10-組織・人財・教育記事一覧



外国人技能実習生を巡る問題 (その1)

2018年12月05日 水曜日

大手衣料品チェーン 「しまむら」 が、下請けの縫製工場で 外国人技能実習生が違法に働かされていたことを受け、全ての取引企業に対し、技能実習生への人権侵害が無いよう求める通知を出す ・・・とのこと。 以前、ワコールでもこうした通知を出して話題になりましたが、昨今の国会審議なども受けて、ますますこうした動きは強まることでしょう。

ところで、この下請け企業、「最低賃金以下で長時間労働させていた」 とのことで、7月に、企業名や現地の様子がニュースで流れましたが、今回の動きで 再びそうした映像や実名が流れるとは、、、現在改善されているのなら ちょっと可哀想な気もしますが、「悪いことをすると いつまでも付いて回る!」 ということは、他人事と思わずに学んでおきたいところですね。

一連の報道を見ていると、なんとなく、この縫製工場は悪 ・ 「しまむら」 は善 ・・・といった印象を受けるのですが、そうとも言い切れないような。。。  もちろん、この縫製工場を擁護する気は 1ミリも無いのですが、そうするに至った背景を考えると、、、端的に言えば、「しまむら」 は適正な工賃を払っているのだろうか? というところが出発点のように感じます。

値下げ要求 ⇒ 低賃金で働かせることで対応 ⇒ 更なる値下げ要求 ⇒ 更なる低賃金にするために外国人を雇用 ⇒ 更なる値下げ要求 ⇒ 違法行為で対応 ・・・今どの段階かはそれぞれありますが、工場だけでなく飲食・サービス業も含めて、労働集約型の産業は、多かれ少なかれ こうした流れに陥っているのが実情だと感じています。

違法行為は絶対にしてはいけないので、そこを厳しくするのは良いのですが、、、それと同時に、「発注者が適正価格で発注しているのか?」 ということにも切り込んでいかなければ、ただ廃業が増えるだけとなってしまうことを危惧しています。

(近い内に 「その2」 を投稿します)


便利なキーワードが 本質から目を背けさせる・・・ (後編)

2018年10月30日 火曜日

(つづき)

さて、この 1年でよく聞くのが 「人手不足」 という便利なキーワード。

たしかに、人がいなければ仕事にならない業種も多いので、「人手不足」 は深刻な業績不振を招きます。 ただ、相変わらず 数百人・数千人規模のリストラ報道は続くし、働きたくても働く場がない中高年 や かつての氷河期世代が溢れている現状です。

つまり、人はいるけれど 「マッチング」 できていない ・・・なんて言う人も便利なキーワードで思考停止に陥っているわけで(笑)、、、本質的な原因としては、雇用者側が、仕事に見合った(今の時代に見合った) 賃金・待遇・安定・仕事の魅力等 を提供できていない、だから、人が来ない・他所に行く ということなのでしょう。

そう考えると、「人手不足」 は、企業の収益構造や給与制度、社員や雇用に対する考え方 ・・・等々を正さなければ解決するはずもなく、、、だから、移民政策で安い労働力を手に入れる(体の良い奴隷制度) という話が湧きあがってくるのでしょう。

『便利なキーワード』 は本質から目を背けることにもつながりますので、、、一度 ご自身の口グセに便利なキーワードはないか、振り返ってみてはいかがでしょうか^^?

(おわり)


有休取得が義務化・・・対応を検討していますか?

