2014年5月の記事



事業の再構築・・・

2014年5月30日 金曜日

昨夜のニュースを見て 大変驚きました、、、まさかあの白元さんが民事再生!?

1923年に個人創業の後 1950年に法人化、1972年に白元へ改称 とのこと、、、会社形式になってから 60年以上経ちますが、その歴史に一旦幕を下ろすことになりました。 ホッカイロ、アイスノン、ノンスメル、ミセスロイド・・・などなど、お馴染みのロングセラー商品を多数生み出してきた会社でしたが 残念です、、、再生に向けて頑張っていただきたいです。

ネットでいくつかの記事を読んでいくと、数年前からその序章は始まっていたようですので、なるべくしてなったということでしょうが、、、やはりこれだけの有名企業が事実上の倒産となると、もはや今の日本に 「安定」 は存在しないということが改めて実感されます。

ですから、常に経営環境を見直し、新しい取り組みを続けていく。 これまでの延長線上に道はないと判断すれば、大きな路線変更にも果敢にチャレンジする。 ・・・このように、これまでの成功に安穏とせず、常に事業を再構築していくことが求められています。

しかしながら、頭では分かっていても、怖さや抵抗感が壁となって行く手を遮ります。

私ごとですが、、、私の事業は 大きく 4つの柱から成り立っていますが、昨年末からこの半年間、自ら 2つの柱を折りました。 我ながら随分 思い切ったことをしましたが、、、それでも、その柱は成長するどころか、既に根腐れを起こし 他の柱に影響を及ぼしそうな状態 ・・・ 補強を続けているだけでは 全ての柱が腐ってしまいます。 ただ、それは一番の柱でしたので、どうにかならないかという逡巡もありました。

一番の柱を折ることへの恐怖と、延命させることで全ての柱を腐らせることへの恐怖 ・・・ 恐怖の比較で後者が勝った (恐怖を原動力に動いた) というのが正直なところですが、、、私のような小さな事業主であっても、再構築を重ねていかないと この時代は生き残れないと思っています。

さて、企業支援をしていると、今すぐ事業の再構築に取り組まないとマズイことになりそう ・・・と感じることが珍しくありません。 再構築に取り組むには、成果が出るまでの間 持ちこたえられるだけの体力が必要ですから、、、ぜひ 機を逃さずに事業の再構築に取り組んでいただきたいと願っています。


衣料品事業 再建なるか???

2014年5月27日 火曜日

最近、アパレル関連の会社 や クリーニング店 の相談が多く入っているので、今日もアパレル業界の話題にしたいと思います。

先日、某流通大手企業が、衣料品事業(PB) の再建のために 「高付加価値品」 を拡充するとの記事を読みました。 これまでの海外縫製の商品から 国内縫製の商品(生地はこれまで同様に海外生産) に切り替えていくことで、100億円規模の売上を目指すというもの。

市場が縮小する中、低価格勝負では疲弊するため、「高付加価値商品」 を拡充するという 大きな方向性(戦略) は良いと思いますが、、、問題はその手段(戦術)。

「海外で縫製する場合に比べて割高になるものの、上質を求める消費者に受け入れられる」 との判断のようですが、、、実際のところ、今や 中国・東南アジア と 日本とでは、品質にはそこまでの差はありません・・・。

もちろん、職人による手縫いなど、まだまだ日本が優位に立つ部分はありますが、それはラグジュアリーブランドで通用する話。 ある程度の値ごろ感が求められる コモディティブランドの中で、「縫製」 でどのような違いを出すのでしょうか? 生地やパターンなら違いを出せると思いますが、、、もしや、ラグジュアリー企画を立ち上げるのでしょうか??

「ユニクロなどに流れた消費者を奪い返す」 とのことですが、、、ユニクロ商品の付加価値は 「生地」、某流通大手商品の付加価値は 「縫製」 ・・・ 生地 vs 縫製 ・・・どちらに軍配が上がるのか!? これからの動きに目が離せません!


シーズン先取り~♪

2014年5月24日 土曜日

週末は、山形に出張でした。 山形駅で降りると 何やら初めて見る車両が、、、新幹線ホームだから山形新幹線?? 行き先は 「東京」 ということは もしや新型!?

ネットで検索してみると、先月より投入された新型車両とのこと!!

