2014年10月の記事



アンケート調査の功罪・・・

2014年10月30日 木曜日

某機関の診断実習(研修) では 「アンケート調査」 が必須となることが多いですが、これはあくまでも研修での話、、、支援の現場ではどうなのでしょうか?

まず、アンケート調査を行うことで、お客様や来街者などに直接意見を聴くことができますので、とても有益な調査となることは間違いありません。 人を手配するとお金が掛かる、自分たちでやるには手間も掛かるしノウハウもない、、、多くの中小企業では、アンケート調査する機会がありませんので、お客様の声を聴いて届けることはとても良い機会となります。

しかしその一方で、アンケート調査のデメリットも押さえていただきたいと思います。

アンケートに協力していただいたお客様の中には、「伝えたのだから改善されて然るべき」 と考える方が多くいらっしゃいます。 自分が答える側ならどうでしょうか? むしろ、そう考えるのが当然かもしれません。 しかし、事業者側からすると、すぐに改善しなければと思って取り組むこともあれば、物理的に不可能なことや個人的な主張をされている意見も数多くあることから、多くの意見には対応しない・できないということになってしまいます。

これが、お客様の怒りを買ってしまうことがあるのです。

支援の仕方としては、アンケート調査をして、諸々の判断により 寄せられた意見を取捨選択し 改善提案につなげますが、捨てられた意見を伝えたお客様はどう思うでしょうか? 改善提案につながった意見であっても 事業者が改善しなかったら、その意見を伝えたお客様はどう思うでしょうか??

改善につながらない意見は聴いても無駄・・・で終われば良いのですが、多くの場合はお客様の怒りや不満につながっていきます。 ですから、「アンケート調査」 をするにあたっては、事業者の取組姿勢や覚悟を問う必要があるのです。

支援の中で 「アンケート調査」 をしようかと考えたときには、一度そうしたことも考えていただければと思っています。


現場主義の弊害③

2014年10月24日 金曜日

もう何年か前に①②を載せていたようですので、今回は③となります(笑)

現場支援をしている中で感じることは、問題の多くは、経営環境の変化に適応できていないこと、計画的に物事を考えていないこと(進めていないこと) 、経営改善に必要な知識を得ていないこと(勉強していない・新しい知識を得ていない) ・・・にあるように感じています。

そして、その原因となっているのは、多くの場合、一に現場、二に現場、三四がなくて 五に現場というくらいに偏った現場主義 にあるように思っています。

もちろん現場は大事。 現場を見ずに物事を考えても、おそらく机上の空論に終わるでしょう。 ですから、現場は絶対的に大事なもの、、、しかしながら、現場に偏り過ぎると、周囲が見えなくなり 独りよがりになってしまうのもまた事実。

偏った現場主義は 残念ながら、周囲で何が起きているか見ることのできない視野狭窄、今しか考えられない刹那主義、時系列でどのようなことが起きるのか予測できない予見力の欠落に直結します。

現場に偏り過ぎることで、、、経営環境の変化を感じることができず、その変化が当社にどのような影響を与えるのか予見することもできず、また、今しか考えることができないため 計画を立てて行動することもなく、現場を離れて新たな有用な知識を得ることもしない。 それで、経営が良くなるのか?? おそらくほとんどの人は NOと言うでしょう。

頑張っているけれど成果が出ないという方にとっては、現場から少し距離を置くことが特効薬になるのかもしれません。


緩やかな回復??

2014年10月21日 火曜日

日銀や政府の発表を聞いて、「回復してるんだー(笑)」 というのが正直な感想。

外需関連は海外で需要があるのだろうということで(見えていないことが多いので) 納得しておくとして、内需関連で伸びている会社ってどういう業種なのでしょうか??? 良さそうな業種が想像できない・・・。

そうそう、私のような中小企業診断士の仕事は、景気の悪い時にも相応に仕事は入りますが、某省庁系列の仕事は今年度から軒並み報酬単価がダウン。 昨年度と同じ仕事量なら 確実に年収が下がります・・・(苦笑)

それでいて、復興税や消費税など支出は確実に増えていますから、、、家計はディフェンシブモード全開です。

それでも、私などは比較的自由な生活ができているのでまだ良いですが、育児、介護、ローン返済、就職難などを抱えた状態だと、、、

緩やかに回復している人はどこにいるのでしょうかー、教えてください!(笑)


経験が邪魔をする・・・

2014年10月19日 日曜日

私は、中小企業診断士として仕事をして 早 10年目。 いつの頃からか、支援の際に心がけていることがあります。 それは、過去の支援経験に照らし合わせて(・・・それのみで) 判断しないこと。 ・・・経験を重ねていくほどに、引き出し(支援経験) は増えていきます。 そうした過去の経験に当てはめることで判断スピードは速まり、一見正しく思えるような答えを導き出せるようだけど、、、これは物凄く危険なこと。