2018年10月24日 水曜日

2019年4月1日より、年次有給休暇の取得が義務化されます。 これは、年 10日以上の有休が与えられている労働者について、年 5日は必ず取得させるよう 使用者に義務付けるもの (※労働基準法に規定されます)。

私が会社員時代を振り返れば、年20日の有休の内、取得できるのは頑張っても 8-10日だったので、毎年10日以上は捨てていくことに、、、しかも、多くは病院に行く時や、「もう無理!」 とダウンした時にしか使えない感じでしたし、具合が悪く 2時間早退するのを 「有休」 と称していたり・・・^^;

似た境遇の方も多いと思いますが、有休制度にやっとメスが入った状況ですね。

ただ、労働者側からすれば、5日分しか義務化されないのはおかしな話で、当然の権利なのだから 100%消化であるべき(消化できないなら会社が買い取るべき) と思うのですよねぇ。 一方で、経営者からすれば、特に取得率の低い業種などは、「100%消化なんてされたら たまったもんじゃない!」 というのが正直なところでしょう。

・・・この辺りの “とりあえずの落としどころ” が 5日取得の義務化なのでしょうね。 ただこれも、働き方改革 や ブラック企業根絶の風潮 からすれば一時的なもので、今後、もっと労働者側の意向に沿う制度になっていくことでしょう。

経営者としては、そうした流れに上手く対応できないと、人手不足や有能な社員の流出を招いたり 労基署に入られたり・・・といったことに直結しますので、、、今の内に対応を検討していただければと思っています。


いつまでもつか・・・

2018年10月10日 水曜日

10月10日といえば、体育の日! ・・・未だその感覚が抜けません^^;

毎年、この時期になると現れるのが、真新しいウェアやシューズで、フォームは滅茶苦茶、明らかな運動不足の体型に似つかわぬハイペースで、通行人の邪魔になりながら 走ったりウォーキングしたりする多数のビギナーさん達。

・・・こうした人たちが 体育の日前頃から急増し、11月に入ると減少、11月末ともなると 元通りの風景に戻ります(笑)

見ていて思うのは、「1週間もしない内に足腰痛めるだろうな」 というフォームの人が大半で、「筋力・体力がついていない段階でのハイペース・オーバーワークの人」 も多く、、、始めた当初の新鮮味がなくなり 疲労も溜まってくる頃に寒くなるため、外に出るのも嫌になるのでしょう ・・・例年、晩秋の生存率は極めて低いですね^^;;

今年は涼しくなるのが早かったこともあり、9月下旬からビギナーさん達を見かけるようになりましたが、まだ寒くならない内から減少傾向、、、足腰の故障かなぁと他人事ながら心配しています。

さて、支援先で新しい社員を複数名採用したのですが、それに対して、部門リーダーが 「いつまでもつか・・・」 と一言。

これまでも、数週間で辞めるのが通例で、1年もつ人はほとんどいない状況だったことからそんな言葉が出たようですが、、、リーダーという職責を考えれば、もたない理由を明確にして改善する、1年(と言わず何年も) もたせるよう周囲に働きかける・新人をフォローする ・・・といったことが求められているのですが。。。

・・・もたないことの原因は、新人だけでなく リーダーにもあるかもしれませんね。


上の発言は、組織全体の発言です。

2018年9月21日 金曜日

日本商工会議所の会頭が通常会員総会で、「来年10月の消費税率引き上げを確実に行うことが必要」 との発言をしたとのこと。

私はそうは思っていないなんて言っても、、、残念ながら、上の発言は、組織全体の発言と見られてしまいます。

現場支援に従事している商工会議所の経営指導員さんと会員の事業者さんとの間に 溝が生じないことをお祈り申し上げます・・・。


褒めるブーム再来?

2018年9月13日 木曜日

ワイドショーやスポーツニュースでは、某テニス選手のグランドスラム大会初優勝の話題で持ちきり。 ・・・その中で、日本のスポーツ界で暴力・パワハラ問題が続出している反動のせいか、某テニス選手へのコーチング手法が賞賛されています。

また来たか。。。

とにかく相手の話を聴いてあげる、否定はしない、褒める・励ます・その気にさせる、、、いわゆる 「褒めて伸ばすこと」 が絶対的に必要との論調・・・。

自分に置き換えれば、そりゃあ厳しいことを言われるのはイヤ、特に昨今の多くの若者のように、厳しいことを言われず、厳しい状況に置かれたことのなかった人はそうしたことを望むでしょう。 でも、某テニス選手は、一瞬垣間見られた励まされているシーンの裏で、想像できないくらいの厳しい練習を重ねてきたはずですよね。

青学ブームの時などもそうでしたが、そうした見えない所は考えずに、ただ褒めろ、褒めろ、褒めろ、、、

社員教育においても、褒めるのは必要なこと、褒める効果も大きい・・・と思っています。 でも、「褒めただけで人が伸びるのか」 ということを冷静に考える必要もあると思っています。


再現性を高めるには?

