03-戦略策定記事一覧



マクロ環境の変化の影響 (洋菓子店の場合)

2017年11月16日 木曜日

乳製品卸売の営業さんによると、、、バターの供給状況は、顧客に発注量を少なくしてもらうよう協力を仰ぎながら、年内分はギリギリ確保できるかなというところ。 それでも、供給不足と物流費高騰の影響で、年内にはまた値上げしないといけないだろうし、年明け分は種類を変えないと供給が難しいだろうとのこと。

洋菓子店の立場では、そうしたことを売価に転嫁するのは難しいし、、、バターを使う量を微妙に減らす、商品の内容量を減らすなんてことをすると、固定客には一発でバレてしまい 顧客の流出が懸念されます。 また、バターの種類がたびたび変更されると、その都度 味や色が微妙に変わるなど、品質への影響も懸念されますね。

加えて、物流問題の影響が予想以上に大きく、営業さんが配達もしないといけなくなりそうで、、、すると、日々の注文対応をこれまでのように細やかにできなくなるため、今まで以上に材料の在庫を店に確保 = 資金繰りの負担が増すことも懸念されます。

中国や中東での急激な需要増加の影響で、フランスでも 「バター不足でクロワッサンが作れない」 との報道もありましたが、、、世界的にバター問題が深刻化していますので、まだまだ供給不足は続くとともに、その影響は日を追うごとに強まることでしょう・・・。

こうした状況では中々対策のしようもないのですが(→ 中期的に、バターを使わない商品を増やしていくことくらいでしょうか…)、、、ご留意くださいませ。

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対策、対策・・・

2017年10月23日 月曜日

2017衆院選は、自民圧勝で幕を閉じました。

さて、今まで 「本当に上がるの?」 なんて言って、「対策考えようよ」 という助言を聞いてくれなかった事業者さんも、これでやっと耳を貸してくれるようになるかな??

選挙結果を判断すれば、民意として 「消費税引き上げが完全に認められた」 ・・・ということですから、、、早いうちに対策に動きましょうね^^


価格転嫁による消費者動向 (私の場合)

2017年10月01日 日曜日

昨日のコラムに関連して、物流費の価格転嫁によって、こんな風に購入する商品が変わりました、、、という一例をご紹介します^^

例えば、菊池式PDCAダイエットに不可欠な機能性飲料。 ヘルシアは運動時に、黒烏龍茶 や 難消化性デキストリン入りのお茶は食事の際に、それぞれ欠かさず摂るようにしていますので、数箱単位で定期的に購入しています。

しかしながら物流費の価格転嫁により、、、ヘルシアは、購入価格は変わりませんでしたが、定期的に行われていたセールやポイント 10倍等が行われなくなり、黒烏龍茶等のお茶類は、これまでより 7-10%購入価格が高くなることに・・・。 買おうと思えば買えますが割高感は否めず、何か替わりになるものはないかと考えた結果、次のようになりました。

ヘルシアはヴァーム(通販) に変更。 黒烏龍茶やお茶類は、イージーファイバー(ドラッグストア) と トマトジュース(イオンPB) で代用できるかな??? と考えてこちらに変更。 2ヶ月近く試した感想としては、ヘルシアや黒烏龍茶の方が効果は高いように思いますが、まあ代用品でもいけるかな? という感じなので、この形で継続していこうと考えています^^

このように、値上げによって優良顧客が離れることもありますので、一過性のブームのような風潮に乗って、安易に価格転嫁するのは考えものかもしれませんね。


軒並み値上げ、その先にあるものは・・・

2017年9月30日 土曜日

昨夜から始まった 「楽天 お買いものマラソン」 ・・・ポイントがいつもの何倍にもなるイベントで 不定期に開催されています。 私は、消耗品はある程度在庫を持つようにし、こうしたイベント時に補充することでポイントを稼いでいます^^

さて、一過性のブームのように過ぎ去っていった物流問題。 結局のところ、物流会社が軒並み値上げ&指定時間縮小という形で落ち着きを見せていますが、、、その後、ネット販売にどのような影響が出ているでしょうか。

例えば、楽天で 私が今まで買っていた商品を確認してみると、送料込の金額で軒並み 300-400円の値上げ。 1万円近い場合はまあ良いとして、中には、送料込 1,900円 → 2,300円(21%値上げ) なんていうものもあったので、こうなると購入を躊躇してしまいます。 ・・・掛かるものは仕方ないので値上げは理解しますが、それを受けて 購入を続けるかどうかはまた別の問題だったりします^^;

「安いから買う」 の中には、「安いから 普段使わないけど買う」 だったり 「安いから なくても良いけど買う」 といった 「安さによって需要喚起されていた」 という側面もあったりしますので、、、売れない ⇒ 量を作れない・仕入れられない ⇒ 原価高騰 ⇒ さらなる値上げ ⇒ さらに売れない・・・という悪循環に陥る中で、体力のある大手企業の一人勝ちとなるのかなぁ なんて近い未来を想像しています。

