03-戦略策定記事一覧



駆け込み × 買い控え・・・

2019年10月03日 木曜日

増税緩和策として政府が打ち出したキャッシュレスポイント還元策。

注意深く見渡しながら町を歩いてみても、ほとんど導入店舗を目にしないのですが、、、聞いてみたところ、登録締切前に申請した店なのに、手続き完了が 2-3週間遅れているのだとか!? ・・・これがどれだけ店の収益に影響を与えるのか、役人には分からないことでしょう。。。

さて、9月は 「駆け込み需要が起きなかった」 「思ったほどではなかった」 との報道をあちらこちらで目にしましたが、、、

軽減税率対象商品であってもキャッシュレス支払いで 2-5%還元となれば、駆け込みどころか 9月下旬は買い控え、、、そして、キャッシュレスポイント還元終了の頃には駆け込み & 翌月から買い控え・・・となることが容易に予見されます。

先々の消費の冷え込みに備えて、今から対策を練っておく必要がありますね。


2019AW は、舵取りが悩ましいシーズンとなります・・・

2019年8月23日 金曜日

アパレル業界では、お盆を過ぎれば秋物の立ち上がり ・・・店頭では秋カラーがチラホラ目立つようになってきました。 実際にはまだ暑いし実需には早いですが、顧客や通行客に秋を意識させるためにも必要なことだったりします。

さて、2019AWで意識しないといけないのが、何といっても 10月の消費税率の引き上げ、、、ということで、アパレル業界の関係者にちょっとアドバイス。

9月の実需期のプロパー展開で駆け込み需要を期待するなら、、、新商品の PRだけでなく、8月から展開した夏素材秋カラーをバーゲンに落として目を引き付ける等の価格訴求が必要。 そのためには、今の時期既に秋カラーの展開ができていないといけません。

そうした流れができていないと、9月のプロパー商材を 値引きやポイント還元等で実質バーゲンに落とすことになるため、、、それを踏まえて上代を気持ち高めに設定しておくというのも裏ワザとしてはありか??

また、10月以降は買い控えが起きるため 「販促」 で引き付けることが必要不可欠。 そして、上代は値ごろ感が必要になってくるため、原価やその他経費の低減策も必要不可欠。 そうしたことを踏まえた販促計画、原価設定、利益計画等の策定 と その進捗管理は、2019AW だけでなく 2020SS でも命綱となるでしょう。

特にアパレル業界では、2019AW で上手く立ち回れないと 後の事業展開にも大きな影を落とすことになりますので、、、販売や製造・仕入といった現場仕事だけでなく、経営管理の巧拙が問われる特殊なシーズンとなることにご留意いただければと思います。


壊してみるのもあり??

2019年8月07日 水曜日

この 2年程、急速に冷え込んでいった某国間の関係。

こちらから見れば、これまでの度重なる非礼に耐えかねて、もう最恵国待遇をする必要はないだろうとの最終見切り状態。 あちらから見れば、舐めていた相手からの思わぬ反撃に慌てふためき、より強い反意を示す状態。

この 2年で 「不倶戴天の仲」 と言っても過言ではない状態、、、民間ではそんなことはない、個人としては相手国のことを好きだと言う人がほとんど・・・なんてワイドショーでは言うけれど、もうそんな美辞麗句を並べられる間柄ではないでしょう^^?

