとんどです。 過去の体験が通用しないほど速いスピードで時代は変わっています。 想像力を働かせて先々を予見し、成功体験にしがみつくことなく経営していただけることを願っています。