11-財務・資金繰り記事一覧



「夢」 と 「現実」 が折り合う事業の形。

2017年7月20日 木曜日

線路2017

電車を乗り継いで数時間、岩手県某所に来ています^^

人は、年齢を重ねるほどに、他者の意見を受け入れなくなる傾向がありますが、、、今日お会いした事業主さんは、とても柔軟な方というのか、ご自身で勉強もされるし、工夫もされるし、厳しい意見も受け止めるし、、、歳を重ねてもそうありたいと思える素晴らしい方でした。

だからこそ、何とかしてあげたい。

夢(=やりたいこと) を実現させるには、営業黒字になることは絶対条件。 さらには、借入金があればその返済、はたまた、ご自身の生活を成り立たせるだけの報酬も考えながら、経営的にも生活的にも問題のない収支計画を考えなければなりません。

今以上に努力をしたり 工夫を重ねたり、あるいは、多少の妥協点を見出したり、、、それでも、夢(=やりたいこと) を諦めるのとは違う、夢(=やりたいこと) と 現実(=収支計画) が上手く折り合う事業の形・・・を見つけるお手伝いをしたいと思っています。


条件が変われば、設定した 「標準」 も変わります。

2017年6月01日 木曜日

支援の中で、特に製造業では、原価管理を効率的に行うために、「標準原価」 を設定して受注活動をしてもらったりしています。
(一定期間後に、実際の原価との差異を分析します)

さて、電気代が値上げされるとき、「標準原価」 は今のままで大丈夫でしょうか?
・・・当然、値上がり幅に合わせて、「標準原価」 も変えなければなりません。

2017年6月1日からは様々なものが値上がりします、、、標準の更新も忘れずに行いましょうね^^


だからアパレル関連業種は難しい・・・ (その1)

2017年2月05日 日曜日

衣料品やアクセサリーなど、アパレル関連の業種で起業される方は多いですが、、、上手くいかない事業者が多いのが実情です。 ・・・というのは、アパレル関連の業種に特有のことがあるのですが、あまりに常識的なことだからなのか 自信があるからなのか、重要視されていないのですよね・・・。

それは、季節、あるいは、季節毎のトレンド、、、観念めいた言い方をすれば 「変わる」 ということ。

多くの場合、得意分野は (ざっくり言うと)春夏か秋冬に分かれます。 ですから、秋冬が得意な人は、せっかく仕事が得られても 春夏には仕事がなくなります。 また、今年の秋冬は上手くいったとしても、来年のトレンドに合わないと 来年の秋冬は上手くいかないことになります。 ・・・アパレル関連の業種は、実は、毎日コツコツ積み上げていくことが難しく、季節やその年によって浮き沈みのある業種だったりするのです。

こうしたことを正しく認識できていれば、業種特性として 創業時の資金繰りは厚くしておかなければならないのですが、、、私のところに相談に来られる方の多くは、資金繰りに窮することが最初から分かっているような状態で創業していたりします。

ただ、実は公的な支援機関が主催する創業塾に参加して、専門家の指導のもと ビジネスプランを作成している方や金融機関に相談している方も多いのですが、、、アパレル関連の専門家でないと 通常の資金繰りでOKとしてしまうことが多いため、1-2年後に困った状態になるというのがお決まりのパターンだったりもするのです。

また、基本的には 1年目で十分な成果は得られませんし、特に製造・卸売の場合は 原材料等の支払と入金にタイムラグが生じます。 そうしたことを踏まえると、創業当時に必要な資金繰りは、、、具体的な数字を出すと引かれますので伏せておきます(苦笑) 気になる方はお問い合わせください^^

(次回につづく)


信頼失っていませんか?

2016年12月28日 水曜日

約束を守らない人って、やっぱり信頼されませんよね。 あの人はいつも時間を守らない、言ったことをやらない等々、、、面と向かって非難されなくとも、約束を破られた相手は何かしらの感情を抱いているものです。

以前、経営状態を聴くと、「資金繰り大丈夫?」 と 不安を覚える事業者さんがいました。 そこで、資金をどう手当てするのか率直に聞くと、「支払いを待ってもらうので大丈夫です」 、、、あっけらかんとそう答えました。

詳しく聴いてみると、取引先は 親戚筋など特別な関係ではなく、こちらを気に掛けてくれているだけとのこと。 つまり、いわゆる 好意に甘えている状態、もっといえば、好意を当てにして事業を続けている状態 ・・・ということが分かりました。

支払いを待ってもらいながら 約束の日に全額支払わず、その上でまた翌月も支払いを待ってもらおうとしている、、、さて、この取引先は、この事業者のことをどう思うでしょうか?

