2012年4月の記事



ムダの削減

2012年4月29日 日曜日

私の住む西東京市は、ゴミが有料化されています。 当市では1リットル当たり1.5円の負担となっていますので、例えば、スーパーのレジ袋くらいで処分費用15円負担する形になります。 1週間に3袋捨てたとして90円の負担・・・少しでも安いものをとスーパーを買い回る主婦にとっては結構大きいですね。

こうした生活を始めて1ヶ月ですが、明らかに私の出すゴミの量が減りました。 その要因は、不要なものは貰わなくなった、使い捨てになるものやゴミが多く発生するものは買わなくなったという生活スタイルの変化です。 特に、弁当・惣菜類はゴミの容量も大きいですが、きちんと洗って出さなくてはならないこともあり、そうした手間も考えて自炊するようになりました。 その結果、ゴミの減量化とともに、食費の削減、健康・ダイエットにもつながっています。

ちょうど同じ頃、ネット環境をADSLからモバイルタイプに変更しました。 これには帯域制限という規約があり、データのやりとりが多いと速度制限をかけられてしまいます。 そこで、帯域制限に引っ掛からないよう利用状況をチェックするようにしたところ、不必要な情報はあまり見ないようになりました。 つまり、有用ではない情報を得るために費やしていた時間をもっと必要なことに使うことができる・・・時間の有効活用につながっています。

いずれも、これまでの自由な生活から見直しを迫られた結果ではありますが、時間にしても、費用にしても、体重にしても・・・中々ムダの削減ができないものに大きな効果がありました。

私たちの生活は、利便性が向上し、より自由で多様性のある生活ができるようになっています。 しかし、それが多くのムダを生むことにつながっている一面もあるように感じています。 今よりも少しだけ不便にすることで、自分の周りにあるムダを見つけてみてはいかがでしょうか?


割引だけでは・・・

2012年4月27日 金曜日

私は映画を観に行く習慣がありません。 観たいと思わないこともないのですが、「1800円も出してわざわざ観に行かなくても、少し待てばテレビでやるし・・・」 という気持ちが大きいからでしょうか。

しかし、半年ほど前に映画を観に行く機会があり、その映画館では、毎月1日やレディースデイだけでなく、毎週月曜日は○○円、会員カードや提携クレジットカードを提示すると○○円・・・等々、様々な割引料金が用意されていて、賢く利用すれば1300円程度で観られることが分かりました。 ただ、毎週月曜日と言われてもそんなに都合よく行くことはできず、また、わざわざ会員になってまで・・・という気持ち(言い訳)から、やはり映画館に足が向くことはありませんでした。

そんな私が昨日、映画を観に行きました(・・・これは目的があってわざわざ観に行ったのですが、そのお話は来月書きたいと思います)。 この映画館では、平日15:30~18:00の間に開始される映画については、誰でも1200円で観ることができます。 会員カードもなく、年齢や性別も問わず、新作でもこの料金です。 しかも、インターネットで事前に座席指定や決済もできるため、上映時間に合わせて来館すれば良いのです。 実際に行ってみると、やはりこの時間帯は人がまばらで、のんびりと映画を楽しむことができました♪

映画は、お客様が1人でも100人でも上映しなければなりませんので、席が空いているならば価格を下げてでも来てもらった方が良い・・・正に箱モノ商売の考え方が適用されます。 しかし、割引が新規客の獲得(さにら固定客化)につながっていなければ、既存客に対して値下げしただけのことと同じになってしまい、経営に大きなダメージを与えることにもなりかねません。 例えば、固定客が年6回来館、料金1800円→1200円で観ることにした場合、新規客が固定客化しなかった(1回の来館で終わり)とすると、固定客が年8回来館しなくては元の売上が確保できない計算となります。

私は今回の来館を通じて、おそらくこの映画館の固定客になることでしょう。 それは、この映画館(ならでは?)の2つの要素が大きかったと感じています。

まずは 「割引」・・・通常1800円のところ1200円というのは大きいです。 しかしそれだけではなく、「平日のこの時間帯の映画は全て」 と分かりやすいこと、年齢・性別などの規定や会員カードの提示など煩わしい制約がないことも大きな要素です。 そしてもう1つは 「座席の予約」 です。 「観やすい席を確保するために早く窓口に行く」 ということをせずとも、インターネットで事前に座席指定をして開演時間に合わせて行く・・・自分の時間を有効に使えます。 おそらく、どの要素が欠けても心を動かされることはなかったと思います。

「割引」 や 「値引」 は集客の重要な要素の1つです。 しかし、経営にプラスに働くようにするためには、それ だけでは何かが足りません。 どうしたらまた来たくなるのか、今一度お客様の立場で考えてみてはいかがでしょうか?


