12-財務・資金繰り記事一覧



あのシベールが民事再生・・・

2019年1月18日 金曜日

昨夜19時頃、㈱シベール(山形市) が、資金繰りに行き詰まり 民事再生手続き開始の申し立てをしたとの報を聞きました。 ・・・とても驚いて、山形県の知人にメッセージを送ってしまいました。

・・・というのは、シベールは 「ラスク」 で一時代を築いたといっても良いくらいの企業で、当時は全国区、今は知ってる人は知っている・・・という感じでしょうか、、、それでも、山形では知らない人はいないくらいの企業なので、今朝の地元のトップニュースは、おそらくシベール一色となっていたことでしょう。

私がシベールを知ったのはちょうど 20年前、勤めていた会社の山形出身の先輩から 帰省土産でラスクをもらったのが最初。 その後、全国区になった時にテレビで何度か見る機会があり、数年前、山形で支援をしていた頃は、月に数回、お土産に 「ラスク」 を買って帰るのがルーティーンとなっていたものでした。

振り返れば数年前、パッケージがリニューアルされたり やや高級感のある新商品が出されるようになったりした時に、「ちょっと高いかな」 と感じるようになったことと、、、今まで買っていた定番ラスクの品質が落ちたこと ・・・焼き過ぎで焦げた味がするものが混じるようになり、そうしたものが増えて 3-4回続いたことで、私は買うのを止めたのでした。 (調べてみるとちょうど営業赤字の時期でした)

・・・聞けば、その頃、出店攻勢や従業員の離職も結構あったようなので、、、「手が回らなくなって品質が落ちたのかな?」 と感じています。

ニュース等では、資金繰り悪化の大きな要因として、「景気低迷による贈答品需要の減少」 を挙げていましたが、、、「それが本質的な理由ではないよね・・・」 というのが 長年に渡ってこの会社の 「ラスク」 を購入してきた私の感想ですね。

これだけのブランドですから、県内企業がスポンサーとなって、もう一度、ものづくり・従業員の就業環境といった基本的なところから見直して、再起を図っていただけることを願っています。


社会保険の加入逃れ 防止対策・・・

2018年12月29日 土曜日

2018年3月末時点で、約 42万社が社会保険(厚生年金・健康保険等) の加入逃れをしていると推計されるなど(厚労省調査)、 未だ数多くの加入逃れがある中で 厚労省が対策に乗り出しました。

具体的には、来年度から、日本政策金融公庫 と 沖縄振興開発金融公庫が、「厚生年金等の社会保険への加入手続き」 を融資要件にするとのこと (※全ての融資ではありませんが)。

こうした動きよりも前に、例えば、東京都の助成金等では、都税の滞納がないこと(納付書の控えの提出) を応募要件としていたり、、、建設業界では、社会保険の未加入業者は、公共工事の受注で一次下請け契約ができなくなったり、入札で不利な扱いを受けたり ・・・加入逃れ撲滅の包囲網は年々狭まってきていますね^^;

こうしたことに対して、「小規模零細いじめ」 と捉えられる経営者もいると思いますが、、、まあ、加入逃れ=法律違反の状態だし、従業員を雇っている会社では 従業員が不利益を被っているわけだし・・・。

今後、全ての金融機関の融資要件として、社会保険の納付、三六協定の順守、障害者雇用の履行、税金の納付等を義務付ければ(法的に強制すれば)、中小企業や雇用にまつわる様々な問題が解消に向かうかも??

・・・あまりに問題が解決しないと そんなことにもなりかねないので、法令順守を心がけましょうね^^;;


見たくないものは見ない・・・で良い?