2018年8月23日 木曜日

大豆1 大豆2

知る人ぞ知る(?) 私は大のあんこ好きなのですが、、、自分の好みにピッタリ合うあんこが無く、いつしか 「自分で作れば良いのではないか!」 との思いを抱くようになりました。

そんな時、実家で使っていない圧力鍋があるとのことで、、、といっても、圧力鍋を使うこと自体初めてだったので、帰省した折に、母親にいくつか料理を教わりながら一から学んでいったのでした^^

圧力鍋は、それぞれ性能が異なるため加圧時間等が経験を要するところもあって 一筋縄ではいかないところもあるのですが、、、特訓の成果もあり ようやく 3品作れるようになりました♪ ・・・もう少し腕前が上がってきたら、あんこ作りにチャレンジしたいと思っています^^ノ

さて、どんな時にも同じ味の料理を作れるようにする(=再現性を高める) には、レシピ(作り方のマニュアル) が重要になります。

料理本やクックパッド等を見ていると、私のような素人には、迷うところや理解できないところが結構あり、懇切丁寧なレシピ(作り方のマニュアル) はあまりないものなんだな・・・と思い、、、料理を作っては試行錯誤した結果を記録して、いつでも同じ味が再現できるレシピ(作り方のマニュアル) として残しています。

企業支援の中で、数えきれないほど業務マニュアルの作成を支援してきたこともあり、、、料理の才能はないけれど、マニュアル作成の才能は非凡なるものがあるのだな・・・と自画自賛するのでした^^;


看板を背負っているという自覚 ありますか?

2018年8月03日 金曜日

片側 2車線の広い道路を運転していると、右手前方にある某有名家電量販店の駐車場から、店の制服を着た女性が車道に歩いて出てきました。

「え?ここ渡るの??」 と思いつつ注意しながら進むと、女性は歩みを止めることなく中央線へ到達。 タイミング的に 「まさか私の車に飛び込むの!?」 と思って急ブレーキを踏むと、女性は何食わぬ顔でこちらを見ていました。 ・・・「わざわざ止まるなよ!」 とでも言いたいのでしょうかねぇ^^;

こんな時、「ふざけるな ○×電気!社員教育で道交法違反を教えてるのか!!」 と怒り心頭になるドライバーもいるわけで、、、報復として、警察に通報、電話や店頭での苦情、また、昨今では SNSによるサラシ(写真を撮ることも可能ですから) なんてことも考えられますね^^;;

制服着用=会社の看板を背負って歩いているわけですからね、、、もう少しそうした自覚を持たせないと、会社としても社会的にダメージを受けかねませんね。

社名を掲げた車で乱暴な運転をしている、制服を着た店員が 店裏でタバコを吸いながら暴言を吐いている ・・・なんて光景もたまに見かけますが、、、同じく、会社の看板を背負っていることが理解できていない社員なのでしょうね。

こうしたことは、巡り巡って 必ずや会社に返ってきますので、、、ご留意くださいませ。


本格的なリハビリ開始♪

2018年7月22日 日曜日

剥離骨折 と 数カ所の靭帯損傷をしたのが 6月2日。 1-2週目は順調に快復していましたが、3週目、寝ている間に患部を捻ったようで症状が悪化^^; 1週間分元に戻る形になりましたが、以後順調に快復して 今ちょうど 7週間経過^^