「お客様の声」 の利用の仕方②

2012年4月24日 火曜日

http://consult-k.jp/colum/?p=1021 の続きです。

 

「Aさんにとって良いものは、Bさんにとって良いものとは限らない」

Aさんは、使えなくなったらまた新しいのを買えば良いと考えて、より安いものを求めています。 Bさんは、気に入ったものはできるだけ長く使いたいと考えて、より良質なものを求めています。 すると、Bさんが気に入っている商品をAさんは高い(ので不満)と言い、Aさんが気に入っている商品をBさんは安っぽい(ので不満)と言います。

こうして書くと、それは当たり前のように感じるのですが、「お客様の声」 にこのような前提条件を書く人はあまりいません。 ですから、「お客様の声」 をそのまま聴き入れてしまうと、Aさんの声を聴けば 「安くしなければ!」 と思い、Bさんの声を聴けば 「もっと上質なものにしなければ!」 と思ってしまいます。 上手く両者の意見を取り入れられれば良いのですが、なかなかそうもいきません・・・その結果、どっちつかずの改良(改善)を行い、AさんにもBさんにも 「中途半端」 とそっぽを向かれてしまいます。

まず大切なことは、ご商売をするにあたって 「お客様(ターゲット)を決める」 ということです。 そして、自分自身が、「誰のためにこの商品やサービスを提供しているのか」 ということを認識することです。 その上で、私が一番気にかけなければいけないお客様の声に耳を傾けるのです。

それでは、ターゲット以外のお客様の声は無視するのでしょうか?・・・いいえ、違います。 お客様の意見を2つに分類した上で聴き入れます。 まずは、誰にでも共通する意見・・・例えば、商品が汚れている、レジ待ちの時間が長い、トイレが汚い等々・・・AさんもBさんも嫌がる意見には素直に耳を傾けて改善します。 次に、そのお客様に特有の意見・・・例えば、Bさんをターゲットとした場合にAさんの高すぎるという意見・・・このような意見は、そもそも商品に求めているものが違うのですから、参考程度に留めておきます。

私がこれまで支援してきた中でも、「八方美人」  のような対応をして中途半端になったり、逆に、「客は自分勝手だ!」 と悪口を言ったりする人も少なくありませんでした。 これでは良い経営にはつながりませんね。

「お客様は、(お客様の理由付けの中で) 自身の思いを伝えているだけ」

お客様の声を活かすも、お客様の声に振り回されるも、全てはあなたが 「お客様の声」 にどう向き合っているのか・・・それ次第なのです。


恩送り

2012年4月22日 日曜日

【恩送り】 誰かから受けた恩を、直接その人に返すのではなく、別の人に送ること。(ウィキペディアより引用)

私の若い頃は・・・などと言うと若い人に嫌われそうですが、、、私が社会人に成り立ての頃、「恩送り」 は普通に行われていました。 「後輩ができたらおごってやれ」 「後輩が入ってきたら同じようにフォローしてあげなさい」・・・先輩方から、何度となくこのような言葉を受けたのを今でも覚えています。

それがいつの頃からか、職場の付き合いは希薄になり、個人主義や成果主義が蔓延し、「恩」 という概念さえも分からない・・・まあ、そこまで酷くはないと思いますが、中らずといえども遠からず??? 恩を返すならまだしも、次の世代に恩を送るなどとは考えられない 余裕のない社会になってしまったように感じています。

さて、4月は新入社員が入社する季節です。 私のところにも 「社員」 に関する悩みが多く寄せられますが、皆様の会社や組織の中に 「恩送り」 の風習があるかどうか・・・に着目すると、解決のためのヒントが見えてくると思いますよ。


仕事の流儀

2012年4月18日 水曜日

昨日まで山形県酒田市にいました。 久しぶりに時間に余裕があったため、レンタサイクルで街中を走ってみました。 こちらは、山居倉庫とケヤキ並木。

「山居倉庫」 は、明治26年(1893年)、酒田米穀取引所の付属倉庫として建造されたもので、米所庄内を今に伝えています。 倉庫内にある観光物産館では、ここにしかない地域の物産が販売されており、見ているだけでも楽しい時間を過ごせます。 酒田にお越しの際は、ぜひお立ち寄りください♪ (山居倉庫 http://www.sakata-kankou.gr.jp/yumenokura/

 

さて、日が暮れてから向かった先は、市内繁華街のとあるバー。 久しぶりに、しかも1人で入るのは初めて・・・恐る恐るドアを開けました。

「これはこれは 菊池さん!」

初めて来たのは昨年12月半ば・・・そして、実は今回が2回目。 しかも、支援先の社長のお連れさんとして来たため、マスターとはそれほど多くの会話はしていなかったはず・・・。 その後 何の音沙汰もなくふらっと来たにも関わらず、まさか名前で呼ばれるとは??? 久しぶりに感動を覚えました♪

「お客様のお名前を思い出せなくなったら、この商売のやめどきです(笑)」

普通の人には出来ないことをさらりとやってのけるのが 「プロフェッショナル」 とするならば、それが出来なくなったときには・・・。 冗談めかして発せられた言葉に、この道40年の重さを感じました。

皆様の仕事の流儀はどのようなものですか?