デザインは、山形市出身の工業デザイナー 奥山清行氏によるもので、山形県の県鳥にちなんだ 「おしどりパープル」 、山形県の県花にちなんだ 「紅花レッド」 と 「紅花イエロー」、蔵王の雪をイメージした 「蔵王ビアンコ」 によって、山形の彩り豊かな自然の恵みと 新幹線の躍動感 を表現しているのだとか♪

まだ 1日 1編成 程度のようですが、その内に乗れることを楽しみにしています^^

 

そして、支援先の社長より お土産を頂きました ~ この時期の山形といえば・・・

 (とても甘くて美味しかったです♪)

「山形のさくらんぼ」 は 6月が最盛期 ~ 美味しいさくらんぼ、是非 食べにいらしてください!!


ブランドの消滅・・・

2014年5月22日 木曜日

先日、三陽商会が バーバリー(英国) と結んでいたライセンス契約を 2015年6月で終了するとの発表がありました。

誰もが知るあのバーバリーの洋服。 実は、国内で提供していたのは三陽商会だったと知らない人も多いと思いますが、、、このたび 1970年から続けてきたライセンス契約を終了することに! (随分前から契約更新が危ぶまれてはいましたが・・・)

私も、かつて担当していたブランドが (後になって)なくなってしまった経験があり、その時はとても寂しい気持ちで一杯でしたが、、、40年以上続けてきた旗艦ブランドがなくなるというのは、関係者の皆さまの心中 いかばかりかと思います・・・。

そして、かつて若者の間で巻き起こった バーバリーブーム火付け役となった 「バーバリー・ブルーレーベル」 「バーバリー・ブラックレーベル」 は日本オリジナルブランド ですが、バーバリーの冠を外して継続されることに・・・。

実は、私の寂しい経験というのは、、、一大ブランドの冠が外され完全オリジナルブランドとして再出発したものの、力及ばず数年後に消滅 ・・・ こんな風にならないか 少々気にかかっています。

大学 4年の就職活動の頃、会社説明会に一度うかがったご縁のある会社ですから、ぜひ頑張っていただきたいなと思っています。

ちなみに、バーバリー自体はこれからも購入できますが、ライセンス終了後は 英国の世界統一商品になりますので、三陽商会製の日本人向けパターンではなくなるため サイズ感や着心地は変わりますし、価格も随分変わってくるだろうと思います ・・・ ご注意を。


結果的に異業種間競争に・・・

2014年5月19日 月曜日

前回に引き続いて、異業種間競争についてのお話です。

クリーニング業は、衣料品等の汚れを落として仕上げをするサービス業、、、ということは、衣料品業界の動向が色濃く反映される業界です。 ・・・この辺りの関係を少しお話ししたいと思います。

(アパレル現場に従事していた頃、品質確認やケア方法 の指示などをしていた経験もあることから、クリーニング業界も私の専門分野の 1つとなっています)

さて、クリーニングはモノがあって初めて成り立つサービスですから、モノを提供する衣料品業界とは 「蜜月の関係」 ともいうべき間柄。 クリーニング業界は、これまで衣料品業界に寄り添いながら (ある意味 様々な尻拭いをしながら → これはまた別の機会に) 事業を営んできました。

しかしながら、マーケティング志向(消費者ニーズを捉えることが業績に直結) の高まりと、家電業界(洗濯機・乾燥機・アイロン等) や 洗剤業界(家庭用洗剤) の成長・発展によって、これら業界では いつしか 「ホームクリーニング」 が重要なキーワードとなっていきました。

その結果、家庭でも容易に洗濯や仕上げができるようになり、クリーニング業界は苦境に立たされることに・・・(現在に至る)。

ただ、クリーニング業界には気の毒ですが、、、衣料品・家電・洗剤の各業界が クリーニング業界に進出したわけではなく、結託してクリーニング業界を陥れたわけでもなく、それは 時代の流れの中で生み出された状況なのです。 ( 「本にまつわる業界」 とは、性質の異なる競争が起きています)

それでは、クリーニング業界は これからどうすれば良いのでしょうか???

設備、技術、人員、後継者や借入金の有無・・・などなど、一店一店 背景が異なりますから、一概に言うことはできません、、、機会のある方々には直接指導にて、その店に合った対処方法をお伝えしたいと思っています!


