05-商品・価格・在庫記事一覧



良い商品なのに売れない!

2022年1月02日 日曜日

誰もが知るといってもよい某アパレルチェーン店で、21AWに出した新商品のバッグ・・・この手の本格的な商品は今まで展開していなかったため、ずっと気になっていました。

購入者の書き込みや業界人の反応等を見て期待感が高まりつつも、やはり実物を見ないままに購入する自信はなく、年末に在庫のある新宿へ。

棚にあったその商品を見た瞬間、「買わなくて良かった」 ・・・が正直な感想です^^;

理由は、私には、どう考えても合わせられないから。。。 モノとしては良いのですが、これを使いこなせる人は限られてくるかな…というような、ちょっと難しい質感(表情) だったのでした。。。

さて、本日、お気に入り登録していたその商品に関する お勧めメールが届きましたが、、、なんと、期間限定価格  5,990円(税込)に! 定価は 15,900円(税込)なのですが、いくら何でも下げ過ぎでしょ(笑)

一部大ファンはいたけれど、大衆には難しいとの評価、、、マスを狙うアパレル店としては致命的といえるでしょう。 でも、原宿でも青山でも、セレクトショップに置いたら定価より高くしても売れるかな?とも思ってしまいます。

モノとしては良いのですが、残念ながら、店舗(ブランド)コンセプトと商品コンセプトが合わなかった…ということでしょう。。。


腕の良い洋菓子店は、●●で分かる! (後編)

2021年12月19日 日曜日

(つづき)

さて、ある商品というのは 「サバラン」 です。 20-30年前には よく見るケーキでしたが、今では絶滅危惧種といってよいくらい、、、中々見かけなくなりました。

サバラン

・・・というのは、洋酒をふんだんに使っているため、お酒の弱い人は顔が赤くなるし、食べてすぐ車を運転すれば捕まります、、、ですから、子供や女性は食べないし、人気投票をすると、嫌いなケーキ 3位に顔を出すようなケーキなのです(苦笑)

・・・そんな商品を出しても、基本的に売れないのでほぼ廃棄、、、廃棄するために作るのは忍びないので、当然のことながら、売れない店では作らなくなります。

一方で、サバランを出す店は、相応に売れる=固定的なファンがいるということ。 そんな珍しい人が相応にいるということは、その何倍もの通常の固定客がいる、つまり、繁盛している店ということができます。 また、サバラン好きの人は、こだわりが非常に強い傾向があるため、美味しくないサバランは二度と購入しません。

つまり、サバランを出す店には、そうしたこだわりの強い人を満足させるくらい腕の良いパティシエがいるといえます。

店にうかがう前に、ホームページでサバランを出していることを知り、期待感が高まるとともに、店に入って光り輝くサバランを見た瞬間、この店は相当なこだわりがあるに違いない! と確信、、、帰宅して食べると、やっぱり~! と顔が緩むのでした♪

もちろん、サバランは作らないけれど腕の良い店も多くありますが、、、私の 17年の洋菓子店のコンサル経験から、サバランがあれば、ほぼ間違いなく良い店ですので、、、そうした洋菓子店を見つけたら 期待してくださいね♪

(おわり)


腕の良い洋菓子店は、●●で分かる! (前編)

2021年12月18日 土曜日

独立する前からお世話になった洋菓子店。

診断ノウハウを学ぶためにご協力いただいたり、独立してからも度々うかがって、私の経験のために様々な提案・改善をさせていただいたり、、、その後十年以上に渡り、大変お世話になっていました。

その時に教わった、学んだノウハウとして、腕の良い洋菓子店(ケーキ屋さん) の見極め方があります。

店が掃除されているか、陳列ケースが見やすいか、清潔感があるか、接客が丁寧か、厨房を見えるようにしているか、面倒なデコレーション等の注文を嫌がらないか・・・等々、様々な見方があると思いますが、、、私の見極め方は、ある商品を出しているか・・・という とても簡単なこと。

先日、ある人気の洋菓子店にちょっとした支援(情報提供) に伺い、そうしたことを伝えたところ、、、オーナーは大笑いしながら、「初めて聞いたけど、確かにそうかもしれない!」 と意気投合したのでした。

さて、ある商品というのは 、、、

(後編につづく)


値上げラッシュ、、、影響は思っている以上!?