2018年10月11日 木曜日

本日の日経平均株価、一時 1,000円を超える下げもあり 終値 915円安の大暴落。 NYダウの大暴落を受けての展開なので、全面安が予想される一日ですからね、、、このような日は株価も株式ニュースも見ないし、一切考えないことにしています^^;

ただ、「見ない!」 といった現実逃避は、数年使う予定のない余裕資金で投資している故にできることであって、、、そうでないなら、嫌だろうがメンタルズタズタになろうが、現実をしっかり直視し、対応を考え、すぐに行動に移さなければなりませんね^^;;

さて、支援をしていると、業績等の数字を見ないようにしている経営者に会うことがあるのですが、、、余裕資金で経営しているわけではないでしょうから、どんなに悪い数字で見たくないと思っても、しっかり見ないとダメですね^^;


消費税の税率変更は、多くの事業者に関係します (後編)

2018年10月08日 月曜日

(つづき)

そして、こうした日々の取引について、取引内容ごとに 税区分(10%か 8%か) を分かるようにして帳簿に記載しないといけませんので、経理システムの変更・改修等が必要になってきます。

また、こうした店に卸す業者の立場でいえば、ほとんどの場合、請求書を発行しているはずですが、、、「軽減税率の対象となっている品目等に それが分かるような印や記述」 と 「税率ごとの税込合計金額 (【例】 10%対象xxxx円、8%対象xxx円)」  を記載した 「区分記載請求書」 を発行しなければなりませんので、これまでのシステムの変更・改修等が必要になってきます。

消費税の引き上げというと、販売時の税率やレジ対応にばかり目を向けがちですが、、、、帳簿・請求書の書式変更やシステム変更・改修など、管理面で対応しなければならないこともありますし、慣れるまで時間が掛かったり、お金にまつわるミスは大きなトラブルにつながったりしますので、2019年10月1日から 滞りなく対応できるよう 早めに準備を進めていく必要がありますね。

(おわり)

~ 右下のカテゴリー一覧に 【18-消費税】 を作りました ~


御社のメインバンクは大丈夫ですか?

2018年5月01日 火曜日

東京都を地盤とする 東京都民銀行、八千代銀行、新銀行東京の 3行が合併し、本日より 「きらぼし銀行」 となりました。

個人的には、仕事もプライベートも関係のない金融機関なので、またどこがどこだか分からなくなった(苦笑)・・・程度の笑い話で済みますが、これが融資を受けているメインバンクだったりすると、、、

支店の統廃合により懇意にしていた行員さんが誰もいなくなったり、新しい銀行として融資態度や審査基準が変わったり ・・・なんてことが起き、それは往々にして厳しいものとなるため、影響は多かれ少なかれ出てくることでしょう。

・・・こうしたことへのリスクヘッジを考えれば、やはり、地銀・信金各1 くらいの融資実績は付けておきたいところですね^^

収益モデルが確立できず苦戦している金融機関が多いですので、、、皆さまが取引しているメインバンクは大丈夫ですか?


これだけ雨が続くと・・・

2017年10月18日 水曜日

今日は、久しぶりの秋晴れ♪ ・・・ということで、朝から 3回洗濯機を回しつつ、布団干し、買い出し、掃除機掛け、、、主夫のような 1日でした^^

雨が降ると外に出たくないので、来店頻度は少なくなります。 そして、買っても最小限の荷物にしたいので、買上点数は少なくなります。 明るいうちに 雨脚が少ないタイミングで出掛けるので、値引き品はほぼ買ってないかな? ・・・ということで、一品単価は少しだけ上がります。 ただ、これは最寄品の話で、衣料品など不要不急のものを買いに行こうとは思いません。

・・・自分の購買行動を少し考えてみても、長雨が小売店の業績に与える影響は大きいことが実感できます。

週末にかけては台風の影響で大雨になるだろうし、特に、関東や東日本では 夏からの天候不順の影響もあるので、、、今年の業績を予測して、取り戻すのが難しい場合には、早めに資金繰りの対策に動きましょうね。


「夢」 と 「現実」 が折り合う事業の形。

2017年7月20日 木曜日

線路2017

電車を乗り継いで数時間、岩手県某所に来ています^^

人は、年齢を重ねるほどに、他者の意見を受け入れなくなる傾向がありますが、、、今日お会いした事業主さんは、とても柔軟な方というのか、ご自身で勉強もされるし、工夫もされるし、厳しい意見も受け止めるし、、、歳を重ねてもそうありたいと思える素晴らしい方でした。