「お客様の声」 の利用の仕方①

2012年4月15日 日曜日

この1ヶ月、徐々にモバイル化を図っています。 まずは、家で使っているADSLをモバイル契約に変更し、外出時にもネット接続できるようにしました。 これだけでも利便性が良くなったのですが、パソコンを持ち歩くのはどうにも重い。。。 ということで、軽量タイプのパソコンやスマホなどを調べていました。

調べるといっても、仕事柄なのか性格なのか、スペックの比較はもとより、ユーザーのネットでの書き込みを隅々までチェックし、恒例の価値分析を行い(どのようなことをしたかは 「価値とは③」 http://consult-k.jp/colum/?p=685 をご参照ください)、家電量販店に何度も足を運んで確認し、、、正直、疲れました(苦笑)

そして、昨日、我が相棒が到着しました!

7インチタブレットで最軽量330g、バッテリーも楽に4-5時間は使えるとのことで、モバイル性を重視して 「eden TAB」 に決めました。 ユーザーレビュー(特に2ch)では 「使い勝手が悪い」 との批判の声が多く不安もあったのですが、、、私にとっては(今のところ)特に不都合なく、質感も使い勝手も大変良いものでした♪

 

「お客様の声」 は確かに重要です。 しかし、そのまま真に受けてしまっては誤った判断をしてしまう懸念があります。

例えば、動画視聴や高グラフィックのゲームをする人にとっては、より高い解像度・処理能力・拡張性などを求めるため 「使えない!」 などと言います。 一方で、普通にネットを閲覧する人にとっては、とてもハイスペックなものに感じるはずです。 どちらの声もそのまま真に受けるのではなく、自分がどのような利用をするのか、それに対してどの意見が合致するのか・・・こうしたことを検討する必要があります。

「お客様の声」 とは、その人の経験や思い ”のみ” を伝えるものであり、どのような人のどのような意見を取り入れる(捨てる)のか・・・ 「お客様の声」 を見る側が、細かく取捨選択するというのが正しい利用の仕方といえます。

ちなみに私の場合は、外出時に、ネット、メール、スケジュール、ナビ(地図)、デジカメの利用が中心(・・・おそらく、ゲームや動画視聴などは使う機会なし)。 さらにいえば、仕事利用となるため、セキュリティソフトとOfficeソフトが必須・・・このタブレットにはそれらが同梱されているため願ったり叶ったり♪ 私のような使い方をする人にとってはお勧めです^^


北へ北へ

2012年4月12日 木曜日

昨日の風雨で、東京の桜は散ってしまうとのことでしたが、、、耐えてくれました!! それでも、ソメイヨシノが満開になってからもう1週間・・・そろそろ見頃も終わりです。 私としては、葉桜やその後に咲く八重桜も好きなので、まだまだ楽しみな季節が続きます♪

どうしても 「ソメイヨシノが見たい~!」 という方は、これからぜひ北上してみてはいかがでしょうか。 私は東北方面に行く機会が多くあるため、4月下旬から5月上旬は東北の桜を楽しんでいます♪ 東北は桜の名所が大変多く、地元の桜とはまた違った風情があって楽しめますよ^^

( 2009年4月28日 ・ 弘前城天守閣より撮影 )

 

さて、アパレル業界にも 「北上」 という考え方があります。 ご存じのように、この時期そろそろ春物のセールが始まります。 セールでは、シーズン中にプロパーで売れなかった商品を値引きして販売しています。 なぜ値引きするのかというと、価値が低下しているからです。 価格を下げることで、魅力と抵抗のバランスをとるという行為が値引きになります。 詳しくは、以前の記事をご参照ください↓↓↓

価値とは① http://consult-k.jp/colum/?p=603

価値とは② http://consult-k.jp/colum/?p=610

価値とは③ http://consult-k.jp/colum/?p=685

 

しかし、売り手側としては、できるだけ値引き額を小さくして販売したいと考えます。 そこで、シーズンエンドの一掃セールの前に、何段階かに分けて小幅なオフ率で販売する・・・というのが一般的な手法になります。

