2016年2月の記事



出版不況ひたひたと・・・

2016年2月26日 金曜日

皆さまは 本を読んでいますか? もう少し踏み込んで言うと、書店で本(中古以外の本) を買って読んでいますか??

おそらく多くの人が本を読まなくなり、たとえ本を読んでいても、図書館で借りていたり、中古本を買っていたり、A社等のネット販売会社で買っていたり、、、そうした人が増えることで、書店の経営は 既に成り立たないような世の中になっています。

そして、消費者に最終的に提供する書店の多くで経営が成り立っていないということは、取次も製本も印刷も出版も厳しい状態、、、つまり、本に関わる全ての業種が八方塞がりの状態に陥っているといえます。

「最近行ってないけど あそこは大丈夫かな」 ・・・ 高田馬場駅のホームから某書店の看板が目に入り、フトそんなことを考えていたのですが、、、その 5日後に自己破産申請(負債額約 20億円) との報が。 ・・・悲しいかな 虫の知らせだったようですね。

かれこれ 8-9年ほど 本に関わる業種の支援に携わっており、業界を取り巻く厳しい経営環境は一般人以上に理解していますので、「今までよく頑張ったな」 というのが正直なところです。

それでは、こうした厳しい経営環境を乗り切るには? ・・・乗り切る方法がないわけではないのですが、多くの人がそうしたことに取り組まない(取り組もうとしない)、もしくは、既に手遅れの企業も多い というのがこの業界の特徴なのかなとも思っています。

なので、残念ながら 業界不況はまだまだ続くことでしょう。 そして、まだ間に合う企業の経営者の皆さまは、手遅れになる前に気付いていただけることを願っています。


訳を教えてください、、、

2016年2月24日 水曜日

小売店などでは、「訳あり」 と銘打ってお得感を訴求する手法が一般的になっていますが、、、皆さまは、なぜ安いのかなど POP等でその訳を掲示(説明) していますよね?

・・・規格よりもサイズが少し小さいため、外箱が潰れてしまったため、返品未使用品のため、発注ミスで大量に在庫を抱えてしまったため 等々、、、理由が分かるとお客様は安心して購入することができます。

しかしながら、「訳あり」 としか掲示されていない商品が店頭に、、、

お得な感じに惹かれて手にしたものの、この商品にどのような訳があるのか想像できず、食品ということも災いして 昨今の廃棄問題も頭をよぎったり、、、その結果、閉店近くになっても 「訳ありの和菓子」 の山が虚しく残っているのでした(苦笑)

訳を知らせてこそ効果がある 「訳あり品」、、、お客様に分かりやすく伝えましょうね。


床屋のねこ。

2016年2月22日 月曜日

今日は何度 「猫の日」 というキーワードを聞いたことでしょう、、、ということで、床屋の軒先で寒そうにしている猫でした。

床屋の猫


支援を受ける側の負担を考える・・・

2016年2月19日 金曜日

天気予報に花粉情報が出るようになりました、、、花粉症の方にはツライ季節がやってきましたね^^;;

実は、私は 1-2年に 1度、アレルギー性鼻炎のレーザー治療を受けています。

多くの病院では、初診は状態確認、投薬して経過確認後レーザー治療の予約(長い順番待ち)、別日に レーザー治療をし、予後の確認を経て問題なければ治療は完了、、、左右合わせて 4-6回の通院が必要になります(期間は 2-3ヶ月)。 しかしながら、私の行く病院では、初診で即レーザー治療を行うため(予約も不要)、左右合わせて 2-3回の通院で治療は完了となります(期間は 3週間)。 (・・・慣れた患者は最短 1回の通院で完了)

初めは前者の病院に行ったのですが、通院があまりに大変だったため、翌年は探しに探して 後者の病院を見つけたのでした。

病院の立場からすると、安全に確実にというのは分かりますが、患者の立場からすると、通院回数や治療に要する期間を考えると 断念せざるを得ないというのが正直なところ、、、後者の病院では、そうした患者の状況を慮って 今のような治療スタイルにしているそうです (・・・当然それを可能にするための高い技術やノウハウが必要になります)。