2021年12月04日 土曜日

電気・ガス料金、ガソリン・灯油、主原料が小麦の商品、コーヒー、チョコ、輸入品全般・・・等々、日常生活の中で結構値上げされたなと実感する今日この頃。

パンは先月辺りから 10-30円高くなったし、今まで買っていた野菜(輸入の冷凍食品) は 178円→198円(11.2%UP)、158円→178(12.7%UP)など、よく買う商品が 10%以上値上げされました。 そのため、まだ値上げしていない商品に代えたり、米は昨年より明らかに安いため、明日から主食を米に切り替えようと思っています。

また、家では着込んで暖房を控えめにしていますが、このような工夫をしても値上げ分を賄えるだけの節約はできないでしょうから、、、私の生活費は 1割以上高くなることでしょう。

私のように普段から家計を気にしている方は、この冬の値上げラッシュにより、結構な影響が出ると実感されていると思います。 そして、その対策として消費全般を節約することになるため、国内消費全体に相応の影響が出てくるかなと思っています。

コロナが抑えられても消費が伸びない懸念がありますので、、、ご商売の面では十分にご留意くださいませ。


コスト削減に偏り過ぎた結果・・・ (後編)

2021年11月24日 水曜日

(つづき)

いつの頃からか 、経営において 「生産性向上」 が重要と言われるようになりました。

しかしながら、コスト削減意識の強い、というか、それに傾倒し過ぎた日本では、生産性=労働生産性と捉えてしまい、、、いかに短い時間で、いかに少ないコストでアウトプット(商品・製品・売上等々) を生み出すか・・・となってしまったため、「生産性」 ではなく あえて 「付加価値生産性」 と言うようになってきました。

「付加価値生産性」 においても、短時間・低コストは正解ですが、それだけでは正解の半分。 いかに付加価値を高めるかで考えれば、たとえ時間・コストが少し多く掛かっても、それ以上に価値の高いものが生み出せれば、それも正解となります。

今回、こうした内容でコラムを書いたのは、「大阪府議の議員バッジを 金メッキから木製に変えることで経費節減をする」 との記事を見たことがきっかけ。

もちろん、大切な税金ですから 無駄使いの削減は大切なことで、これ自体はとても良い取組。 でも、これは 「労働生産性」  しか見ていない経営者と同じで、、、「付加価値生産性」 の視点で考えれば、どうやったら 議員バッジの付加価値を高められるかを考えることも大切です。

そもそもが、「東洋のマンチェスター」 と称された 大阪工業の象徴である歯車をモチーフにしたデザインとのことですので、、、現在の大阪のモノづくりの技術の粋を集めたバッジにし、大阪の製造業の PRに使う(→ 議員が、産業振興のために他県や世界に PRする・子供たちなど次代のモノづくりの担い手への教育に活用する等々) といった方向性があっても良いと思います。

コスト削減はもちろん大切。 ただ、それに偏り過ぎるのではなく、いかに付加価値を高められるかを考えることが、今の時代にはもっと大切なことだと思っています。

(おわり)


コスト削減に偏り過ぎた結果・・・ (前編)

2021年11月23日 火曜日

日本の産業というのか、日本人にはコスト削減の意識が非常に強く刷り込まれているように感じます。

私が社会に出たバブルが完全に崩壊した頃、高いものは売れなくなり、少しでも安いもの、安くて上質なもの・・・が求められるようになりました。 「安い」 ということが一番のキーワードになる中で 経営を成り立たせるには、原価(仕入) や経費を抑えることが至上命題に。

そこから、様々な角度でコスト削減に取り組むようになり、いかにヒト・モノ・カネを安く調達し、いかにそれらを組み合わせ 安く提供できるか多様な方策が生み出され、、、いつの頃からか コスト削減能力が、企業(我が国産業) の競争力の源泉となっていったように感じます。

一方で、商品そのものの価値が向上することはなく、コスト削減のあおりで寧ろ価値は低下する方向に、、、「昔のものは長く使えたよね」 はその典型といえますね。 つまり、コスト削減に偏り過ぎた結果、付加価値向上がなされない(軽視される) 時代が長く続きました。

例えば、アパレル業界でいえば、いかに安く、効率的に売れる商品を投入していくかに力点が置かれ、いかに面白いもの、他社にはないものを生み出していくかは軽視されるようになっていった、、、まだ若かりし頃ですが、MD主導の体制に変わり、デザイナーは不要と切りまくっていた状況も実際に目の当たりにしてきました。。。

挙句の果てに、国内で更なるコスト削減は無理となると、製造(仕入) 拠点をアジア圏に移し、、、それが奏功した反面、国内のモノづくり能力そのものを失う状況に。。。

(つづく)


アイデア出しはワイワイ・ガヤガヤ・・・

2021年11月07日 日曜日

新しいアイデアを出すには、真面目に考えていても良いアイデアは出てこないもの、、、その場のノリでも、冗談混じりでも、他の人のアイデアに乗っかりながら、ツッコミながら、ワイワイ・ガヤガヤと楽しくおしゃべりしながら行うのが鉄板です。

ですから、新商品開発などの支援をする時には、私(支援者)が MCとなって、ワイワイ・ガヤガヤするように方向付けをしていき、徐々にメンバーだけで話し合えるようフェードアウトしていきます。

でも、おしゃべりが苦手な人や、自分がおしゃべりするのは好きでも MCや 場づくりができない人って結構多くいるのですが、、、そうした人がリーダーや支援者の場合、残念ながら あまり良いアイデアは見込めません。

何ごとにも向き不向きはあるもので、、、アイデア出しが必要(重要) なテーマにおいては、そうしたリーダーや支援者は向いていないため、まずは、向いている人を任命できているか・・・ということが、良いアイデアを出す最初の 1歩だったりしますね。

例えば、社長がリーダーに向いていないと思った時には、最終責任者は社長だけれども、開発リーダーは社員の中から任命し、私は開発リーダーと社長のサポートをするなど、体制面を明確にした上でスタートしていますよ、、、ご参考まで。


値上げしなくて大丈夫?

