2018年12月の記事



社会保険の加入逃れ 防止対策・・・

2018年12月29日 土曜日

2018年3月末時点で、約 42万社が社会保険(厚生年金・健康保険等) の加入逃れをしていると推計されるなど(厚労省調査)、 未だ数多くの加入逃れがある中で 厚労省が対策に乗り出しました。

具体的には、来年度から、日本政策金融公庫 と 沖縄振興開発金融公庫が、「厚生年金等の社会保険への加入手続き」 を融資要件にするとのこと (※全ての融資ではありませんが)。

こうした動きよりも前に、例えば、東京都の助成金等では、都税の滞納がないこと(納付書の控えの提出) を応募要件としていたり、、、建設業界では、社会保険の未加入業者は、公共工事の受注で一次下請け契約ができなくなったり、入札で不利な扱いを受けたり ・・・加入逃れ撲滅の包囲網は年々狭まってきていますね^^;

こうしたことに対して、「小規模零細いじめ」 と捉えられる経営者もいると思いますが、、、まあ、加入逃れ=法律違反の状態だし、従業員を雇っている会社では 従業員が不利益を被っているわけだし・・・。

今後、全ての金融機関の融資要件として、社会保険の納付、三六協定の順守、障害者雇用の履行、税金の納付等を義務付ければ(法的に強制すれば)、中小企業や雇用にまつわる様々な問題が解消に向かうかも??

・・・あまりに問題が解決しないと そんなことにもなりかねないので、法令順守を心がけましょうね^^;;


煽ることで 逆に無関心な状態に・・・

2018年12月27日 木曜日

先週から、各局の情報番組の 「お天気コーナー」 を見ていて、ちょっと嫌な感じになっているのですが、、、それは、「寒波が来ること」 ではなくその伝え方について。

昨年の冬は、雪で車が立ち往生する・町が孤立するなど 災害ともいえるような豪雪であったため、「そうしたことが起きるかもしれない!」 と注意を呼びかけるのは良いのですが、、、なんだか徒に煽っているような。。。

確かに、日本海側の地域や山間部では、昨年の豪雪を教訓に注意に注意を重ねる必要があると思いますが、日本中が災害に見舞われるかのように (興奮気味に)煽っている番組はどうなのかな、、、しかも、それにも関わらず 食糧や燃料の備蓄の呼びかけをしない、、、じゃあ災害ってほどのものじゃないじゃん・・・と、年の瀬にテンション上げてお祭り騒ぎしているだけ? ・・・と呆れながら見ています。

実は、これがモラル・ハザードの状態だったりします。 ・・・突拍子のないことや論理性の欠いたこと を 強く繰り返し言われると、興味を持つどころか逆に無関心な状態に陥ったりします(今の私の状態^^;)

実際のところ、不安定なこの時期の天候なんて どうなるか分からないもので、、、寒気の入り方が少し変われば 影響の出る地域も変わるのだから、自分の地域が確実に安全かといえばそんなことはなく、(可能性は低くても)そうした状況になることも意識して行動することが求められますね。 ・・・今日、やっとそんな解説をする 「お天気コーナー」 を見つけました♪

会社経営においても、「このままでは倒産するかもしれない!」 と従業員の奮起を促しても(=煽っても)、残念ながら 誰もやる気を出しませんね。 「正しい情報を理路整然と伝える」 ・・・特に、危機的状況を回避するには、そうした伝え方を意識する必要があると思っています^^


”ものづくり” の面白さ。

2018年12月24日 月曜日

中小企業診断士としての仕事は、会社経営や日々の業務に関する全てのことですので、本当に様々な事案についての知見を求められるのですが、、、私は長年、企画・開発・生産の現場に従事していたこともあって、商品開発の事案は、他では感じられないような楽しさを覚えます♪

ちょうど 「下町ロケット」 が最終回を迎えましたが(といっても、新年スペシャルが本当の最終回のようです) 、あんな風に創意工夫しながら一つの製品を創り出していく過程は、身に染みて感じ入るものがあります^^

