外国人技能実習生を巡る問題 (その2)

あっという間に可決された改正入管法。 「数こそ正義」 の下では何を言っても無駄 ということと、あっという間にメディアや世間の話題に上らなくなった = 真剣に考えるべき事柄も 「一過性のブーム」 で流してしまう、、、そんな我が国の構造的な問題も垣間見られたかなと思っています^^;

さて、外国人技能実習生制度には様々な問題があることを耳にしますが、私が支援している中では こんな問題があります。

その企業では、外国人技能実習生を複数人受け入れています。 受け入れ理由は、賃金・休暇が少ない等から従業員が集まらない、端的に言えば、日本人が敬遠する仕事をやってくれる人が欲しいというものですが、、、それでも、仕事内容・賃金・休憩時間・休暇・健康保険・日本での生活(寮) ・・・等々、制度・契約に反することなく運用するとともに、社長は、母国の親御さんから預かっているとの認識で細かに面倒をみています。

そうしたこともあって、ここで身に付けた技能を活かして 母国で高収入の職に就く実習生も多いのですが、1-2年に 1名は失踪する実習生も。。。

なぜ失踪するかというと、この社長が制度に反することなく運用しているから、、、実習生の中には、母国で稼ぐための技能を身に付けるために来ているのではなく、今、日本で稼ぎたい、エージェントに稼げると言われた、就労のために来ている ・・・という者も多くいるのが実際のところです。

すると、従事させて良い時間の上限等を守られてしまうと、稼ぎに来た者からすると 「なぜ働いたらダメなのか!」 となってしまいます。 そうした中、日本には 母国の失踪者や犯罪集団のコミュニティがいくつもあるようで、声を掛けられ(自分から声を掛け) やがて失踪 ・・・となるようです。 (追跡調査で判明)

メディアでは、ブラックな企業の報道ばかりが目立っていましたが、私の支援先のようにホワイトな企業でも失踪者を出してしまう、、、完全に制度の構造的な問題ですね。

あまりに問題が山積みにされた虚構の制度であるにも関わらず、なぜかそれを土台にした改正法、、、私は、数年後には 解決困難な根深い問題として顕在化すると思っています。

(近い内に 「その3」 を投稿します)


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