2018年4-6月期の GDPが、物価変動の影響を除いた実質で前期比 0.7%増と、速報値から大幅に上方修正されたと発表されました。 これは、企業の設備投資が好調だったことによるもので、このペースで 1年続いた場合、年率換算で 3.0%増にもなると沸き立っているようですが・・・。

たしかに、設備投資は、それだけ資金(余力)がある、受注環境が良好であるとの見方もできますが、、、我慢に我慢を重ねてきた企業がいよいよ設備更新せざるを得ない状況になったとか、今年度は IT・AI投資に関する補助金が多く出ているため この機会に設備投資したとか、消費税引き上げを見据えて早めに設備更新しておこうと思ったとか、必ずしも今後の景況感にプラスになる理由だけではなかったりしますね^^;

しかも、設備投資は、全体的な景況感が回復していなければ瞬間的なもので終わってしまいますし、人手確保に困る企業が 新設備導入により少人数でも対応できるようにしよう・・・といった意味合いの設備投資も増えており、先々には先進設備導入に伴う雇用問題(失業者増加・低賃金化) につながる という懸念もありますね^^;;

・・・と考えれば、今回の GDPの上方修正が手放しで喜んで良いものか、微妙な感じがしますね^^;;;  皆さまは、GDPの大幅上方修正を どのように捉えていますか??