こんな状態にまでしてしまったのだから、今さら頭を下げる、歩み寄る気持ちはないのだから、、、表向き関係をつなぎとめるような不健全なことはせず、一度断交してみるのもありかと思っています^^

それで、どちらかが、あるいは、どちらともが本当に困った状態になって、そうしたら、心からの話し合いの場 や 歩み寄りの気持ちが持てるようになるのかな・・・と思っています。

暗黒時代と呼ばれる期間を経てルネサンス文化が花開いたように、よりよい関係、より高みを目指すなら、壊してみるのも一つかなと思っています^^;


最低賃金が上がると同時に・・・

2019年7月31日 水曜日

本日、2019年度の最低賃金を引き上げるとの報道がありました。 ここのところドンドン上がっているのであまり驚きはなく、また上がったかといったところ。 ただ、最低賃金で雇われている会社にとっては、ちょっと困ってしまいますね。

・・・具体的に何が困るのかというと、人件費は上がるけれど、納品価格や販売価格は上げられない、、、つまり、今以上に収益が悪化する会社が増えるということ。

本来、景気が良くなるのが先で、その後に賃金上昇を誘導する目論見だったはず。 しかし、景気は良くならず、でも、それを認めず大本営発表を繰り返し、誤った統計情報を発表していたことが発覚し、名実ともに景気回復していない状態が分かったにも関わらず、お構いなしに最低賃金は上げていく、、、何とも摩訶不思議な状態です。

賃金が上がった労働者側も、その程度上がったところで、社会保障や税負担はそれ以上に増しているため賃金上昇の実感はなく、、、そのため、ますます消費を抑えるからますますモノが売れない、だからモノを作れない ・・・そんな状態で販売価格は上げられないので人件費負担は増す一方、、、悪循環の真っ只中です。

最低賃金引き上げが適用されるのは 10月(都道府県で実施日は異なりますが、基本的に 10月 1週目)、、、時 同じくして、消費税率が 10%に引き上げられ 消費の引き締めが起きる頃です。

・・・年末に向けてどれくらい我慢比べできるのか、、、先々の展開を想像すると 恐ろしくなります。。。


時代の流れなのか・・・

2019年6月05日 水曜日

破産情報を見ていると 「キャラメルボックス」 の名前が、、、「見覚えあるけど、どんな会社だっけ??」 と考えていて、思わず 「あーっ!!」 と声が出てしまいました。。。

・・・若かりし頃、何度か見に行ったことのある 「演劇集団キャラメルボックス」 の運営会社でした。

ご存知の方も多かったりしますが、テレビでお馴染みの 俳優・上川隆也さんが無名時代から所属していたり、彼以上に人気のある俳優さんが多数所属しているなど、随分と人気のある劇団だったのでした。

原因を考えてみると色々思い浮かぶことはありますが、最大の原因としては、、、エンタメ全般、今やスマホに取って代わられるのか ・・・と、ちょっと寂しく思う初夏の夜だったのでした。。。


アパレル業界はこれほどまでに悪い・・・

2019年4月16日 火曜日

あの 「ツモリチサト」 が、なんと 2019AWでブランド終了を発表しました!!

しかも、国内はその前の 2019SSで終了するため、国内ショップは 7月中旬~8月末で全店閉店し、公式オンラインストアでの販売も順次終了するとのことです・・・。

時代の寵児といっても良いほどの売れっ子デザイナーでしたが、、、時代の流れには勝てないというのか、アパレル業界を取り巻く環境がこれほどまでに悪いのか ・・・と思い知らされる報道でした><;

特にこれから自社ブランドを立ち上げようと思っているデザイナーさんたち、、、よくよく考えてから動きましょうね^^;


追いつめられた時にとる行動は 人類共通?

2019年3月30日 土曜日

英国の EU離脱問題ですが、3月29日の英国議会で離脱案がまたまた否決されました。 新たな離脱期限の 4月12日までに離脱案がまとまる目途も立っていない状況から、「合意なき離脱となる可能性が高い」 と世界がざわめきたっています。

議会は、政府案も、合意なき離脱も、離脱の中止も、国民投票の再実施も、様々な代替策を全て拒否していると伝えられており、ただ時間が過ぎていくだけの状態。 ・・・結局のところ、どうしたいのでしょうかね?