実際に、私が今まで定期購入していた飲料・食料の購入は ほぼ止めていますしね、、、さて、通販事業は今後どうなることやら。。。


ギフト・ショー 秋2017 LIFE×DESIGN

2017年8月30日 水曜日

ギフト・ショー 秋 2017 LIFE×DESIGN に行ってきました。

この展示会は、いわゆるギフト・ショーに先だって行われるもので、出展者も来場者も少なくやや盛り上がりに欠ける感もありますが、、、ちょっとお洒落な雰囲気で 私は結構好きだったりします♪ ・・・ということで、喜び勇んでビッグサイトへ。

ギフト・ショー2017秋LIFE*DESIGN

本日一番の目的は、「世界都市・渋谷で今流行っているコト、これから売れるモノ」 と題したセミナープログラム。 知っている人は 「おー!」 となると思いますが、、、パネリストには あの 亀石 太夏匡氏が! ファシリテーターには あの 鎌田 安里紗氏が! ・・・豪華な出演予定者を見て、事前に予約していたのでした^^

さて、そのセミナープログラムの内容ですが、専門分野の異なるパネリスト 3名の 実体験に基づいたコメントの応酬で、とても聴きごたえがありました! 無料で良かったのかな? と思うくらい、メモもびっしりと取らせていただきました^^(大満足♪)

コメントの中で、グっときたというか、刺さったものをいくつか、、、(少し言葉を補足して記載しています)

● 自分が若かった頃は、確かな情報もなく 地図を片手に宝探しに行くような時代だった。 店を見つけ出して、入ってみて、じっくり棚を見て、店員さんに話掛けて ・・・そうやって手間を掛けて宝を見つける楽しさがあった。

● ITやAI は、利便性・合理性という恩恵をもたらした。 しかし、行く前からネットで確かな情報が分かってしまう、、、だから発見が少ない、偶発的な出会いがしづらい、だからツマラナイ。 分かりやすくすることに飽きている人たちが確実にいる。

● 若いコは、いつの時代も面白いモノを探して友達と語り合うもの ・・・それが、これまでは安さや賢く買うことが語られるネタのトレンドだった。 今はそれに飽きてきて、背景にあるストーリーの面白さを語るようになってきた。 やっと、語れる余地のある商品が求められるようになってきた。

パネリストの間では、情報化や低価格化の流れが そろそろ転換期に差し掛かっているのでは? ということが示唆されましたが、、、

その一方で、一度便利な機器を手にした人が、果たして不便さ・不自由さをどこまで受け入れることができるのか? 所得が増える見込みは感じられず、消費税引き上げや老後の生活不安・・・等々、低価格志向にならざるを得ない面もあるのでは? ・・・なんてこともよぎったり、、、

さてさて、これから消費動向はどのように変わっていくのやら ・・・先々に思いを巡らせる良い機会となりました^^


政府の発表を真に受けると・・・

2017年7月24日 月曜日

産経新聞の記事によると、有給休暇の 1人当たり取得日数が年間 3日増えた場合、宿泊費や飲食費、交通費等を合わせた国内旅行消費額が 9,213億円押し上げられるとの試算を政府がまとめたのだそうな・・・。

やはりというのか、庶民の生活を分かっていない天井人が考えそうなことですね(笑)

優雅に旅行できるだけの所得を得られている人がどれくらいいるでしょうか? 消費税 10%への引き上げも控える中で、余計な消費にお金を回せる人はどれくらいいるでしょうか? 1度くらい旅行はしたとして、他の生活費を抑えずに旅行できる人はどれくらいいるでしょうか?

私もセミナーなどで、「政府統計や外部データを用いて外部環境を把握しましょう!」 とは言いますが、、、政府の発表といえども、それが信憑性のあるデータかどうかは ご自身でしっかりと判断する必要がありますね。

皆さまの会社の経営計画書に、「政府の働き方改革の施策によって、観光客が爆発的に増えて自店に大行列ができ、売上・利益は右肩上がりで V字回復が見込まれる」 ・・・なんてことが書かれていたら、、、皆さまは、どのように感じられますか?


「夢」 と 「現実」 が折り合う事業の形。

2017年7月20日 木曜日

線路2017

電車を乗り継いで数時間、岩手県某所に来ています^^

人は、年齢を重ねるほどに、他者の意見を受け入れなくなる傾向がありますが、、、今日お会いした事業主さんは、とても柔軟な方というのか、ご自身で勉強もされるし、工夫もされるし、厳しい意見も受け止めるし、、、歳を重ねてもそうありたいと思える素晴らしい方でした。

だからこそ、何とかしてあげたい。

夢(=やりたいこと) を実現させるには、営業黒字になることは絶対条件。 さらには、借入金があればその返済、はたまた、ご自身の生活を成り立たせるだけの報酬も考えながら、経営的にも生活的にも問題のない収支計画を考えなければなりません。

今以上に努力をしたり 工夫を重ねたり、あるいは、多少の妥協点を見出したり、、、それでも、夢(=やりたいこと) を諦めるのとは違う、夢(=やりたいこと) と 現実(=収支計画) が上手く折り合う事業の形・・・を見つけるお手伝いをしたいと思っています。


