乳製品卸売の営業さんによると、、、バターの供給状況は、顧客に発注量を少なくしてもらうよう協力を仰ぎながら、年内分はギリギリ確保できるかなというところ。 それでも、供給不足と物流費高騰の影響で、年内にはまた値上げしないといけないだろうし、年明け分は種類を変えないと供給が難しいだろうとのこと。

洋菓子店の立場では、そうしたことを売価に転嫁するのは難しいし、、、バターを使う量を微妙に減らす、商品の内容量を減らすなんてことをすると、固定客には一発でバレてしまい 顧客の流出が懸念されます。 また、バターの種類がたびたび変更されると、その都度 味や色が微妙に変わるなど、品質への影響も懸念されますね。

加えて、物流問題の影響が予想以上に大きく、営業さんが配達もしないといけなくなりそうで、、、すると、日々の注文対応をこれまでのように細やかにできなくなるため、今まで以上に材料の在庫を店に確保 = 資金繰りの負担が増すことも懸念されます。

中国や中東での急激な需要増加の影響で、フランスでも 「バター不足でクロワッサンが作れない」 との報道もありましたが、、、世界的にバター問題が深刻化していますので、まだまだ供給不足は続くとともに、その影響は日を追うごとに強まることでしょう・・・。

こうした状況では中々対策のしようもないのですが(→ 中期的に、バターを使わない商品を増やしていくことくらいでしょうか…)、、、ご留意くださいませ。

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