支援をしていても、こうした状況を見ることがあるのですが、、、特に、資金繰りに窮している事業者や再生に関わる支援で見られる 私の中での 「支援あるある」 です^^;

資金繰りに窮しているならば、支払期日までに資金を集めなければ倒産や訴訟となるのは明白。 大よそ、資金繰りに窮してからやれることは限られているため、いくつかの選択肢から実施策を選び、実行に移す、しかも、時間が限られているため、急ぎ実行することが求められているのですが、、、選択できない、選択しない、選択しても実行しない ・・・という経営者が多かったりしますね。

根拠なく楽観視しているのは論外として、色々と思うところがあって拒否していたり、フリーズしていたりする心情は理解できるのですが、、、いずれにしても期限が決まっているため、それを実行に移して結果を出さなければ先はないのですよね・・・。

人種や文化などに関係なく、追いつめられた時にとる行動は、多くの人に共通しているのかもしれませんね^^;;

さて、混乱の中、離脱することになると、様々な影響が心配されますので、、、1月の過去記事もご参照ください ⇒ http://consult-k.jp/colum/?p=12288


4月からは使用制限、死活問題の事業者も・・・

2019年2月19日 火曜日

展示会の出展を決めるに当たって、また、視察・商談に行くかどうかを決めるに当たって、考えておかなければならない特殊事情があります。 話題に上らなくなったのでお忘れの方も多いと思いますが、、、そう、東京オリンピック・パラリンピック開催に伴う展示会場の使用制限です。

例えば、展示会でお馴染みの 「東京ビッグサイト」 は、2019年4月 から 2020年11月 までの期間、全体の42%しか使用できなくなります。 しかも、東展示棟は全て使用不可ですので、大規模な展示会はちょっと難しくなりますね。。。

例えば、「幕張メッセ」 は、当初予定されていた期間よりも短縮されましたが、現状では 2020年6月1日 から 9月20日までの期間、使用不可となります。

仮に、場所変更、規模縮小、会期短縮 等々により開催できたとして、特に、場所と規模の変更があると、「ビッグサイトだから行ってたけど幕張は遠くて無理」 とか、「半分しか出ないの?」 「業界最大手が出ないんじゃ行かない」 なんて言われてしまうのは容易に想像がつきますね><

さらに、出展者も来場者も地方から来る方は、年々増える観光客の影響で今より数段ホテルが取れない事態に、、、つまり、行きたいけど行けなくなることもあるでしょう。

私自身でいえば、東展示棟全体を使っていた毎年行く展示会が西棟開催になったら、、、わざわざ行かないかもな ・・・と思います。 また、同じ場所・規模で開催できても会期が短縮されると、いつもの 3割増しで混雑するでしょうから、よほど行きたい展示会でなければ今回は止めておこうかな ・・・と思うかもしれません^^;

それでも、展示会が営業・PR の中心となっている事業者にとっては、出なければ何も始まらないので、、、2019年4月以降の出展を検討される際には、これまでの開催とどのように違うのかをきちんと確認した上で、それでも勝算のあるように検討を重ねて出展していただければと思っています。

また、中止となる展示会も多いと思いますので、そうなった時にどのように事業を展開するのかも検討していただければと思っています。


「日欧EPA」 本日より発効!

2019年2月01日 金曜日

2月1日、いよいよ本日発効された 「日欧EPA」。 日本と EU諸国との間で締結された経済連携協定のことですが、、、端的に言えば、参加国との間の輸出入で掛かる関税が撤廃されることになります。 ・・・つまり、その分 安く買えることに♪

それだけでなく、近年の米国を代表とする保護主義に対するアンチテーゼとしても大きな意味を持つ出来事だと感じています。

例えば、よくニュースで目にするのがワイン ・・・これまで 15% もしくは 125円/1L 掛かっていた関税が即時撤廃されることになります。 例えば、チョコは 10%掛かっていた関税が 10年掛けて、牛肉は 35%掛かっていた関税が 16年掛けて それぞれ漸減され、最終的に撤廃されます。

