10-組織・人財・教育記事一覧



「横並び」 を求める人々・・・

2019年1月31日 木曜日

バレンタインデーまで 2週間。 この時期、洋菓子店では年数回ある大きな稼ぎ時の時期となるため、支援先でも気合を入れて準備を進めています。

近年、女性同士でチョコを贈り合う 「友チョコ」 や自分への 「ご褒美チョコ」 なる新たな需要も出てきましたが、、、全体的には、所得の低下、事業所数・社員数の減少、若者のコミュニケーション能力の低下等もあって、バレンタイン商戦は年々下火になっているように感じています。

加えて、やたらと 「チョコを渡すのを禁止にするべき」 とか 「職場のバレンタイン禁止」 といった ネット上の記事やコメントが目立つようになるなど、洋菓子店にとって バレンタイン商戦が大きな柱とならなくなる状況も垣間見られます。

元々、日本の国民性として 「横並び」 というものがあったとは思いますが、、、いつの頃からか 「横並び=平等」 といったニュアンスに変わり、横並びからはみ出すものは 「禁止」、さらには、「何かしら社会的な意義を掲げて禁止を訴える」 といった風潮が強まっているように感じています。

時節柄よく見るのは、義理チョコ禁止、恵方巻き禁止、、、少し前は、キャラ弁禁止、仮装して街を歩くの禁止なんかもありましたね^^; 住人間の挨拶を禁止としたマンションも話題となりましたが、、、嫌なら自分がそれをしなければ良いだけなのに、自分が 「横並び」 から外れるのが嫌・・・というか怖くて仕方ない、さらには、妬みなんかもあるのでしょうね^^;;

何となく、近年(この十数年?) の中高生の学校生活で起きていることが、そのまま一般社会(大人の社会) に持ち込まれているのだろうな・・・と感じる所があります。

支援をしていても、例えば、指示された以外のことをするのは禁止、資格の勉強等 陰で努力するのは禁止・・・なんてことが若手社員の間で話されていた(=頑張りたくない人からの脅しのような状態) のを目の当たりにしたことがあります。。。

皆さまの会社では、そうした雰囲気が感じられることはありますか?


ポジティブな人(組織) × ネガティブな人(組織)

2019年1月27日 日曜日

先日、とある会議にオブザーバーで参加しました。

この会議に先立って、「あることをする」 のは決まっていて、進行役が 「それをどうやって実行に移していこうか」 と切り出す形で会が始まりました。

ほどなく、進行役が 「こうしたらどうか」 と案を示したのですが、参加者の一人が 「それは難しい」 と否定的な見解、、、すると、次々とそれに同調する発言や別の視点から 「それは難しい」 との否定的な意見が出されました。

そして、「そもそもそれってできるの?」 「無理だよね」 「何でそれをやることになったの?」 との声があちらこちらから挙がり、、、進行役も、「私がやろうと言ったわけではない」 「そもそも無理な話だよね」 と否定的な見解を示すことに・・・。

この前の会議で、それをすることは決めてたはずだよね???(笑)

こうなると、結論としては 「やらない!」 しかないのですが、、、「関係者全員が集まっているわけではないので、今、ここでやらないとするのは他の人に失礼だ」 「全員に意見を聴いてから(やらないことを)決めるべきだ」 との意見が出るや 口々に賛同する声が・・・。 (でも、今ここにいる人たちが いわゆる首脳陣なんだけど^^;)

結局、やらない方向で、でも、やらないかどうかは皆の総意で決める ・・・といった結論先延ばしの状態で会議は終了。 (なぜかほぼ全員が満足げな表情^^;;)

こうしたやりとりを見ていて、私の率直な感想は 一言 「気持ち悪い」。 否定的な意見、責任逃れの意見、そうしたものに同調する言動が渦巻いたネガティブな空間から早く出て行きたい ・・・終始そんな心持ちでした><

何事も簡単にやれることはなく、多かれ少なかれ難しい状況はあるものですが、、、ポジティブな人(組織) は、難しいのは当然のことで、それでも 「やらなきゃ!」 という使命感や熱い思いを持って、「どうやったらできるのか」 を必死に考えます。 それに対して、ネガティブな人(組織) は、前述のように その難しさを並べ挙げ、やらないように やらないように話を持っていこうとします。