先日、商品開発の支援でこんなことをアドバイスしました。

「強度」 を高めるには、「硬度」 だけでなく 「柔軟性」 という考え方もある。 いくら硬くしても、それ以上の力を掛けると壊れてしまう ・・・だから、さらに硬度を高める方向性もあるけれど、、、硬度はそこそこにしておいて、形が崩れても復元するよう 柔軟性を高める方向性もある。

表に塗る、裏に塗る、素材を貼り合わせる前に中に塗る ・・・どこに塗るかで、強度や付加的機能が変わってくる。

このように、アプローチを変えてみると 思いもよらない成果につながるもの。 それが ちょっとした閃きやこれまでの失敗から生まれたりするので、、、だから ”ものづくり” は面白いのです♪


外国人技能実習生を巡る問題 (その2)

2018年12月20日 木曜日

あっという間に可決された改正入管法。 「数こそ正義」 の下では何を言っても無駄 ということと、あっという間にメディアや世間の話題に上らなくなった = 真剣に考えるべき事柄も 「一過性のブーム」 で流してしまう、、、そんな我が国の構造的な問題も垣間見られたかなと思っています^^;

さて、外国人技能実習生制度には様々な問題があることを耳にしますが、私が支援している中では こんな問題があります。

その企業では、外国人技能実習生を複数人受け入れています。 受け入れ理由は、賃金・休暇が少ない等から従業員が集まらない、端的に言えば、日本人が敬遠する仕事をやってくれる人が欲しいというものですが、、、それでも、仕事内容・賃金・休憩時間・休暇・健康保険・日本での生活(寮) ・・・等々、制度・契約に反することなく運用するとともに、社長は、母国の親御さんから預かっているとの認識で細かに面倒をみています。

そうしたこともあって、ここで身に付けた技能を活かして 母国で高収入の職に就く実習生も多いのですが、1-2年に 1名は失踪する実習生も。。。

なぜ失踪するかというと、この社長が制度に反することなく運用しているから、、、実習生の中には、母国で稼ぐための技能を身に付けるために来ているのではなく、今、日本で稼ぎたい、エージェントに稼げると言われた、就労のために来ている ・・・という者も多くいるのが実際のところです。

すると、従事させて良い時間の上限等を守られてしまうと、稼ぎに来た者からすると 「なぜ働いたらダメなのか!」 となってしまいます。 そうした中、日本には 母国の失踪者や犯罪集団のコミュニティがいくつもあるようで、声を掛けられ(自分から声を掛け) やがて失踪 ・・・となるようです。 (追跡調査で判明)

メディアでは、ブラックな企業の報道ばかりが目立っていましたが、私の支援先のようにホワイトな企業でも失踪者を出してしまう、、、完全に制度の構造的な問題ですね。

あまりに問題が山積みにされた虚構の制度であるにも関わらず、なぜかそれを土台にした改正法、、、私は、数年後には 解決困難な根深い問題として顕在化すると思っています。

(近い内に 「その3」 を投稿します)


時間にルーズな人・・・

2018年12月17日 月曜日

公私ともに、時間にルーズな人を見かけることがあります。 「私」 は付き合いを止めれば良いけれど 「公」 はそうもいかないので、、、迷惑を掛けられている側からすると困ったものです^^;

時間にルーズな人(繰り返す人) は、周りからどのように思われているのか分かっていない ・・・という共通点があると思っています。

遅刻したということは、約束を守らなかったということ、、、端的に言えば 「嘘つき」 ということです。 遅刻したということは、その場にいる他の人の時間を奪っているということ、、、端的に言えば 「泥棒」 ということです。 時間にルーズということは、お金にもルーズということが想起されます。

嘘つきで 泥棒で お金にルーズな人、、、このような人を あなたは信頼しますか?

・・・と 自身に問い掛けると、時間にルーズなことがどれだけ自身に悪影響を及ぼすか、理解できることでしょう。 というよりも、そう思われていると考えると、背筋がゾッ としませんか??