2021年11月04日 木曜日

小麦など、多くの商品の原材料に使われるものが値上がりすると、多くの事業者で影響が出ます。 しかも、パン・菓子・麺などを扱う事業では、主要な原材料であるため、影響は非常に大きなものとなります。

これまでは、何とか耐えながら販売価格を維持してきた企業も、コロナ禍で収益悪化したことなども踏まえればそうした対応は無理。 しかも、原油価格からして上がっているわけですから、さらなる原価高騰が見込まれますので、、、まだまだ値上げの秋・冬となることでしょう。

お客様のために販売価格を維持というのは分かりますが、経営が成り立たなければ慈善事業となってしまいますので、、、経営状態や今後の情勢を冷静に判断して、適正な価格をご検討いただければと思います。

先日、いくらなんでも・・・という状態だったため、値上げするよう助言したパン屋さんと洋菓子屋さんがありましたが、、、店頭表示をして きちんと状況説明したことで、この 1カ月、販売には影響が出ませんでした。

お客様が納得できる説明ができれば、値上げは受け入れられるものですので、、、それでも値上げできないという経営者は、値上げよりも、耐えに耐えて経営が立ち行かなくなる方が お客様に迷惑が掛かるということにご留意いただければと思っています。


言語化能力の高い人・・・

2021年6月18日 金曜日

最近、初めてお会いする方へのヒアリングが続きました。 ヒアリングでは、具体的に掘り下げられた回答を聞き出すため、ご対応された方はさぞかし脳に汗をかいたことでしょう、、、ありがとうございましたm(_ _)m

例えば、数値について聞かれたとき、これは 分かっているかどうかだけの問題のため、分かってさえいれば、誰もが正しく言葉にして伝えられます。

では、方針を聞かれたときはどうでしょうか?・・・店づくりの方針、品揃えの方針、採用の方針、育成の方針、投資の方針…等々。 普段から考えていないと答えられないし、漠然としたものはあっても明確に意識されたものがないと、中々言葉にして伝えるのは難しかったりします。

では、デザインの良さや なぜその商品を選んだかなど、感性にかかわる部分を聞かれたときはどうでしょうか? ・・・これこそ、感覚的なものを言葉にするのですから、普段から考えているだけでなく、相応の言語化能力を持ち合わせていないと、上手く伝わるようには話せないものです。

・・・この辺り、結構掘り下げてヒアリングしたのですが、、、中々優秀な社員さんが複数いて、私としても とても勉強になりました。 上手く表現できないときに、「こういうことですかね?」 と意図を汲んで伝えると、「そうです!そうです!」 と喜ばれたり、、、結構楽しくヒアリングをさせていただきました♪

その中でも、言語化能力が特に高い方に、そうした能力の高さの背景にある部分を聞いてみたところ、、、普段から理由を考えて行動しているとのこと。

例えば、バイイングの際、感性だけで選ぶのではなく、「〇〇だから良い」 と明確に理由付けしたり、全体像を明確にして それに合致しているものから選んだり、、、感性が必要な仕事の中でも、常に論理的に考えるよう意識しているそうです。

話していて感じたのは、こうした言語化能力の高い人が上司だと、とても仕事がやりやすいし、自身の成長も早いだろうな・・・と、うらやましく思うのでした♪


新型コロナ、、、高級衣料品店休業の謎・・・

2021年5月17日 月曜日

緊急事態宣言の延長を受けて、休業が継続すると思いきや、続々と営業再開。

あれだけ人流抑止が不十分といって延長したのに、なぜ再開しても良いのか不思議ですが、、、やはり人流ではなく感染防止対策の徹底度合いなのだろうと改めて思っていたところ、都知事が百貨店に向けておかしげな指摘。

・・・それを受けて、西武百貨店では、再開したラグジュアリーブランドの売り場を再度休業するとのこと。。。

ラグジュアリーブランドは、常に入口に店員が立ち、マスク着用確認やアルコール消毒を徹底しています。 そもそも客が殺到するような店でもないため 密の心配もない、、、なのに、なぜここを休業させないといけないのか、甚だ疑問に感じます。

人流抑止というなら閉店させないといけない店が山ほどあるのに・・・。

アパレルは、基本的に季節性の商品を扱うため、今 売らなければ、その在庫の価値は著しく下がり、プロパー販売できない商品が多く出てくるでしょう。 そこに納品する立場の卸・製造の会社は出荷を止められるため、小売だけでなく川上に影響は広がっていきます。

どうも意地になって休業要請しているようにしか見えないのですが、、、業界関係者からすれば、こうした措置は憤りしかありません。。。