「取引先にそんなことしませんよ!」 と言われる方は多いと思いますが、金融機関に対しては 同じようなことをしている場合がありますね、、、たまに見かけます。 さて、金融機関の担当者は、そうした事業者のことをどう思うでしょうか??

特にお金に関わることで約束を守らないと、一発で関係が壊れる可能性もありますので、、、お金に対して少しルーズに捉えている方は、くれぐれもご留意いただければと思います。


仕入値高騰の秋・・・?

2016年9月01日 木曜日

昨日と今日、台風の影響が気になって、買い物がてらスーパーの生鮮売場を調査してきました。 行ったのが午前中だったためか 特に品薄感はなく、価格も最近のものと変わりなさそうだったため一安心。 しかしながら、卸売市場での値上がり情報もチラホラと・・・。

私のいる地域では、土曜辺りから品薄感が出てきて、週明けは価格も高騰するかな? と予測していますが、、、皆さまの地域ではいかがでしょうか??

仕入値が高くなると、利益が減るだけでなく 資金繰りも厳しくなりますので、、、ご商売の状況によっては、つなぎ融資などもご検討いただければと思います。


どうなる持続化補助金???

2016年8月23日 火曜日

この夏 3年目の交付決定を終えた 「持続化補助金」 ですが、、、経済対策の中で、追加公募や補正予算がつくと良いな と思っていると、気になる記事を発見しました。

何やら 「持続化補助金制度」 を改正して、賃上げに踏み切る事業者を対象に 補助金上限を 2倍の 100万円に引き上げるのだとか。 うーん、、、これまでの公募でも、従業員の処遇改善を行う場合は 上限を 100万円に引き上げていましたが・・・。

改めてこうした発表をするというのは、賃上げに踏み切らない事業者は補助対象外だったり、上限が引き下げられたりするのかな???

詳しいことは正確な情報を待ちますが、ひとまず、「持続化補助金」 が継続されるようなので、そこは一安心としておきましょう。


開業資金について・・・

2016年8月21日 日曜日

開業後 1-2年の事業者様の資金繰りに関する相談が年に数件あります。 割と多いのが、運転資金がほぼ底をつき、仕入資金どころか 家賃の支払いもままならず ・・・といった状態。 ここまで切羽詰まると ほとんど打つ手なし、、、廃業も意識しながらのソフトランディング支援になります。 こうなる前に相談してもらえれば、もっといえば、開業前に相談してもらえれば こうはならなかったかもしれないのですが・・・。

原因としては、開業後の売上や必要経費の見込みが甘かったということもありますが、開業資金の乏しさが大きく影響しているように感じています。 それは、借入金を増やしたくないがために 融資額を少なめにしてしまったケースや、開業資金が足りていないのに開業してしまったケース、、、結構多いですね・・・。

開業時は多くの場合、自信や希望に溢れ、失敗や思うように行かないなんてことは 考えもしなかったりします。 すると、ちょっと見込みが違っただけで、資金繰りが厳しくなってしまいます。 そんな時、金融機関に追加融資を打診しても、「経費削減に取り組みながら、とりあえず次の決算まで頑張ってみてください」 とやんわりお断りされてしまいます (→ 担保余力があれば貸してくれると思いますが、そうした裕福な人は少ないかなと思います・汗)。

ちなみに、私は 10年ちょっと前に開業しましたが、「3年間無収入でも普通の生活ができる」 だけの現預金を持って開業しました (→ 借入なしです)。 そして、上手くいかなかった時は再起のための資金も必要ですので、「2年経過した時の残高と仕事の状況で、事業継続か廃業を判断する」 という タイムリミットも設定していました。 幸いなことに、開業資金を減らすことなく 事業を継続することができましたが、「2年間稼げなくても全く問題なし」 という心の余裕が大きかったように感じています。

どんな事業でも、簡単に成功するなんてことはありませんので、、、開業時は、多少の失敗を織り込んだ開業資金を準備しておきたいところです。


またもや破産情報・・・

2015年9月10日 木曜日

40-50代の男性はご存知の方が多いかな? と思いますが、かつてサーフブランドブームを巻き起こした クイックシルバー(QUICKSILVER) というアパレルブランドがあります。 ピコ(PIKO) や タウカン(T&C Surf Designs) と同様、一時代を築いたブランドですが、今ではあまり耳にすることもなくなっていました。

