11-事業承継記事一覧



後継者の得たもの × 失ったもの

2019年11月26日 火曜日

長年支援をしている一つの楽しみは、その後どうなったのかを見ることができること。 ・・・一生懸命頑張っていた事業者が、安定的に経営できるようになっていたり、新しい従業員やブランドを増やして新たな事業展開をしていたり、、、何とも言えない喜びがありますね^^

その一方で、、、ということも多くあるもので・・・。

前回のコラムの事業承継の支援に絡めていうと、例えば、親子喧嘩が絶えない小規模な会社、、、対外的にもご子息が後継者で、でも、口ばかりで商売のことを分かっていなくて、だから親父さんも任せられないんだよな・・・と言われてしまうような事業承継が上手く進んでいない会社。

それでも、ご子息は若くて意欲があって、今の時代の感性が分かっていて、、、だから もっと突き進めば良いのに、少し反対されると文句と陰口ばかり。 その内に出てくる言葉が、「親父が死んだらやりたいようにやるから」 との逃げ口上。 こうなっては、ご子息の肩を持てないばかりか支援終了となってしまいます・・・。

では、実際に親父さんが現場に出られなくなったりお亡くなったりになったりで、経営権がご子息の手に渡るとどうなるか??

正面から向き合うことなく、衝突を避けるようにして逃げてきた数年間を経てしまうと、当時のアグレッシブさや勢いは別人のように影をひそめ、、、奇しくも経営者と会社はシンクロするもので、そうした会社はみるみる傾いていきます^^;

得たものは経営権、失ったものは・・・ あまりに大きく 取り返しのつかないものを失くした後継者を 私は数人見てきています。 皆さまもそうならないよう・・・。


最初の選択肢が選べていない・・・

2019年11月23日 土曜日

親子の事業承継が絡んだ支援でよくあるのが、中々事業(決定権や運営等々) を子供に譲らないこと。 ・・・親から見れば頼りなかったり 危なっかしい言動が目立ったりするので中々譲れない、、、その気持ちよく分かります^^;

それと、譲ったのにいつまでも口を挟むこと・・・前述と同様の理由からいつまでも任せないことになるですが、、、この 2つが事業承継が絡んだ支援のいわゆる ”あるある” です^^;;

ただ、結論から言えば、その状態が続けば続くほど、事業承継の失敗(次の世代が苦労する) の確率が上がるというのは確かなことだと思っています。

私は、事業承継が上手く進まないのは、最初の選択肢で 「選択できていない」 のに形だけ進めていることに問題があると思っています。 例えば、選択できていないのに、息子を後継者だと言う、自社で息子を働かせている・・・といった状態。

① 事業承継せずに、自分(親) ができなくなったら廃業する
② 事業承継して、次の世代に事業を託す
  ・・・この選択肢にきちんと答えを出せていない事業者が非常に多いです。

②を選ぶなら、事業がどのように続くのかは次の世代の裁量に任せることに・・・それが託すということ。 形が変わるかもしれないし、今よりも悪くなるかもしれないし、、、でも、それは自分が関与することではない・・・だって託したのだから。 ②を選びたいけれど今は頼りないというならきちんと教育すること・・・それが託す側の責務だと思っています。

事業承継が進まない状態というのは、②の形をとりながら 実は①②を選べずにいる状態。 ただ、その状態を続ければ続けるほど、自分(親) が動けなくなった瞬間、突然に子に託すことになるため 余計に苦労をかけることに、、、失敗する確率は高まります・・・。

親から子への事業承継が進まない事業者(親) には、「そんなに譲りたくないなら、①でも良いんですよ」 「今の中途半端な状態が、次の世代に不幸をもたらすんですよ」 ・・・辛辣ではあるけれど、そうしたことを問い掛けて、どうしたいのかを真剣に考えてもらっています。


事業承継が上手くいかない理由は支援者にあり??