異業種間競争の向こう側・・・

2014年5月16日 金曜日

私たちの日常は、20-30年前とは比較にならないほど良質で便利なモノやサービスがあふれています。 そして、新しいものを容易に生み出すことができないくらいに成熟した社会となっています。

このような時代に業績を向上させようと考えたとき、自身の業界だけで物事を考えていたのでは 中々良い方向性は見出せません。 そこで、特に資本力のある大手企業で行われるのが 「異業種への進出」 です。

それでは、 「本にまつわる業界」 を例にしてご説明します (→ アパレル業界とたどってきた道が酷似していることから、私の専門分野の 1つとなっています)。

まず、「本にまつわる業界」 は 大きく、出版業、印刷業、製本業、出版取次業、小売業(書店・コンビニ・ネット販売店等) などに分かれており、このような多くの業種を経て 1冊の本が世に出ています。

これまでは 「同業種での競争」 を繰り広げていた各社ですが、業種内で良い方向性が見出せないようになると、業種の垣根を超えた競争が始まります。

例えば、A社 や R社などのネット販売大手が書籍販売に力を入れることで 一般書店が大きなダメージを受け、さらに、電子書籍を普及させる動きも加わったことで 出版取次もダメージを受けつつあります。 そして、電子書籍の流れが加速すれば、デジタル化に対応できない出版社も劣勢に立たされることになります。

また、大手印刷会社が自社に製本部門を作り、印刷から製本までを一括受注することで 製本業界は大きなダメージを受けていますし、その一方で、汎用印刷機器の性能向上とともに、製本業界でも印刷部門を持って一括受注するべく 反撃の機会をうかがっています。

このような業種を飛び越えた戦いを繰り広げている 「本にまつわる業界」 ですが、、、先日発表された 出版大手 K社 と ネット企業の勇 D社 の経営統合によって、(2社の取り組みが上手くいけば) 昨今の過酷な 「異業種間競争」 が意味を成さなくなるほどの激震(既成概念の崩壊) が起きる可能性が出てきたのです。

そうしたことを踏まえて、私の支援先では 新たな取り組みをスタートさせたところです。 (取り組みに影響を及ぼす可能性もあるため、ブログでは詳しい情報は敢えて控えていますのでご了承ください)

このように、「同業種間競争」 から 「異業種間競争」 へ、そして、その向こう側にはあるのは 「既成概念の崩壊と再構築」 (?)  ・・・多くの中小企業が、関連業種など周囲の動きを見渡しながら 先を見据えた展開を検討し、将来の危機を脱する取り組みをスタートさせていただきたいと願っています。


エルニーニョ監視速報 H26.5.12版

2014年5月13日 火曜日

5/9のブログでお伝えしましたが、気象庁より 「エルニーニョ監視速報」 の最新版が出ましたね。 特に、アパレル業界の方は確認されましたか?

現在、エルニーニョ現象は発生していない平常状態ですが、海洋表層の水温は エルニーニョ現象発生前によく見られる状態になっている とのこと。 そして、夏には 5年ぶりにエルニーニョ現象が発生し、秋にかけて続く可能性が高い とのこと。

ということは、、、盛夏の仕入れは抑えめにして、シーズン中は細かなマークダウンで極力利幅を確保するようにし、SS最終セールは早めに実施。 同時に、晩夏恒例の夏素材秋カラーは抑えめにして、AW本格立ち上がりを前倒しする。

さらに、夏から秋にかけての レイングッズやショール・ストール・カーデ等の羽織物を充実させ、、、おっと、ウール・アンゴラ・ダウン・ブーツ等、AWメイン素材の手当ては間に合うのか? 微妙というか厳しめ?? 代替企画を考えねば・・・。 (独り言です) 

消費税増税だけでなく 天候も大きく影響しそうな気配があり、アパレル業界は受難の一年となりそうですが、、、この先の天候をどう予測して どう行動に移すのか、経営者の腕の見せどころでもあります。

外部環境の変化にスピーディーに対応して、厳しいこの一年を乗り切りましょう! 
 
 
(注意) 私の予測はあくまでも個人的な見解ですので 一切の責任は負えません。 必ずご自身の判断で行動されてください。


母の日には ○○○○○

2014年5月12日 月曜日

昨日は 「母の日」 でしたね。 皆さまは、カーネーションやケーキ、はたまた、外食や家事など、プレゼントやお祝いなどでお母様に感謝されましたか?