さて、数年前に支援機関の担当者がよく言っていたこと、、、「今日は状況を聞かせていただき、後日専門家から提案という形を取らせていただきますので~」 ・・・ そうした言葉を聞く度に 「なんて悠長な」 と思っていたものですが (今でも稀にそう言う人がいます・苦笑)、、、経営者は、こうした支援時間を確保するために仕事の手を止めなければなりませんので、たとえ無料支援であっても負担は大きいのですよね・・・。

ですから、私は後者の病院のように、初回訪問で、現状の確認 ⇒ 問題の特定 ⇒ 解決策の協議と提示 までを行うことで、1回(2-3時間) の支援で完了となるスタイルで支援を行っています。

私は、支援を受ける側(患者・経営者) の負担が最小限になる努力をするのも、支援者(医師・中小企業診断士) の役割だと思っています。 少なからずそうした支援者はいますので、支援を受ける側も、そうした支援者が近くにいないか 頑張って探していただければと思います。


危機意識ありますか?

2016年2月15日 月曜日

ああなりたい、こうなりたいと未来を思い描く 「正の力」、、、実際のところ そうならなくても影響は少ないため、改善の取り組みが立ち消えになることが多かったりします。 一方で、このままではマズイ、何とかしなければ と危機感に根差した 「負の力」、、、生死が掛かっているため、まずもって立ち消えになることがありません。

そうした視点で考えると、改善に取り組むには 「負の力」 の方が向いているように思っています。

さて、今の経済状況や構造変化を考えれば、経営者のほとんどが危機意識を高めていてもおかしくないはずですが、意外に危機意識の乏しい経営者に会うことがあります。 危機意識を持つには、現状を正しく把握できる力、将来を予見できる力が必要ですが、危機意識の乏しい人は そうした力が弱いのでしょう、、、その言動からは、「そんな面倒な取り組みをしなくてもなんとかなる」 と思っているように感じ取れます。

これからの時代、残念ながら そうそう乗り切れるものではありません、、、今は、正しく危機意識を持ち、改善のための行動をし続けた人だけが乗り切れる時代に入っていると感じています。


衰退する業界にあって・・・

2016年2月14日 日曜日

支援をしていて、内心ため息が出てしまうことがあります。 それは、業界全体が衰退しているにも関わらず、業界内の成功事例を求められることです。

例えば、1980年代に音楽媒体としてCD(コンパクトディスク) が登場してから、レコード製造業は急激に衰退していきました。 そうした中で、同業のレコード工場がどのような取り組みをしているのか ・・・と成功事例を期待する人はいるでしょうか?

そう聞かれると、多くの人が 「期待しても有益な情報はない」 と思うことでしょう。

なぜなら、大きな環境変化の中で、レコードが求められなくなっているのを知っているから。 そして、それを反映して、国内レコード製造業は 1社のみとなりましたが、、、成功事例というなら この企業か、業種業態転換を果たして生き残った企業になるでしょうか。 ・・・いずれにしても、ちょっと聞いただけで 取り入れられるような事例ではないでしょうね。

それにも関わらず、衰退する業界内の成功事例を求めるというのは、、、厳しい言い方になりますが、大よそ自身の業界が置かれている状況を理解できていないか、あるいは理解したくない(=目を背けている) のでしょう。

業界全体が衰退している中で まずやっていただきたいことは、他社に目を向けるのではなく、自身や自身の業界が置かれている状況を冷静に判断すること(=厳しい状況であることを正しく理解すること) です。 ・・・全てはそこから始まると思っています。

目を向けるべき方向を誤ると、いたずらに時間を浪費して、さらに厳しい状態に追い込まれるだけですので、、、ご留意を。


築地市場の視察 (最後?)