ところが 2-3ヶ月前に、世界最大級の広告祭 「カンヌライオンズ国際クリエイティビティ・フェスティバル」 で、クイックシルバー・ジャパン(株) の 「水陸両用スーツ」 が大きな賞を受賞したというニュースが話題になり、懐かしく嬉しく思っていましたが、、、なんと、本国の米国法人が 9月9日に 米連邦破産法第 11章を申請したとのこと・・・。

ちなみに、米連邦破産法第 11章というのは 日本でいうところの民事再生法にあたり、また、サポート企業もついており 再生に向けて意欲的ですので、まだまだクイックシルバーブランドは継続される模様です。

アパレル業界は、日本だけでなく世界的に厳しい状況に陥っていると考えると、よほど気を引き締めて経営の舵取りをしないと、生き残れない業界になっていますね・・・。 業界関係者の皆さま、自社の方針をしっかりと定めて、厳しい環境を乗り切りましょう!


今のうちにやっておきたいこと・・・

2015年9月08日 火曜日

本日、「日本型軽減税率制度」 の全容が報道されましたが、、、国が考えることは、これほど現実とギャップがあるのかと、呆れるのを通り越して笑ってしまいました。

ネットを見れば苦情の書き込みが溢れているので、ここでは割愛しますが、、、仕事上気になるのは小売店での対応について。 どのような形になっても、おそらく軽減税率は導入されるのでしょうから、飲食料品を扱う小売店や飲食店は、品目毎に税率を分けて表示するなどが必要となるでしょう。

仮に今回の財務省の提案の形であれば、カードの読み取り機だけでなく、使用環境によっては回線工事も必要となり、相応の資金負担が必要となるでしょう。 来客の多い店では、カードの読み込みという一手間が増えるため、お客様をさばき切れない分 売上にも影響が出てくることでしょう。

購入時はカードを通して(還付を受ける) おきながら 返品時にカードを通さないという還付詐欺を防ぐため、レシート等の発行が義務付けられるかもしれません。 還付やデータの見方など、店に関係のない問い合わせもあるでしょうから、手を止められて効率が悪くなることも考えられます。 お客様も慣れていないでしょうから、カードを受け取らずに帰ってしまうなど 大きなトラブルに発展することも懸念されます・・・。

この制度を考えた人(賛成した人) は、毎日買い物もしないし 売ったこともない人なのでしょうかね?(笑) ・・・もう少し庶民の常識に合わせて 制度を考え直していただきたいものです。

とりあえず、今の政権下では 上意下達で物事が決まってしまうため、グダグダ言っても時間のムダ、、、今のうちにやっておくべきことは、少しでも多くの資金を蓄えておくことです。 少しでも多くの資金を蓄えて、増税時に必要となる機器購入や仕入資金の増加など、資金繰りの悪化を防ぐために備えておきましょう!


ゴールを間違えないように・・・

2015年8月22日 土曜日

支援前にいただいた資料を読んでいると、将来性のある新商品を開発している様子。 これは、新たな事業の柱にできそうと思い 詳しく話を伺ってみると、経営者は  「それはもうダメ・・・」 と口ごもり、、、

実は、新商品をお披露目した時には自社の独占状態でしたので、興味を持つ会社も 引き合いも多くあったのですが、、、「開発」 の名目で補助金をもらっていたため、補助事業が完了するまでは 「販売」 は絶対にダメとのこと。 そうこうしている内に他社から類似品が出て、さらに、安価な商品も出るようになり、今では価格面で勝負にならない状態になってしまったとのこと。

開発では先駆けたのに、売り時を逃したばかりに他社に先を越され、最終的には世に出すこともできなくなってしまった、、、商売はタイミングが命ということを思い知らされます。

私はこれまで、補助金等の申請のために支援を依頼されたのに、補助金申請をやめさせたことが何度もあります。 それは、補助金を得て行う事業の効果が期待できない場合、また、上記のように制約がつくことで 好機を逃してしまうことが予見される場合です。

補助金はもらえても利益につながらなければ、(全額補助ということはないですから) 企業の衰退につながりかねません。 ・・・実際に廃業してしまった事業者も見てきています (また機会があればコラムに書きたいと思います)。

補助金をもらうのがゴールではなく、販売につながって利益を得ることがゴールです。 補助金を申請される事業者の皆さま、くれぐれもお間違えなきよう。