このように、即時撤廃されるものもあれば、段階的に関税を下げていくものもあるため、すぐに全ての欧州品が激安になるわけではないですが、、、物によっては、あるいは、数年単位で見れば 随分とお買い得感が出てくるため、今後、どんどん欧州品の購買意欲が高まることでしょう。

ちなみに、アパレル業界でいえば、衣料品は 10%前後掛かっていた関税が即時撤廃、革靴は 25%前後掛かっていた関税が 10年掛けて漸減され 最終的に撤廃されることになります。

このように、一消費者としては嬉しいことこの上ないのですが、企業としては、欧州以外の産地の商品の競争力が低下することになります。 ・・・もちろん、価格だけで優劣が付くわけではないのですが、今の国内の経済状況・景気動向を見れば、少なからず影響を受けることになりますね。

・・・とするならば、取扱商品を欧州品に変えるとか、欧州品にはないもっと独自性の打ち出せる商品に変えるとか、原価や販管費を削減して 価格の下がった欧州品と比べても遜色ない価格で販売するとか、あるいは、EU諸国に輸出することで日本製の優位性を打ち出すとか、、、売上・利益を維持するためには大きな工夫が求められることになります。

また、現時点ではこのような状況ですが、TPP11 との比較や、その他の経済連携協定等が発効されると 力関係も変わってきますので、、、少し長い時間軸で戦略的に考えることが求められます。

このように、日欧EPA は、チャンスだけでなく 一筋縄の対応では立ち行かなくなるようなピンチもはらんだ出来事ですので 注目して動向を見ていましたが、、、経営者の皆さまは、ご自身の会社(商品) への影響や今後の対応策を十分に検討していただけることを願っています。


他人事では済まない世界的な出来事・・・

2019年1月16日 水曜日

本日未明、英国議会で、EU(欧州連合) 離脱合意案が反対多数(賛成202/反対432) で否決されました。 既に離脱の手続きに入っており、このまま離脱合意案がまとまらなくても 英国時間 3月29日23時には自動的に離脱されることになるため、、、この期に及んで何やってるの?・・・と、冷めた目で見てしまいます^^;

事の始まりは 2016年6月23日、国民投票で EU離脱が決まったこと。 国民が決めたことなのになぜ未だに揉めているのかというと、離脱支持 51.9%/残留支持 48.1%という僅差の結果、加えて、離脱反対にも関わらず投票しなかった若者層が多いと見られていたり(全体の投票率 71.8%)、今になって離脱の弊害がクローズアップされたり、、、それは話が進まないよね・・・と、乾いた目で見てしまいます^^;

さて、今の我が国の景気(※回復している・景気が良いとの風潮や政府発表) は、良好な世界経済や株高によるところが大きいため(※実際には 既に鈍化していますが)、英国・EUの動向によっては大きな影響を受けることになります、、、3-4月は また世界的な株価の乱高下が起きるだろうな・・・と今から憂鬱です。。。

そして、混乱が生じれば(既に混乱していますが・苦笑) また円高が進むことになり、多くの輸出企業の業績は下方修正、、、つまり、企業業績という目に見える形で景気悪化が示されることになります。 さらに、その頃には 消費税率引き上げもチラつき、消費意欲の減退傾向は加速することになります。

すると、モノは売れない・モノを作る必要がない・・・と、多くの企業の業績が悪化することになります。 しかも、既に賃上げに動いている企業が多いため、売上減少による業績悪化以上に大きなダメージを負うことになります。 それを防ぐために、大手は下請けに今まで以上の値下げ交渉(という名の一方的な値下げ通達) を行うことに・・・。

(そうならないことを願うばかりですが・・・)

「EU離脱って何?」 と 他人事に思っている人も多いと思いますが、「私の会社に関係ない!」 と 言える人はどれくらいいるのか、、、実はそれくらい大きな影響を与える出来事だと 私は思っています。。。