また、近年、時間にルーズ(繰り返す) ということは、うつ病や発達障害、認知症等の脳の病気なども疑われますので、、、例えば、取引先や銀行から、発達障害の経営者、認知症の経営者 ・・・と陰で言われているとしたらどうでしょうか。。。

時間にルーズだけど怒られたことはない とか 「そういうキャラだから」 なんて言われて許されていると思っていると、後で痛い目を見ることがありますので、、、心当たりがある方は 十分にお気を付けくださいね^^;


神宮外苑の銀杏並木2018

2018年12月13日 木曜日

毎年、テレビで見て気にはなっていながらも、タイミングが合わずに行けなかった 「神宮外苑の銀杏並木」。 東京に住むこと 25年、、、今年初めて見に行ってきました^^

神宮外苑銀杏並木2018-1 神宮外苑銀杏並木2018-2
     (2018.11.20)        (2018.12.13)

3週間振りにその後が気になって再訪すると、黄色の絨毯になっていました♪

ちなみに、今年は初夏のような暖かな日があったこともあって黄葉の時期がおかしなことになっており、周囲にはやっと黄葉が始まったような木もあります^^;


フィギュアスケートと補助金の共通点・・・

2018年12月10日 月曜日

昨夜、フィギュアスケートの紀平選手がシニアデビューの年にグランプリ優勝 ~ 私は一度も滑ったことはないのですが、フィギュアスケートのテレビ中継があるとよく見ています。 映画音楽等が解禁されてから表現方法も変わってきて、この数年は録画しておいて、ステッパーでノリノリに運動しながら見ていたりします♪

それと共に、特に、画面の左上に技の採点目安が出る中継の時の 「織田くんの演技後の解説」 が好きなのですが、どの演技のどの要素がどのように加点・減点されるのか ・・・というのを聴くのが楽しかったりしています♪

実はこの辺り、「補助金」 にも通じるところがあります。

ほとんどの補助金では、基本的に申請 1件ごとに書類や面接等の採点をしています。 その採点も、かつては何となくの印象(意気込み) や文章量が重要だった頃もあったと聞いたことがありますが、、、今はそうした曖昧なことで補助金を出しては問題になる時代ですので、基準を設けて 細かに採点(審査) するようになっています。

ですから、「このような表現で記述する」 とか 「このような計算根拠を示す」 とか、加点されるために押さえなければならない要素があったり、逆に、そうしたことをしなければ、加点されないだけでなく減点されたり、、、また、苦情があった場合は、採点根拠を示して、なぜ点数が低いのかを明確に説明できるようになっています。

よく、持続化や もの補助で 「なぜ落ちたんだ!」 と怒る事業者や指導員がいますが、、、申請書を見せてもらって、おそらくこうした採点をされたであろう(だから落ちた) と根拠を示して説明すると、全員グウの音も出なくなりますね^^;

高得点は、細かな要素での加点の積み重ね(取りこぼしのなさ) ~ フィギュアスケートも補助金も共通するところがありますね^^


個人情報保護法に違反すると・・・ (後編)

2018年12月07日 金曜日

(つづき)

「過って」 ・・・とは言うものの、事の重大性を考えれば、担当者やその上長も相応の処分を受けることでしょう。 山形市の 「個人情報保護条例」 を調べてみたところ、「2年以下の懲役又は 100万円以下の罰金に処する」 といった項目に該当すると思いますが、条例通りに適用するかどうか、、、どうなのでしょうね??