これまで沢山の人(組織) の言動を見聞きしてきましたが、、、前者のような人(組織) は非常に少ないのが現代日本の特徴かな ・・・と感じています^^;


外国人技能実習生を巡る問題 (その2)

2018年12月20日 木曜日

あっという間に可決された改正入管法。 「数こそ正義」 の下では何を言っても無駄 ということと、あっという間にメディアや世間の話題に上らなくなった = 真剣に考えるべき事柄も 「一過性のブーム」 で流してしまう、、、そんな我が国の構造的な問題も垣間見られたかなと思っています^^;

さて、外国人技能実習生制度には様々な問題があることを耳にしますが、私が支援している中では こんな問題があります。

その企業では、外国人技能実習生を複数人受け入れています。 受け入れ理由は、賃金・休暇が少ない等から従業員が集まらない、端的に言えば、日本人が敬遠する仕事をやってくれる人が欲しいというものですが、、、それでも、仕事内容・賃金・休憩時間・休暇・健康保険・日本での生活(寮) ・・・等々、制度・契約に反することなく運用するとともに、社長は、母国の親御さんから預かっているとの認識で細かに面倒をみています。

そうしたこともあって、ここで身に付けた技能を活かして 母国で高収入の職に就く実習生も多いのですが、1-2年に 1名は失踪する実習生も。。。

なぜ失踪するかというと、この社長が制度に反することなく運用しているから、、、実習生の中には、母国で稼ぐための技能を身に付けるために来ているのではなく、今、日本で稼ぎたい、エージェントに稼げると言われた、就労のために来ている ・・・という者も多くいるのが実際のところです。

すると、従事させて良い時間の上限等を守られてしまうと、稼ぎに来た者からすると 「なぜ働いたらダメなのか!」 となってしまいます。 そうした中、日本には 母国の失踪者や犯罪集団のコミュニティがいくつもあるようで、声を掛けられ(自分から声を掛け) やがて失踪 ・・・となるようです。 (追跡調査で判明)

メディアでは、ブラックな企業の報道ばかりが目立っていましたが、私の支援先のようにホワイトな企業でも失踪者を出してしまう、、、完全に制度の構造的な問題ですね。

あまりに問題が山積みにされた虚構の制度であるにも関わらず、なぜかそれを土台にした改正法、、、私は、数年後には 解決困難な根深い問題として顕在化すると思っています。

(近い内に 「その3」 を投稿します)


外国人技能実習生を巡る問題 (その1)

2018年12月05日 水曜日

大手衣料品チェーン 「しまむら」 が、下請けの縫製工場で 外国人技能実習生が違法に働かされていたことを受け、全ての取引企業に対し、技能実習生への人権侵害が無いよう求める通知を出す ・・・とのこと。 以前、ワコールでもこうした通知を出して話題になりましたが、昨今の国会審議なども受けて、ますますこうした動きは強まることでしょう。

ところで、この下請け企業、「最低賃金以下で長時間労働させていた」 とのことで、7月に、企業名や現地の様子がニュースで流れましたが、今回の動きで 再びそうした映像や実名が流れるとは、、、現在改善されているのなら ちょっと可哀想な気もしますが、「悪いことをすると いつまでも付いて回る!」 ということは、他人事と思わずに学んでおきたいところですね。

一連の報道を見ていると、なんとなく、この縫製工場は悪 ・ 「しまむら」 は善 ・・・といった印象を受けるのですが、そうとも言い切れないような。。。  もちろん、この縫製工場を擁護する気は 1ミリも無いのですが、そうするに至った背景を考えると、、、端的に言えば、「しまむら」 は適正な工賃を払っているのだろうか? というところが出発点のように感じます。

値下げ要求 ⇒ 低賃金で働かせることで対応 ⇒ 更なる値下げ要求 ⇒ 更なる低賃金にするために外国人を雇用 ⇒ 更なる値下げ要求 ⇒ 違法行為で対応 ・・・今どの段階かはそれぞれありますが、工場だけでなく飲食・サービス業も含めて、労働集約型の産業は、多かれ少なかれ こうした流れに陥っているのが実情だと感じています。