たとえ同じ企業であっても、時期が違えば 支援は全く別モノです。 その時々で企業を取り巻く環境は変わるし、1つ条件が変わっただけでも 事実の捉え方は変わってくるもの。 すると、問題の捉え方は変わるし、問題が変われば課題も変わる。 たとえ同じ課題となっても 取り組む優先順位は違うもの。 ・・・企業支援はナマ物・生き物で、表面的には同じように見えても 中身は全くの別物といえます。 

それにも関わらず、同じような企業の支援経験を表面的に当てはめ、さもそれが正解のような提言をする ・・・ そのような支援の仕方は、危険な、もっといえば、随分とおこがましい支援の仕方だなと思っています。

先月から あちらこちらに出張して研修をしていますが、演習の取り組み姿勢を見ると 傾向が見えてきます。 支援経験が相応にあり、かつ、その経験に自信を持っている者ほど、過去の支援経験から導いた答えを当てはめ、決め打ちの提案をします。 一見正しい提案のようだけど、事例企業にとって最適なものとはいえず、また、事実の把握も甘いことから提案も漠然としたものとなり、事業者が聴いてもやらないだろうというのが正直な評価。

一方で、支援経験の浅い者や支援経験が長くとも謙虚な者は、事例企業と正面から向き合い、学んだ支援手順や手法を丁寧に用いることで 多面的で数多くの解決策を導き出し、かつ、その中から優先順位をつけて提案します。 なぜそれに取り組まなければならないか納得感があり、多様な提案の中から事業者の現状を十分に考えて取り組みやすいものを伝えることができるため、事業者が聴けばやってみようと思うだろうというのが率直な感想。

こうした研修の様子を通して、きっと前者のような支援が多く 後者のような支援が少ない現状が、支援成果に直結している(・・・あまり支援になっていない) のだろうと実感します。 支援のための技術はいくらでも教えられますが、事業者と向き合う姿勢(心) についてはどうにも ・・・ そこが中小企業・小規模事業者支援の限界点なのかと思いながらも、1人でも多くの支援者が、過去の経験に目を向けるのではなく、目の前の事業者と正面から向き合う支援をしていただけることを願っています。


なるようになる・・・

2014年10月15日 水曜日

【なるようになる】 色々と気を揉んだり焦ったりしなくても 物事はうまい具合に進行する。 流れに任せてしまえばよい。 ・・・というような意味合いで用いられる。 「ケセラセラ」ともいう。 (実用日本語表現辞典より)

私のキライな言葉です(笑)

例えば、私が深く入り込んで支援しているアパレル業界と書籍・出版業界。 正に不況業種ともいうべき業界にあって 「なるようになる」 としてしまったら、、、おそらく目も当てられない状況に陥るでしょう。

真っ暗闇の中でも、考えに考え 必死にもがきながらも光を探す ・・・ 「なるようになる」 と思った瞬間に闇の中に取り残されるぞ! ・・・久しぶりに血圧が急上昇した昨日の支援でした。


世にも奇妙な・・・

2014年10月13日 月曜日

仕事のため、日暮里駅から京成線に乗って町屋駅へ。

ん? 2駅で着くはずが、電車は町屋駅を通過?? どうやら 「特急」 に乗ってしまったようです。 ・・・次の停車駅は 7駅先の青砥駅。 うーん、、、「特急」 の表示はなかったはずだけど・・・。

早めに来ていたので、仕事の時間には何とか間に合いそう。 青砥駅では慎重に、駅員さんに聞き、さらに電光掲示板とネットの乗り換え案内の時間も確認してから電車に乗車(・・・ほっと一安心)。

電車に乗ること 数分、、、どうも様子がおかしい。 スピードが速すぎる?? ・・・案の定、途中駅は通過。 どうやら、これもまた 「特急」 のようで、次の停車駅は出発地の日暮里駅(・・・そんなバカな)。

今度は、駅員さんに聞き、掲示板も、ネットの乗り換え案内の時間も、アナウンスも、電車の表示も、あらゆる確認をしてから乗車。 三度目の正直で町屋駅に辿り着きましたが、、、5分で行けるはずが 35分もかかってしまいました(汗)

東京では時おり不思議なことが起こります、、、いやいや、東京の電車は乗り換えが複雑だったり、電車の種類によって停まる駅が違ったり、20年以上東京に住んでいる私でも 時にこんなことになってしまいます(苦笑)

出張などで東京にいらっしゃる場合には、下調べを入念にどうぞ^^;;


金沢カレー

2014年10月09日 木曜日

昨日は、商工会・商工会議所の指導員研修の仕事で金沢に行っていました。 ちょうど 4年前に仕事で来て以来、2度目の金沢です。

心なしか 以前よりも人通り・車通りも多く、活気があるように感じましたが、新幹線開業を間近に控え盛り上がってきているのでしょうか。 なんとなく、東北新幹線開業前の盛岡や八戸のような活気を感じました~これからもっと人も増えてますます活気づきますね!