2019年9月20日 金曜日

折に触れて思うことなのですが、、、事業者自身はもとより、支援者(士業や支援機関の職員等) の中にも決算書を読めない人が多くいます ・・・ 特に BSがね^^;

日常の経営改善の課題であれば PLだけ見ていれば良いかもしれないけれど、、、その感覚で事業承継の支援に関わろうとする支援者が実は結構います。 そうした支援者は人一倍熱意があることも多く、技量不足なのが分からず熱意だけで支援を進める傾向があるため 非常に厄介だったりします。。。

事業承継の本質は、店や顧客の引継ぎ、収益の確保といった PL視点 や 日常の経営改善の視点ではなく、BSの引継ぎです。

・・・何を言っているのか分からない人は、、、厳しい言い方ですが、事業承継の支援には関わらないことが事業者のためになるかなと思っています。。。


因 × 果

2018年7月28日 土曜日

受傷して今日でちょうど 8週間。 病院で診てもらうと、「腫れもほとんどなくなっているので、サポーターの固定は外しても良い」 とのこと♪  ただ、サポーターで固めていないと足首がフラつくし、ちょっとしたことで足を捻りそうで不安 ・・・そう伝えると、医師から 「それは、ずっと固定してたからね」 とシンプルな返答、、、その瞬間、「ああ~!」 と合点がいきました。

そもそもは、患部を固定することで回復を促す、日常生活で無理をしない(できない) よう固定する、患部に力を掛けずに歩けるようにする ・・・といった役割でサポーターで固めていたのが、8週間の内に 体がサポート機能を頼るようになった、、、つまり、サポート機能を外せば、フラつく・上手く歩けないのは当然のことなのですね^^:

・・・ということで、まずは、家ではサポーターを外して歩き、外出時はサポーターで固定して歩く ・・・と無理しないよう、徐々にサポート機能からの脱却を目指すことにしました。 今、トイレに行くだけでもコワゴワ歩いています^^;;

①歩くのに不安 → ②サポーターで固定 → ③だから普通に歩けなくなる ・・・ ①と②の因果関係にしか目を向けていませんでしたが、実は、②と③にも因果関係があった、、、なるほどなぁ と目からうろこでした。

支援をしていると、①後継者に任せるのは不安 → ②だからいつまでも任せない(事業承継しない・できない) → ③だからいつまでも後継者が成長しない(経営者になる自覚が持てない) ・・・なんて状況を見ることがありますが、、、経営者としての自覚や責任感というものは、本当のところは 経営者になってみないと理解できなかったりするものです。

「後継者が成長しない」 と思っている経営者は、自身が 「いつまでも後継者を責任ある立場にしない・任せない」 ということがその原因になっているかもしれませんので、、、ご留意くださいませ^^


老いては子に従え・・・

2018年7月16日 月曜日

ネットの記事で知っていましたが、実際にテレビで見ると中々衝撃がありました。

それは、避難勧告があっても、「逃げない」 「ここにいる」 と言い張って息子の勧めに耳を貸さない高齢男性のことです^^;  その後、隣?の人が来て、有無を言わせずに高齢男性の体を押して避難させましたが、、、道中、同じように 「行かないよ」 と平気ぶる避難しようとしない高齢男性がまた 2名^^;;

この光景を見ながら思い浮かんだのは、「老いては子に従え」 のことわざ。

高齢になれば判断力も鈍るし、俊敏な行動もとれないでしょうから、特にこうした災害が起きている時は従うべき。 でも、特に高齢男性は変なプライドがあるのか、日常を見ても 周囲に素直に従うことができない人が多いように感じています。

昨今、国が力を入れている事業承継についても、承継が必要な歳になってもまだ譲ろうとしなかったり、口では譲ると言いながら 後継者に財務面を一切見せていないなんてことはよくあることで、、、経営者に 「老いては子に従え」 という気持ちが少しでもあれば、事業承継はもう少し円滑に進められるのかな と思っています^^;;;