「経営分析」 が簡単にできるということは・・・

2017年7月09日 日曜日

もう随分昔の話、「2時間で分かる○○」 とか 「さるでも分かる△△」 というような、ビジネス本が流行りました。 それまでは難解なものが多かったため、とてもありがたい本でしたが、ある時から、「漫画で学ぶ××」 というように、より馴染みやすいものに進化してきています。

ただ、気を付けないといけないのが、本当に分かるわけではないということ、、、あくまでも、かいつまんでポイントを押さえることができたり、入門書・導入書としての位置付けのものですので、それだけで全てのことが本当に理解できるかといえば、それは無理な話なのですよね^^;

さて、セミナーや研修などで、このようなことを言われることがあります、、、「もっと簡単に経営分析ができるようにならないのですか?」 (→ 沢山の分析手法を覚えるのが難しい、時間が掛かる、面倒 ということのようで・・・)

そうした人には、こんなことを考えていただけたらと思っています。 「あなたのご商売は、そんなに単純なものなのですか?」

経営というのは、簡単なものでも 単純なものでもありません、、、これまでの年月、様々なことが複雑に絡み合って今の状態に至ったのですから、それを 「分かりやすく解きほぐしていく」 には、相応の難易度の分析が複数必要になってくるのです。

もしも、10分程度で、いくつかクリックしただけで あらゆることが分かってしまうのでしたら、その程度のご商売でしかない ということになってしまいますが、、、おそらく、そのような方はほとんどいないはずですよね?

「簡単に経営分析ができない」 ということは、それくらい複雑な経営環境の中で頑張ってきた! 今も頑張っている! という証です。 そうしたことに敬意を払い、時間を掛けながら一つひとつ解きほぐしていきましょう^^


マクロ環境の変化には、適応するしかありません。

2017年7月07日 金曜日

日欧EPA(経済連携協定) 交渉が大枠合意に至ったと正式表明されましたね。 本場のワインやチーズが今までよりも安く手に入るとあって、(経済政策としては久しぶりに?) 歓迎ムードが漂っています。

ただ、忘れやすい国民性ということもあって、物流問題は既にどこ吹く風となっていますが、、、物流経費増加分を加味すれば、店頭価格としてはどれくらい安くなるのかは何ともいえないようにも思いますが、大手小売チェーンなどでは、利益を削ってでも大々的なキャンペーンで消費拡大を狙うことでしょう。

・・・というように、一消費者としては歓迎できる政策ですが、その一方で、国内のワイナリーなどは、価格競争力の面で、また、前述のような卸先の販促政策の観点から、販売量が落ちるなどの影響は避けられないでしょう。

牛肉自由化の時もそうでしたが、本当に良いモノであれば 海外に目を向けなさい・・・ということなのでしょう。 幸いにもインバウンド需要はまだ数年期待できますので、PRの仕方は様々に考えられますので、以前のように いきなり海外に販路拡大というほどハードルは高くないはずです。

また、関税引き下げを契機に欧州ワインブームなんて起きると、、、例えば、日本酒や焼酎などには逆風となりますので、せっかく盛り返してきた蔵元も、販売量に影響が出てきたり、店頭での価格競争力をつけるために値引きを要請されたり、、、何かしら影響が出てくることもありますので、対策を考えておいた方が良いでしょう。

マクロ環境の変化は、事業者が何を言っても どのように動いても、残念ながら止めることはできません。 変化に際して、どのように考えて どのように適応していくのか ・・・これにつきると思います。 日欧EPA によって、事業に悪い影響が出そうな方は、負けずに乗り越えましょう!


来たる時に備えて・・・

2017年6月26日 月曜日

消費税 10%引き上げ延期を表明してから早 1年。 未だ消費動向が改善されたとは言えない状況ですが、オリンピック後には急激な景気の冷え込みが予測されていますので、再延期はせずに 表明通り 10%に引き上げるのでしょう。

例えば、アパレル業界などは、未だ 8%への引き上げが尾を引いている業界ですので、何の対策もせずにその時を迎えると、それこそ目も当てられない状況となることでしょう・・・。

また、引き上げ実施予定の 2019年 10月を前に、2019年の年明け頃、あるいは、新年度が始まる 4月頃には、引き上げ関連の報道が活発になるでしょうから、、、駆け込み購入だけでなく 家計の引き締めも始まりますので、業界によっては 10%引き上げ実施前から売上の鈍化が始まることも予想されます。

衣料品やアクセサリーなどは、品質が向上している上に不要不急のものではないという商品性を考えれば、駆け込み需要はあまり期待できない商品といえますね(・・・シーズン性もありますし)。 つまり、アパレル業界は、10%引き上げ実施前から売上が鈍化すると考えて、タイムリミットは今から 1年半ほどでしょうか、、、その間に何をしておくべきかを考え、早いうちに行動に移していただきたいと思っています。