今もまだ腫れと痛みが残っているため、患部には常にロキソニンテープを貼り、固定してなるべく患部に力が掛からないような生活。 それでも、外出できるし、片足を浴槽の淵に掛けてシャワーも浴びれるし、それほど不自由なく日常生活を送っていました。

運動は、3週目から徐々に、ステッパー(足踏みする健康器具) ・スクワット・自転車・腹筋など、足首・足先に力が掛からないようなものを始め、下半身の筋力回復・維持に努めてきました。 そして、そろそろいけるかなと思い、昨日から ウォーキング(指や足先で蹴り出すトレーニング) も始めました ~ 順調、順調^^

驚いたのは、怪我をする前は、1日に 1回 7.5km × 2本 (1km 9分30秒ペース) のウォーキングが日課だったのに、昨日は ゆっくり 2km (1km 12分ペース) で限界^^; これまでの 4週間、太腿~尻・腰回りを相応に鍛えてきたつもりが、歩くのに使う筋肉は全く別物、、、ふくらはぎの筋肉、指の踏ん張り、横アーチを使った微妙なバランスのとり方等々、複雑な足のパーツの動きが連動して初めて 「正しく歩ける」 ということを実感しました^^;;

・・・怪我をしたことで体の使い方を学ぶと共に、元の脚力を取り戻すにはまだ 1カ月以上は掛かるのかな、、、そう感じた 7週目でした^^

さて、怪我や病気などで快復に時間が掛かると、どうしても仕事に支障が出たり 周囲に迷惑を掛けたり ・・・と 怪我や病気よりもそうしたことの方が気に掛かってしまう人も多いと思いますが、、、焦って無理をすると、快復が遅れたり再発したりと、逆に多大な迷惑を掛けてしまうことにもなりかねません。 経営者や部門の責任者は、そうした社員には、復帰したら今まで以上に頑張ってもらうこととして、無理させないようにしてくださいね^^


評価の視点・・・成果? プロセス?

2018年6月29日 金曜日

なんだかんだいって、ワールドカップサッカーの日本戦、3戦ともテレビ鑑賞してしまいました。 今日は、暑さで早くに目覚めてしまったのもあって寝不足です^^;

さて、今朝のニュース各局、グループリーグ突破に湧いてはいましたが、試合前の盛り上がりとは違った 微妙な空気感がありますね・・・。 日本人の中では ”賛” が多いようには思いますが、いわゆる賛否両論、、、残り 10分の作戦によって、歓喜に沸き切れないモヤモヤが残る試合となってしまいました(残念)

ふとよぎったのが、残り 3ラウンド、距離を取って手を合わせることなく判定勝ちしたチャンピオン。 主力打者を全打席敬遠して勝ち上がった高校野球チーム。 ・・・どちらも勝った・強かったことに違いなく、ましてや反則したわけでもなく、、、でも、「なんだかね・・・」 という微妙な空気が生まれます。

当事者からすれば、どんなに良い試合をしても負ければ終わり、生活やその後の人生も掛かっているのだから 勝つために・生き残るためにどんなことでもする、、、そこは尊重するけれど、”名” よりも露骨に ”実” を重んじる様子を目の当りにすると、 「なんだかね・・・」 となってしまいます^^;;

そうそう、以前、支援でこんなことがありました。

営業職の社員には売上目標(ノルマ) が設定されています。 いつもあと少し届かないため、自費購入する形で売上目標を達成させている社員がいました。 ある時、そうした行為が見つかり、「ズルをして目標を達成させている」 と糾弾され、これまでの評価も低く見直されることになってしまいました。 でも、こうしたことがいけないという内規があるわけでもなく、公然とは言わないまでも 少なからず営業職はやっている実情もあり、その社員は強く反発しましたが・・・。

評価するときに、「成果」 で見ているのか、「プロセス」 で見ているのか、はたまた、成果もプロセスも 「両方」 で見ているのか、こうした評価の視点の違いが、時に問題を引き起こすこともありますので、、、全社員で視点の目合わせをしていただくことをお勧めします^^