03-戦略策定記事一覧



創業支援の功罪・・・ (前編)

2021年12月15日 水曜日

支援機関では、「創業塾」 と銘打った創業予定者向けの研修を行っています。

「創業塾」 では、創業に必要なことを学んでもらうための数回のテーマ別セミナーと、創業計画書の作成支援、個別相談会・・・が基本セット。

創業や経営というものについてよく分かっていない方でも、週 1回の 1-2カ月程度で必要な知識が学べ、金融機関の融資申請にも必要な創業計画書が作成でき、一緒に受講した人たちと仲間意識も芽生える・・・というのが大きなメリットでしょうか。

でも、こうした 「創業塾」 に参加して起業した事業者から、1年くらいで行き詰ってしまい、何とかして欲しいという相談が舞い込むことがあります。

こうした相談の全てに共通するのが、あまりに甘すぎる創業計画・・・ということ。

計画を検討する際は専門家の支援を受けたはずなのに、よくこんな絵に描いた餅のような計画を作ったな というものもあれば、計画に基づいて融資まで受けているようなものもあり、、、最初にこうした依頼を受けた時は驚きを隠せませんでした。。。 (今では、またこのパターンかという感じですが^^;)

ただ、こうなるのには、実は理由があるのです・・・。

(つづく)


値上げラッシュ、、、影響は思っている以上!?

2021年12月04日 土曜日

電気・ガス料金、ガソリン・灯油、主原料が小麦の商品、コーヒー、チョコ、輸入品全般・・・等々、日常生活の中で結構値上げされたなと実感する今日この頃。

パンは先月辺りから 10-30円高くなったし、今まで買っていた野菜(輸入の冷凍食品) は 178円→198円(11.2%UP)、158円→178(12.7%UP)など、よく買う商品が 10%以上値上げされました。 そのため、まだ値上げしていない商品に代えたり、米は昨年より明らかに安いため、明日から主食を米に切り替えようと思っています。

また、家では着込んで暖房を控えめにしていますが、このような工夫をしても値上げ分を賄えるだけの節約はできないでしょうから、、、私の生活費は 1割以上高くなることでしょう。

私のように普段から家計を気にしている方は、この冬の値上げラッシュにより、結構な影響が出ると実感されていると思います。 そして、その対策として消費全般を節約することになるため、国内消費全体に相応の影響が出てくるかなと思っています。

コロナが抑えられても消費が伸びない懸念がありますので、、、ご商売の面では十分にご留意くださいませ。


コスト削減に偏り過ぎた結果・・・ (後編)

2021年11月24日 水曜日

(つづき)

いつの頃からか 、経営において 「生産性向上」 が重要と言われるようになりました。

しかしながら、コスト削減意識の強い、というか、それに傾倒し過ぎた日本では、生産性=労働生産性と捉えてしまい、、、いかに短い時間で、いかに少ないコストでアウトプット(商品・製品・売上等々) を生み出すか・・・となってしまったため、「生産性」 ではなく あえて 「付加価値生産性」 と言うようになってきました。

「付加価値生産性」 においても、短時間・低コストは正解ですが、それだけでは正解の半分。 いかに付加価値を高めるかで考えれば、たとえ時間・コストが少し多く掛かっても、それ以上に価値の高いものが生み出せれば、それも正解となります。

今回、こうした内容でコラムを書いたのは、「大阪府議の議員バッジを 金メッキから木製に変えることで経費節減をする」 との記事を見たことがきっかけ。

もちろん、大切な税金ですから 無駄使いの削減は大切なことで、これ自体はとても良い取組。 でも、これは 「労働生産性」  しか見ていない経営者と同じで、、、「付加価値生産性」 の視点で考えれば、どうやったら 議員バッジの付加価値を高められるかを考えることも大切です。

そもそもが、「東洋のマンチェスター」 と称された 大阪工業の象徴である歯車をモチーフにしたデザインとのことですので、、、現在の大阪のモノづくりの技術の粋を集めたバッジにし、大阪の製造業の PRに使う(→ 議員が、産業振興のために他県や世界に PRする・子供たちなど次代のモノづくりの担い手への教育に活用する等々) といった方向性があっても良いと思います。

コスト削減はもちろん大切。 ただ、それに偏り過ぎるのではなく、いかに付加価値を高められるかを考えることが、今の時代にはもっと大切なことだと思っています。

(おわり)


コスト削減に偏り過ぎた結果・・・ (前編)