2016年2月12日 金曜日

2016年 11月、築地市場(場内) が豊洲へ移転します。 随分先の話、というか、本当に移転するのか? などと言われていた時期もありましたが、、、あれよあれよという内に、もう今年の話になってしまいました。

そんなに頻繁に行く場所でもないので、今の形の築地にはもう行く機会がないかも と思い、W先生と共に最後(?) の築地市場視察へ。

築地2016-1 築地2016-2
(沢山写真を撮りましたが、沢山人が映っていて修整が大変なので 2枚だけ)

まず感じたのは、以前来たときよりも 際立って外国の人が目に入りました、、、国籍は、アジア系だけでなく、欧米系の人も。 そうした観光客の増加を受けてなのでしょう、場外に飲食店(海鮮系) が随分と増えていましたし、改装したお店も多く目に入りました。 また、メニューの外国語表記は当たり前だし、おばちゃんが 「サンキュー」 とカタコトでも英語で話しているし、食べ歩きができる商品も増えていました。 皆さん、インバウンドの機会を逃さないように頑張っていますね。

しかしながら、行列をさばくための誘導については 何の工夫もされていないというのが正直なところ。 観光客の混乱や往来の事故にもつながるため もう少し気を配ってもよさそうなものですが、、、この辺りは 商店会(組合) などで話し合われていないのだろうなと感じました。

それと、働いている方にとって 観光客が迷惑な存在となっているのは否定しませんが、完全無視で轢き殺すかのような運転はどうなのでしょうかね? とも思いました。 なんとなくですが、年配の方は声を掛けたり注意しながら運転していますが、若い兄ちゃんなどは露骨に邪魔者扱いしているように感じました。 実際問題、観光客というインバウンドがなければ 築地といえども商売は難しいですからね、、、長い月日の後に因果応報とならないことを願っています。

場外には新しい施設ができますし、商店の多くもそのまま残るのでしょうから、今までのような観光地の位置付けとしてはこれからも期待されると思いますが、、、いずれにしても ソフト面の充実が今後の課題になるのでしょうね。


佃煮屋のねこ。

2016年2月12日 金曜日

佃煮屋の猫
(写真をクリックすると拡大します)

久しぶりに 一眼レフを手に下町散歩。
江戸時代から続く佃煮屋のねこ、、、ジーっと見つめる視線の先にあるものは??


強気の値上げ。

2016年2月09日 火曜日

TDRの入園料が 平成28年4月1日より値上げされるとの報がありました。 大人(18歳以上) の 1日券が 7400円ですか! 最近、連続で値上げしていたようですが、私の記憶にあるのは 5500円、、、随分と高くなりましたね・・・。

来場者が多過ぎてサービスが劣化・不満続出との噂も聞こえてきますので、料金でふるいに掛ければ混雑緩和につながりますし 消費税増税もありますから、値上げはこれからも続くのかな??

庶民に手の届かない夢の国というのも 何だか寂しい気もしますが、、、値上げしても需要が減らないというのは やはり何物にも代えがたい価値がそこにあるからですね。

皆さまの会社では、強気の値上げをするためには 何が必要だと思いますか?


一線を越える前に・・・

2016年2月07日 日曜日

中小企業支援(小規模事業者支援) をしていて感じること。 ここまでならまだ手が打てるけど、そこを過ぎたらもう手が打てなくなるという一線があるということ。

支援当初はいくつも選択肢があったのに、取り組まないまま時間が経過すると 徐々に選択肢がなくなっていきます。 そうした状態がさらに進んで 「ある一線」 を越えると、選択肢はなくなり 今までやっていたことをやり続けるしかなくなります。

そして、ほとんどの場合、それをやり続けても経営が上向くことはなく、やらなければその時点で終わりという非常に厳しい現実を突きつけられることになります。

その時に後悔しても、その時にいくらやる気になっても時すでに遅し、、、そうした事業者を何人見てきたことでしょうか・・・。 一線を越える前に、まだ選択肢があるうちに、、、早く気付いていただきたいと切に願っています。