さて、金沢はお米も魚介もお酒も美味しいですが、私のお目当ては 「金沢カレー」 ・・・4年前に食べた味が忘れられず、仕事の場所が金沢と聞いてすぐにカレーを思い浮かべてしまいました(笑)

石川県内から集まってくれた商工会・商工会議所の指導員さんたちは、皆さんとても熱心に受講してくださったので(昨日のコラムのような状態)、研修終了後はウキウキしながらカレーのお店へ ~ 心もお腹も満腹の夜でした♪

金沢カレーとは、ステンレスの皿に盛り付けた白いライスに、濃厚でドロっとしたルーをライスが見えなくなるように全体にかけて、ルーの上にはカツを載せ、その上にはソースがかかっていて、付け合わせにキャベツの千切りが載っていて、フォークまたは先割れスプーンで食べる 金沢で古くから提供されているカレーだそうです 。 (Wikipediaより)

東京や東北ではちょっとない味で、私は大好きです♪ 食べたことがないカレー好きの方は、ぜひ金沢までいらして食べてみてください♪♪


研修を受けるコツ・・・

2014年10月07日 火曜日

今年の秋は研修の仕事が多く これで 6本目。

意欲的な受講者も多い反面 そうでない受講者も、、、受講する立場にいたときは分かりませんでしたが、教壇に立っていると細かな動きが目に入るし、空気感などでもそうした状態を感じることができます(笑)

傾向的に、何かを掴み取ろうと意欲的な受講者は メモを取っていますね。 それは、板書のような書き写すという類のものではなく、補足の説明やちょっとした一言を漏らさずにメモを取るというもの。

実は、テキストに書いていることは表面的には重要だけれど、その背景となることだったり その活用事例だったり、重要だけれどもテキストに書いていないことって多いものです (・・・むしろそっちの方が多いことも)。

そうした 「テキストに書いていない重要なこと」 をメモしている受講者を目にすると、「すごく意欲的な人だなあ」 「ポイントを分かっている人だなあ」 と 話しながら嬉しい気持ちになったりしています。 そして、そうした受講者が多いとこちらのテンションも上がってくるのでしょうか、、、「あんなこともある、こんなこともある」 と 様々なノウハウが口をついて出てきます(笑)

研修は正にライブです。 楽曲は決まっていても それをどのように奏でるかは会場の雰囲気によって違ってきますし、その場の雰囲気が良ければ(盛り上がれば) ここだけでしかやらない特別なこともしてしまうものです。

・・・そうした状態を作り出すのは、難しいことではありません。 1.パワポやテキストを真剣に見る、2.うなずく(返事をする)、3.メモをとる・・・たったこれだけ。 講師が伝えたことに対して そうしたリアクションがあるだけで、私は随分とテンションが上がりますし 多くの講師も嬉しく思うはずです。

研修という機会は平等。 でも、一方的に教えられるという姿勢で参加したのでは、得られるものは全く違ってきます。 せっかく時間を割いて参加しているのですから、講師が持っているノウハウを余すところなく持ち帰っていただければと思っています。


知らない=興味がない?

2014年10月06日 月曜日

今朝は通勤時間に台風の影響が出てしまい、移動予定の方は大変お気の毒な一日でした。 普段の通勤・通学ならばまだ良いですが、大事な商談があったり、出張や旅行など 特別な予定がある場合には、もう何とも言えない気持ちになります・・・。

さて、朝からテレビで台風情報をチェックしていると、「台風だと知らずに家を出て、空港で飛行機が欠航だと知った」 と笑って答えている若者がいました。 ・・・これを見て思い浮かんだのが、飲食店の厨房で不適切な行為をして得意気にツイッターなどに写真をアップする 「バイトテロ」 に対するコメント。

これだけニュースに取り上げられ、単なるイタズラでは済まされない状況になっているのに、未だになくならないのはなぜか? という疑問に対して、そのようなことをする若者はニュースに興味がなく、「イタズラでは済まされない状況になっている」 ということが分かっていないから と答えていました。 ・・・思わず納得してしまいました(笑)

テレビもラジオもインターネットも、これだけ台風情報を出しているのに、普段からそうしたニュースに興味を持っていないと 「知らない」 ということになるのか、、、納得とともにちょっと不安をおぼえた嵐の朝でした。。。

皆さまの会社では、業界の常識というようなことでも、「知らない」 と答える若手社員はいませんか?


じぇじぇじぇのまちの今・・・

2014年10月05日 日曜日

昨日まで、復興支援で 岩手県久慈市に行っていました。

ネットがつながるかと思いきや、、、私の契約している WiFi は完全に圏外、ホテルはネット利用できるはずが 一瞬つながった後は不通 ~ まだ復興途上なので仕方ないですね。 ・・・ということで、約 1週間ぶりの投稿です。

久慈といえば 「あまちゃん (NHKにて2013年4月1日~9月28日まで放送)」 で一躍有名になりましたが、放送終了してからもう 1年も経つんですねー。

久慈駅前では、あまちゃんファンにはランドマーク的存在の 「駅前デパート (北三陸市観光協会入居のビル)」 が出迎えてくれて 一気にテンションが上がります♪

平日ですが、観光客らしき人がチラホラと街歩きをしていました。 昭和のレトロな街並みも魅力的な久慈は、カメラ片手に散策するのもオススメですよ。 ぜひいらしてください~♪♪