私は 親元を離れているため、プレゼントを送ったり 電話をするくらい、、、それもここ数年、親も年だなぁと思って何となく始めたので、あらたまってやると何か変だし 照れくさいし ・・・ 敢えて 「母の日」 らしくないプレゼントを選んだりしています(笑)

そんな私が選んだ今年のプレゼントは、、、日本一の呼び声も高い 「淡路島特産・新たまねぎ」 です。

旬のモノだし、美味しいし(親も好きだし)、健康にも良いし、自分では買わないだろうし、「母の日」 らしくない(?) という条件にもぴったり! ・・・ 私の母は、大玉で凄く甘い と喜んでいました。 もしかすると、お年を召された親御さんのいらっしゃる方には ベストチョイスともいえるプレゼントかも?

「母の日には 新たまねぎ」 ・・・ 意外な 販売促進効果 あるかもですよ♪


アパレル業界 必見の気象予報・・・

2014年5月09日 金曜日

今日の東京地方、天気予報通り 豪雨や雷雨のあった地域が多かったと思います。

私の事務所のある地域でも、、、朝から青空(初夏の日差し) → 午後 曇ってきたと思ったら 雷・豪雨 → 青空 → 1時間もしない内に黒い雲に覆われ 突風・雨 → 青空 ・・・ というように 目まぐるしく天候が変化しています。 今日は、気象予報士 と 東京アメッシュ が大活躍の 1日ですね♪

この数年 変な天候が目に付くようになってきたのは、温暖化や寒冷化など 地球規模で気候変化が起きているのでしょうか・・・。

さて、そんな中、私が 春先からずっと気にしている気象予報があります。 それは 「エルニーニョ 監視速報」 です。

エルニーニョ(現象) とは、東太平洋の赤道付近から南米ペルー沿岸で海面水温が高くなる現象のこと。 エルニーニョ が発生すると、西太平洋では海面水温が低くなり、対流活動が起き難くなることで 日本付近への太平洋高気圧の張り出しが弱くなります。 端的にいうと、エルニーニョ が発生すると、日本では 低温でくもりや雨の多い夏となる傾向があるのです。

2月頃から エルニーニョ 発生の可能性が示唆されていましたが、4月の速報では発生する可能性が大変高いと発表されています。

そして、私がなぜずっと気にしているかというと、夏物の 計画を変更するには ギリギリのタイミングになるからです。 変更するとなると、生地の減産 や デザインの切り替え、工場の生産計画の調整、また、店頭等のイベント内容の変更、セール計画の修正・・・などなど、短期間で大きな組み換えをすることになります。

それが上手くできないと、、、売上に影響が出るばかりか、不良在庫の山、セール多用による減収につながります。 そもそも、アパレル業界は 消費税増税の影響を強く受けますから、、、経営へのダメージは計り知れないものとなります。

ちなみに、前回 エルニーニョ が発生した 2009年の夏は、多くの地域で梅雨明けが遅れ、くもりがちの日が多い冷夏となりました。 その時の販売データを保管している方は、事前に確認しておくことをお勧めします。

次回の 「エルニーニョ 監視速報」 は 5/12に発表されます。 多くの方が 気象予報を上手く活用して、夏商戦の準備を進めることを期待しています。


今の時期 気を付けておきたいこと・・・

2014年5月08日 木曜日

昨日 今日は、GW明け久しぶりの仕事という方が多いと思いますが、皆さまはいかがでしょうか? 逆に、小売・サービス業の方は、GWは休暇どころでなく 大忙しだったと思います・・・おつかれ様ですm(_ _)m

さて、以前、この時期になると話題に上っていたのが 「5月病」。

5月病とは、新人社員など 春に生活環境が大きく変化した人で、新しい環境に適応できないまま GWに突入し、長期休暇中に蓄積されていた疲れが一気に出たり、仕事や会社に対する意欲が削がれてしまい、GW明け頃から 体や精神的な不調を起こしてしまうというもの。

なぜ 昨今あまり話題に上らないかというと、いわゆる精神的な症状や疾患が珍しいものではなくなり、年中起きているからですね・・・(汗)

それでも、せっかく慣れてきた新しい環境や習慣(早起き、満員電車、スーツなどの服装、職場、社会人としての立ち居振る舞い・・・等々) から急に解放される長期休暇は、心の中に大きな隙間が生まれてしまう魔の期間。 社会経験の浅い人ほど、影響を受ける可能性が高くなるものです。

特に所属長やリーダークラスの社員さんは、以前と様子の違う同僚がいないか、この2-3週の間、周囲を注意深く観察してみてください。 声の大きさや表情、目の動き、指示されたときの返事の仕方やその後の動作・・・などなど、ちょっとした所に気持ちの変化は現れるものですよ。