支援をしていて必ず頭に置いていること、、、それは、支援は必ず(割と早い段階で) 終わるということ。 ですから、支援が終わった後は、事業者が自ら考えて行動できるようになること、、、

つまり、短期的な支援成果(売上が上がった・補助金に採択された・・・等々) ではなく、支援では、その成果にたどり着くまでのプロセスを学びとってもらう=教育の意味合い が含まれていることを 私は常に意識するようにしています。

そういった観点でみると、例えば、支援をしたことで売上が上がったというだけでは不十分。 どうやったら売上が上がるのか、今までのやり方では何がいけなかったのかなど、事業者が売上を上げるためのプロセスを学びとり、自身の手でそれを再現できるようになっていなくては、良い支援とは呼べないと考えています。

こうしたことも見かけるのですが、、、小規模事業者持続化補助金の申請で、経営計画書や補助事業計画書を 専門家や支援者が作成するというケース。 専門家が作るのですから、それはそれはお見事なものが出来上がり、それを出したらめでたく採択、、、労せず 50万円(要件を満たせば 100万円) を手にすることになります。

補助金を手にするのですから、ある意味大きな成果と言えますが、、、こうした支援の仕方について、私は、”事業者が学ぶための貴重な機会を奪った” と考えています。

(つづく)