違法行為は絶対にしてはいけないので、そこを厳しくするのは良いのですが、、、それと同時に、「発注者が適正価格で発注しているのか?」 ということにも切り込んでいかなければ、ただ廃業が増えるだけとなってしまうことを危惧しています。

(近い内に 「その2」 を投稿します)


便利なキーワードが 本質から目を背けさせる・・・ (後編)

2018年10月30日 火曜日

(つづき)

さて、この 1年でよく聞くのが 「人手不足」 という便利なキーワード。

たしかに、人がいなければ仕事にならない業種も多いので、「人手不足」 は深刻な業績不振を招きます。 ただ、相変わらず 数百人・数千人規模のリストラ報道は続くし、働きたくても働く場がない中高年 や かつての氷河期世代が溢れている現状です。

つまり、人はいるけれど 「マッチング」 できていない ・・・なんて言う人も便利なキーワードで思考停止に陥っているわけで(笑)、、、本質的な原因としては、雇用者側が、仕事に見合った(今の時代に見合った) 賃金・待遇・安定・仕事の魅力等 を提供できていない、だから、人が来ない・他所に行く ということなのでしょう。

そう考えると、「人手不足」 は、企業の収益構造や給与制度、社員や雇用に対する考え方 ・・・等々を正さなければ解決するはずもなく、、、だから、移民政策で安い労働力を手に入れる(体の良い奴隷制度) という話が湧きあがってくるのでしょう。

『便利なキーワード』 は本質から目を背けることにもつながりますので、、、一度 ご自身の口グセに便利なキーワードはないか、振り返ってみてはいかがでしょうか^^?

(おわり)


有休取得が義務化・・・対応を検討していますか?

2018年10月24日 水曜日

2019年4月1日より、年次有給休暇の取得が義務化されます。 これは、年 10日以上の有休が与えられている労働者について、年 5日は必ず取得させるよう 使用者に義務付けるもの (※労働基準法に規定されます)。

私が会社員時代を振り返れば、年20日の有休の内、取得できるのは頑張っても 8-10日だったので、毎年10日以上は捨てていくことに、、、しかも、多くは病院に行く時や、「もう無理!」 とダウンした時にしか使えない感じでしたし、具合が悪く 2時間早退するのを 「有休」 と称していたり・・・^^;

似た境遇の方も多いと思いますが、有休制度にやっとメスが入った状況ですね。

ただ、労働者側からすれば、5日分しか義務化されないのはおかしな話で、当然の権利なのだから 100%消化であるべき(消化できないなら会社が買い取るべき) と思うのですよねぇ。 一方で、経営者からすれば、特に取得率の低い業種などは、「100%消化なんてされたら たまったもんじゃない!」 というのが正直なところでしょう。

・・・この辺りの “とりあえずの落としどころ” が 5日取得の義務化なのでしょうね。 ただこれも、働き方改革 や ブラック企業根絶の風潮 からすれば一時的なもので、今後、もっと労働者側の意向に沿う制度になっていくことでしょう。

経営者としては、そうした流れに上手く対応できないと、人手不足や有能な社員の流出を招いたり 労基署に入られたり・・・といったことに直結しますので、、、今の内に対応を検討していただければと思っています。


いつまでもつか・・・

2018年10月10日 水曜日

10月10日といえば、体育の日! ・・・未だその感覚が抜けません^^;

毎年、この時期になると現れるのが、真新しいウェアやシューズで、フォームは滅茶苦茶、明らかな運動不足の体型に似つかわぬハイペースで、通行人の邪魔になりながら 走ったりウォーキングしたりする多数のビギナーさん達。

・・・こうした人たちが 体育の日前頃から急増し、11月に入ると減少、11月末ともなると 元通りの風景に戻ります(笑)

見ていて思うのは、「1週間もしない内に足腰痛めるだろうな」 というフォームの人が大半で、「筋力・体力がついていない段階でのハイペース・オーバーワークの人」 も多く、、、始めた当初の新鮮味がなくなり 疲労も溜まってくる頃に寒くなるため、外に出るのも嫌になるのでしょう ・・・例年、晩秋の生存率は極めて低いですね^^;;