ここで、全国的に展開しているお店の場合、「店間移動」 という手法を用いることができます。 例えば、沖縄が海開きする頃、青森では未だ雪が残っています。 つまり、緯度(季節の違い)を考えることで、沖縄では値引きしなければ売れない春物商品が、青森ではプロパーで売れる可能性があるのです。 全国展開で直営店を持っていたり、卸先がある企業の場合は、こうした手法を用いて収益力を向上させることができます(・・・移送経費< 割引額 であることが条件)。

一方で、1店しかない場合はどうすればよいのでしょうか。 そのお店の状況次第ですが、「行商」 という手法を用いることができます。 例えば、行政施設や商店街のチャレンジショップ、商業施設でのイベントなどに参加しながら季節とともに北上していくという手法です。 一般的には、前述のような何段階かの値引きなどで収益確保を図るべきですが、こうした 「裏技」 を使わなければならない状況下では一考する余地があります。

実際に、金融機関の支援が受けられなくなり資金繰りが急激に悪化したお店で、上手く収益を確保して資金繰りをつなげたという支援経験もあります。 また、「お店の立地が悪く業績向上は望めない」 と見切りをつけ、「行商」 に業態転換して成功したという支援経験もあります。 現状に危機感を抱いた場合には、一つの選択肢として覚えておかれると良いと思います。

日々の経営の中で、「時期」 とともに 「時差(季節差)」 という概念も取り入れてみてはいかがでしょうか?


桜満開♪

2012年4月10日 火曜日

週末はお花見をされた方も多いのではないでしょうか。 東京は桜が満開、今が一番の見頃です♪

桜は、日本人の心の中にとても深く根ざしています。 それは、桜の美しさもさることながら、春の訪れ、出会いと別れ、移ろい、儚さ・・・桜を見る人の様々な思いを投影しているからなのでしょう。 私たちはきっと、桜を見ながらも、別の何かを見ているのでしょうね。

さまざまの こと思ひ出す 桜かな  (松尾芭蕉)


種をまかなければ・・・

2012年4月08日 日曜日

種をまく → 芽が出る → 茎が伸びる → 葉が出る → 花が咲く → 実がなる

・・・誰もが知っている植物の成長過程です。 おそらく幼稚園や小学校で植物を育てたり、観察日記をつけたりすることで、子供の頃からその成長過程を学んでいるはずです。 もしも学んでいなければ、果物はドンブラコ~ドンブラコ~と川から流れてくるものと思うかもしれません。

しかし、経営というものは不思議なもので、桃が川から流れてくることがあります・・・しかも沢山、長い期間に渡って。 それを普通と思うのか、そうではないと思うのか・・・永続的な経営において、そこが大きな分岐点になると感じています。

私の支援経験の中でよく見られる流れです。

桃を川に取りに行くことで業績好調(これが普通と思っているため桃作りは行わない) ⇒桃が流れてこなくなり業績悪化(ひたすら川で待つことで経常的な業績低迷に陥る) ⇒ 【多くはこの時点で支援要請】 ⇒ 桃は川から流れてくるものではないことを理解してもらう ⇒ 桃の作り方を教える ⇒ 【桃作り開始】 ⇒ 種まき→育成 ⇒ 開花(業績に少し反映) ⇒ 育成継続 ⇒ 実をつける(業績回復)

この流れを見ていただくと分かるように、業績に反映してくる⑥までは少し時間が必要です・・・実際の支援では、種まきから開花まで概ね2-4ヶ月を考えています。 しかしながら、③の理解が乏しいと⑥や⑧に辿り着きません。 ③の理解が乏しい経営者は、たとえ2ヶ月であっても不思議と⑤⑦を怠る傾向があるのです。 一番のポイントは、③を心から理解できるかどうかだと感じています。

「道理」 というものは万物に共通しているもので、植物を育てることも経営も、本質的には同じことがいえると思います。 冬を越えて始まりの季節であるこの4月、 経営に対する考え方を見つめてみてはいかがでしょうか?


青森のPR⑥ ~新青森駅にて~

2012年4月06日 金曜日

私は、「鉄」 と呼ばれる類の人ではありませんが、よく乗る東北新幹線・・・新型と旧型が並んで待機しているのを見ると、ちょっと興奮しました(笑)

思わず写真を撮りにホームの先端まで移動 ・・・ なんとなく、列車を撮る楽しさを感じ取れたひとときでした~♪

桜の咲くゴールデン・ウィークにはきっと大賑わい。 皆様のお越しをお待ちしております^^