公表データが常に正しいというわけではありません。

会社を良く見せよう、信頼を維持しよう、株価を下げないようにしよう、、、そんな思惑もあって上場企業が粉飾決算をしたら、上場廃止や訴訟問題などの社会問題に発展します。 そんな大きな会社の話でなくても、粉飾決算をして融資を受けた・取引を始めた ・・・なんてことが明るみになれば、融資の引き上げや取引停止、あるいは訴訟 ・・・といった 会社を揺るがす一大事になります。

人は何かしら、膨らませて話す、ちょっと脚色して面白く話す、主観だけで話す、一部を隠して話す(嘘はついていない)  ・・・というようなことをしますが、それが許されるのは日常のコミュニケーション的な範囲でのこと。 そうした範囲を超えて脚色したり、それが行き過ぎてしまうと、一気に相手の信用を失い大問題に発展します。

さて、日本の財政健全化について、ANNより、「内閣府はこれまで財政が黒字化する前提として、将来の経済成長率を名目で 3.9%、金利を 4.3%に設定して試算してきたが、来週公表予定の新たな試算では、成長率を 0.4ポイント下げた一方で 金利は 1.1ポイントも引き下げており、借金が膨らんで見えないよう数字を設定している (ANN)」 と大きく報じられました。

法律があるわけではないので(=やりたい放題)、粉飾ということではないけれど、、、これまで、通常は 成長率と金利は連動していたはずなのに、今回に限って金利だけ大きく下げたのはなぜか?、、、ちょっと行き過ぎた脚色かな? 国民や金融市場の信頼はどうなるのかな? ・・・と不安を覚えます。

仕事で統計データを扱うことがありますし、セミナーや研修でも統計データの使い方を教えたりしていますが、、、数字には、こうした何かしらの思惑が込められていたり、前提条件が急に変えられた(明記していない) なんてこともあるので、統計データを利用する側の心構えとしては、常にそうした目で見ながら利用しなくてはならないと思っています。


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