今年は涼しくなるのが早かったこともあり、9月下旬からビギナーさん達を見かけるようになりましたが、まだ寒くならない内から減少傾向、、、足腰の故障かなぁと他人事ながら心配しています。

さて、支援先で新しい社員を複数名採用したのですが、それに対して、部門リーダーが 「いつまでもつか・・・」 と一言。

これまでも、数週間で辞めるのが通例で、1年もつ人はほとんどいない状況だったことからそんな言葉が出たようですが、、、リーダーという職責を考えれば、もたない理由を明確にして改善する、1年(と言わず何年も) もたせるよう周囲に働きかける・新人をフォローする ・・・といったことが求められているのですが。。。

・・・もたないことの原因は、新人だけでなく リーダーにもあるかもしれませんね。


上の発言は、組織全体の発言です。

2018年9月21日 金曜日

日本商工会議所の会頭が通常会員総会で、「来年10月の消費税率引き上げを確実に行うことが必要」 との発言をしたとのこと。

私はそうは思っていないなんて言っても、、、残念ながら、上の発言は、組織全体の発言と見られてしまいます。

現場支援に従事している商工会議所の経営指導員さんと会員の事業者さんとの間に 溝が生じないことをお祈り申し上げます・・・。


褒めるブーム再来?

2018年9月13日 木曜日

ワイドショーやスポーツニュースでは、某テニス選手のグランドスラム大会初優勝の話題で持ちきり。 ・・・その中で、日本のスポーツ界で暴力・パワハラ問題が続出している反動のせいか、某テニス選手へのコーチング手法が賞賛されています。

また来たか。。。

とにかく相手の話を聴いてあげる、否定はしない、褒める・励ます・その気にさせる、、、いわゆる 「褒めて伸ばすこと」 が絶対的に必要との論調・・・。

自分に置き換えれば、そりゃあ厳しいことを言われるのはイヤ、特に昨今の多くの若者のように、厳しいことを言われず、厳しい状況に置かれたことのなかった人はそうしたことを望むでしょう。 でも、某テニス選手は、一瞬垣間見られた励まされているシーンの裏で、想像できないくらいの厳しい練習を重ねてきたはずですよね。

青学ブームの時などもそうでしたが、そうした見えない所は考えずに、ただ褒めろ、褒めろ、褒めろ、、、

社員教育においても、褒めるのは必要なこと、褒める効果も大きい・・・と思っています。 でも、「褒めただけで人が伸びるのか」 ということを冷静に考える必要もあると思っています。


再現性を高めるには?

2018年8月23日 木曜日

大豆1 大豆2

知る人ぞ知る(?) 私は大のあんこ好きなのですが、、、自分の好みにピッタリ合うあんこが無く、いつしか 「自分で作れば良いのではないか!」 との思いを抱くようになりました。

そんな時、実家で使っていない圧力鍋があるとのことで、、、といっても、圧力鍋を使うこと自体初めてだったので、帰省した折に、母親にいくつか料理を教わりながら一から学んでいったのでした^^

圧力鍋は、それぞれ性能が異なるため加圧時間等が経験を要するところもあって 一筋縄ではいかないところもあるのですが、、、特訓の成果もあり ようやく 3品作れるようになりました♪ ・・・もう少し腕前が上がってきたら、あんこ作りにチャレンジしたいと思っています^^ノ

さて、どんな時にも同じ味の料理を作れるようにする(=再現性を高める) には、レシピ(作り方のマニュアル) が重要になります。

料理本やクックパッド等を見ていると、私のような素人には、迷うところや理解できないところが結構あり、懇切丁寧なレシピ(作り方のマニュアル) はあまりないものなんだな・・・と思い、、、料理を作っては試行錯誤した結果を記録して、いつでも同じ味が再現できるレシピ(作り方のマニュアル) として残しています。

企業支援の中で、数えきれないほど業務マニュアルの作成を支援してきたこともあり、、、料理の才能はないけれど、マニュアル作成の才能は非凡なるものがあるのだな・・・と自画自賛するのでした^^;