2021年11月23日 火曜日

日本の産業というのか、日本人にはコスト削減の意識が非常に強く刷り込まれているように感じます。

私が社会に出たバブルが完全に崩壊した頃、高いものは売れなくなり、少しでも安いもの、安くて上質なもの・・・が求められるようになりました。 「安い」 ということが一番のキーワードになる中で 経営を成り立たせるには、原価(仕入) や経費を抑えることが至上命題に。

そこから、様々な角度でコスト削減に取り組むようになり、いかにヒト・モノ・カネを安く調達し、いかにそれらを組み合わせ 安く提供できるか多様な方策が生み出され、、、いつの頃からか コスト削減能力が、企業(我が国産業) の競争力の源泉となっていったように感じます。

一方で、商品そのものの価値が向上することはなく、コスト削減のあおりで寧ろ価値は低下する方向に、、、「昔のものは長く使えたよね」 はその典型といえますね。 つまり、コスト削減に偏り過ぎた結果、付加価値向上がなされない(軽視される) 時代が長く続きました。

例えば、アパレル業界でいえば、いかに安く、効率的に売れる商品を投入していくかに力点が置かれ、いかに面白いもの、他社にはないものを生み出していくかは軽視されるようになっていった、、、まだ若かりし頃ですが、MD主導の体制に変わり、デザイナーは不要と切りまくっていた状況も実際に目の当たりにしてきました。。。

挙句の果てに、国内で更なるコスト削減は無理となると、製造(仕入) 拠点をアジア圏に移し、、、それが奏功した反面、国内のモノづくり能力そのものを失う状況に。。。

(つづく)


計画書を作らない経営者の特徴・・・

2021年9月18日 土曜日

小規模事業者でも、経営計画や事業計画が重要だと明確に打ち出されてから 7-8年経ちます。

計画がなくともそれなりに上手く事業展開できている方はまあ良いですが、、、上手くいっていないのに計画がないという方が未だに多くいらっしゃいます。

そうした時に計画を作るよう助言しても、「計画を作ったら上手くいくのか!」 と食ってかかられるのが関の山なので、、、計画の重要性や必要性は説明するものの 強く勧めるようなことはせず、基本的にはご興味があれば支援しますといったスタンスで接します。

計画書を作らない経営者の特徴を挙げると、「現場が全て」 「計数意識なし」 「視野狭窄」。 そして、これらに共通することとしては、「感覚に頼った経験則」 でしょうか。

こうした病ともいうべき状態の経営者は、他人の話を冷静に聞く耳さえ持てないため、、、あ~あ、と思いながら距離を取るようにしていますね。

つい最近も、いきなり癇癪を起こした経営者がいたため 完全に距離を置きましたが、、、計画書を作りたいけれど、考え方が分からない、計算ができないというなら、いくらでも手立てはあるのですがねぇ。。。


ようやく退陣♪

2021年9月03日 金曜日

ネットニュースを見て、驚いたというよりも、嬉しい!というのが正直な感想♪

あの顔を見るだけで嫌な気持ちになるため、テレビに映る度にチャンネルを替えていたストレスからようやく解放。

・・・こういう人は少なくないと思いますが、反発を超えて無視の状態ですからね、、、こうなったら何を言っても、どんなことをしても、どうにもなりません。

総理大臣が短期間で替わることは普通なら不安視されますが、総裁選不出馬の情報が流れるや株価は急上昇。 ・・・経済・景気の面でも、少なくとも今よりは風通しが良くなる、、、そうした期待感の現れですね♪


PayPayいよいよ有料化・・・

2021年8月19日 木曜日

加盟店はこれまで無料で決済できた PayPayですが、2021年10月1日からいよいよ有料化、、、月 1,980円(税別) のライトプランに加入している方は 決済金額の1.6%、未加入の方は 1.98%が手数料として掛かってきます。

無料だから加盟した方の中には、「じゃあやめる!」 という方も多いと思いますが、よく考えてみましょう。

以前からお伝えしているように、飲食店やパン屋さんなど、ご自身で作ったものを提供する商売であれば、量や原材料を少し調整するだけで、2%程度すぐ回収できますよね??