ちなみに、企業等では 「個人情報保護法」 の定めに従いますが、情報漏えい等による罰則としては、「6ヶ月以下の懲役 または 30万円以下の罰金」 の刑事罰が規定されています (※法律違反に加えて、個人情報保護委員会の改善命令にも違反した場合に適用されます)。

そして、漏えいした個人情報の本人から、損害賠償の民事訴訟を受ける可能性があります。

前述の山形市の場合、内容が内容ですから、1人 1万円とすると 1億円。 加えて、詐欺や事件に巻き込まれることを恐れて 引っ越しや電話番号の変更をした場合の費用なんかも請求されると、、、いずれにしても、全て税金からの支払いになりますが、ふるさと納税で集めたお金から支払うことになるのでしょうかね^^;;

こうした事件を教訓に、ポイントカード登録時の情報や配送時の連絡先等、顧客の個人情報を 1件でも持っている事業者の皆さまは、情報の取り扱いには十分に注意し、間違っても流出・漏えいすることなどないよう管理されてくださいね^^

(おわり)


個人情報保護法に違反すると・・・ (前編)

2018年12月06日 木曜日

「個人情報が流出した!」 といったニュースがたまに流れますが、、、パソコンやインターネットが日常的に使われるこの時代、何をしても基本的に流出するよね・・・と、達観なのか諦めなのか、そういった冷めた気持ちで見てしまいます^^;

今日もまたそんなニュースが、、、でも、これにはちょっと驚きました。

なんと、「山形市が、ふるさと納税で寄付した個人情報 約 1万人分を、過って市のホームページに掲載し一時的に情報を漏えいした」 とのこと。

しかも、情報漏えいした寄付者のデータというのが、「氏名・住所・電話番号・寄付金額・性別・生年月日」 等の入力必須データ 12項目と、「出身地・ふるさと納税の動機や回数・応援メッセージ」 等の任意入力データ 25項目の 計 37項目とのこと。

さらに、漏えい期間は、11月28日14時 から 12月5日19時 まで ・・・ 結構な長い期間、個人情報を掲載していたようですね^^;;

想像してみてください、、、自分の氏名や生年月日だけでなく、電話番号や住所という居場所が特定できる情報もセットで世界中にさらされたのです。。。 人によっては、即、引っ越しを考えた方が良い と思うくらい恐ろしい状況です><

(つづく)


外国人技能実習生を巡る問題 (その1)

2018年12月05日 水曜日

大手衣料品チェーン 「しまむら」 が、下請けの縫製工場で 外国人技能実習生が違法に働かされていたことを受け、全ての取引企業に対し、技能実習生への人権侵害が無いよう求める通知を出す ・・・とのこと。 以前、ワコールでもこうした通知を出して話題になりましたが、昨今の国会審議なども受けて、ますますこうした動きは強まることでしょう。

ところで、この下請け企業、「最低賃金以下で長時間労働させていた」 とのことで、7月に、企業名や現地の様子がニュースで流れましたが、今回の動きで 再びそうした映像や実名が流れるとは、、、現在改善されているのなら ちょっと可哀想な気もしますが、「悪いことをすると いつまでも付いて回る!」 ということは、他人事と思わずに学んでおきたいところですね。

一連の報道を見ていると、なんとなく、この縫製工場は悪 ・ 「しまむら」 は善 ・・・といった印象を受けるのですが、そうとも言い切れないような。。。  もちろん、この縫製工場を擁護する気は 1ミリも無いのですが、そうするに至った背景を考えると、、、端的に言えば、「しまむら」 は適正な工賃を払っているのだろうか? というところが出発点のように感じます。

値下げ要求 ⇒ 低賃金で働かせることで対応 ⇒ 更なる値下げ要求 ⇒ 更なる低賃金にするために外国人を雇用 ⇒ 更なる値下げ要求 ⇒ 違法行為で対応 ・・・今どの段階かはそれぞれありますが、工場だけでなく飲食・サービス業も含めて、労働集約型の産業は、多かれ少なかれ こうした流れに陥っているのが実情だと感じています。

違法行為は絶対にしてはいけないので、そこを厳しくするのは良いのですが、、、それと同時に、「発注者が適正価格で発注しているのか?」 ということにも切り込んでいかなければ、ただ廃業が増えるだけとなってしまうことを危惧しています。

(近い内に 「その2」 を投稿します)