その一方で、仕入れて売る商売であれば、収益性をきちんと考えた上でご判断いただくのが良いかな、、、でも、2%程度なら、やりくりできる方も多いのでは? とも思っています。

PayPayがキャンペーンをすると、明らかに加盟店に人が流れますので、、、やめられる方は、年間を通してどの程度影響あるかを考えた上で、決断していただければと思っています。


経験に基づくカンの是非・・・

2021年6月27日 日曜日

天気予報のサイトは年々進化し、「あと 30分後に雨が降り出します」 といった案内も出るようになりました。 半信半疑で使ってはいますが、それでも結構当たっているので、最近は割と気にしながら、自分の行動に取り入れています。

・・・ただ、「結構当たっている」 ということは、外れていることも多いわけで、、、全てこうしたものに依存するのはキケンですね。

「雨が降る」 と言われて外れた場合はまあ良いとして、先程は 「この地域で しばらく雨は降りません」 という案内。 たしかにレーダーでは全く雨雲はないし、くもりがちだけれど空は明るい、、、でも、この空気感は降ると思うんだけどな・・・と、ウォーキング 60分の予定を 10分で切り上げて帰宅。

帰宅後 10分ほど経っても空は明るいままなので、「私が外れか!」 と思いきや、徐々に暗くなって 5分後にはザーっと音がするくらいの雨が降りました、、、そのサイトの気象予報士や AIに勝ちました♪

事業者支援でも、私は割と 「事業者の経験に基づくカン」 を尊重する方で、何でもデータに置き換えることには反対だったりしています。 ・・・但し、その経験が、今、通用するのかどうかについては、厳しめに判断させていただいています。

今でも経験が通用すると思える内容には、ぜひ 「経験に基づくカン」 を取り入れた経営を、、、ちょっと時代に合わなくなっていると思えば、データや仕組み、合議による経営をご検討いただければと思っています。


手堅いことのメリット × デメリット・・・

2021年6月25日 金曜日

株をやっていて、絶対儲かる銘柄がある! なんて言われたら 詐欺か虚言と思った方が良いですが、、、まあ、絶対とは言わないまでも、それに近いくらいに自信のある銘柄があります。

実は、随分長い間 値動きをチェックしていて、どの辺りで上がってどの辺りで下がってという傾向が分かっている銘柄があります。 もちろん、その傾向から外れることもありますが、どのような時に傾向から外れるかも日々分析して傾向を補正しているため、中々の高確率で当たっています。

それでも絶対に損はしたくないので、絶対に大丈夫! という時まで 石橋を叩いて渡らずを繰り返し、その時が来ても、少額しか購入しないという徹底ぶり、、、この労力に見合っているかはさておき、実際に負けなしで利益を出し続けています (※ちなみに、このスタンスでやっていない銘柄では損が出ています^^;)。

このやり方、敢えてチャンスをいくつも見逃しながら、確実に勝てる時にしか動かない、、、小さいけれど勝てる、まあ負けることがないというのが最大のメリット。

ただ、これが本当に最良のやり方なのか? と考えると、、、1回の小さな勝ちに対してチャンスは 5-6回見逃すし、勝てるタイミングが来ないと 数カ月買うこともできなくなります。 また、毎日細かに値動きを分析するなど相応に労力も掛かるため、色んな面で効率が非常に悪いのがデメリット。

そして、最大のデメリットといえば、、、実は先日、3万円少々の利益を得ましたが、想定以上に上振れしたため、その時売らずに今 売っていれば 6万円の利益に・・・こうやって儲けそこなうということがよくあります。

私は、危機管理を重視して 「手堅く」 と決めたため、この辺りのデメリットには目をつむりますが、、、逆に、失敗は許容し、大きく勝つことで挽回することを良しとする人もいるでしょう。

・・・何が最良なのかは 自身の方針次第、、、そして、経営も同様に、方針次第で良いやり方かどうかは異なるもの。 私が経営すれば、やはり手堅い会社になるでしょうが、波に乗ってドンドン成長させたい場合には あまり向いていないともいえます。

さて、皆さまは、どのような方針ですか?


新型コロナ × 国民の生活 < 国や都のメンツ

2021年6月11日 金曜日

私は、既にオリンピックに興味はなく 早く秋にならないか(さっさとオリンピック終わらないか) と思っている上に、スポーツ(選手) にさえ嫌悪感を覚える 「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」 状態ですが、そう感じている人は少なくないはず^^;

こうした状況は、オリンピックが中止になる以上に、先々にまで影響する大きな損失だと思っています。

そんな中、総務相が 「安心安全な大会とするため、テレワークの集中的な実施を呼びかける〝テレワーク・デイズ2021〟 を行う」 と高らかに宣言したとの報、、、盛大にオリンピックを開催するためには、庶民は自宅謹慎していろということでしょうか。。。

本当にそうした状況が 49日間に渡って続いたとしたら、例えば、出勤者のランチ需要を期待して出店している移動販売車はどうなるでしょうか、、、

業種・業態、立地等によって影響は異なりますが、本当に秋まで耐えられるのか、加えて、オリンピック終了後にまた緊急事態宣言が発出されても耐えられるのか、、、冷静に考えておかれることをお勧めいたします。。。