だからこそ、何とかしてあげたい。

夢(=やりたいこと) を実現させるには、営業黒字になることは絶対条件。 さらには、借入金があればその返済、はたまた、ご自身の生活を成り立たせるだけの報酬も考えながら、経営的にも生活的にも問題のない収支計画を考えなければなりません。

今以上に努力をしたり 工夫を重ねたり、あるいは、多少の妥協点を見出したり、、、それでも、夢(=やりたいこと) を諦めるのとは違う、夢(=やりたいこと) と 現実(=収支計画) が上手く折り合う事業の形・・・を見つけるお手伝いをしたいと思っています。


条件が変われば、設定した 「標準」 も変わります。

2017年6月01日 木曜日

支援の中で、特に製造業では、原価管理を効率的に行うために、「標準原価」 を設定して受注活動をしてもらったりしています。
(一定期間後に、実際の原価との差異を分析します)

さて、電気代が値上げされるとき、「標準原価」 は今のままで大丈夫でしょうか?
・・・当然、値上がり幅に合わせて、「標準原価」 も変えなければなりません。

2017年6月1日からは様々なものが値上がりします、、、標準の更新も忘れずに行いましょうね^^


だからアパレル関連業種は難しい・・・ (その1)

2017年2月05日 日曜日

衣料品やアクセサリーなど、アパレル関連の業種で起業される方は多いですが、、、上手くいかない事業者が多いのが実情です。 ・・・というのは、アパレル関連の業種に特有のことがあるのですが、あまりに常識的なことだからなのか 自信があるからなのか、重要視されていないのですよね・・・。

それは、季節、あるいは、季節毎のトレンド、、、観念めいた言い方をすれば 「変わる」 ということ。

多くの場合、得意分野は (ざっくり言うと)春夏か秋冬に分かれます。 ですから、秋冬が得意な人は、せっかく仕事が得られても 春夏には仕事がなくなります。 また、今年の秋冬は上手くいったとしても、来年のトレンドに合わないと 来年の秋冬は上手くいかないことになります。 ・・・アパレル関連の業種は、実は、毎日コツコツ積み上げていくことが難しく、季節やその年によって浮き沈みのある業種だったりするのです。

こうしたことを正しく認識できていれば、業種特性として 創業時の資金繰りは厚くしておかなければならないのですが、、、私のところに相談に来られる方の多くは、資金繰りに窮することが最初から分かっているような状態で創業していたりします。

ただ、実は公的な支援機関が主催する創業塾に参加して、専門家の指導のもと ビジネスプランを作成している方や金融機関に相談している方も多いのですが、、、アパレル関連の専門家でないと 通常の資金繰りでOKとしてしまうことが多いため、1-2年後に困った状態になるというのがお決まりのパターンだったりもするのです。

また、基本的には 1年目で十分な成果は得られませんし、特に製造・卸売の場合は 原材料等の支払と入金にタイムラグが生じます。 そうしたことを踏まえると、創業当時に必要な資金繰りは、、、具体的な数字を出すと引かれますので伏せておきます(苦笑) 気になる方はお問い合わせください^^

(次回につづく)


信頼失っていませんか?

2016年12月28日 水曜日

約束を守らない人って、やっぱり信頼されませんよね。 あの人はいつも時間を守らない、言ったことをやらない等々、、、面と向かって非難されなくとも、約束を破られた相手は何かしらの感情を抱いているものです。

以前、経営状態を聴くと、「資金繰り大丈夫?」 と 不安を覚える事業者さんがいました。 そこで、資金をどう手当てするのか率直に聞くと、「支払いを待ってもらうので大丈夫です」 、、、あっけらかんとそう答えました。

詳しく聴いてみると、取引先は 親戚筋など特別な関係ではなく、こちらを気に掛けてくれているだけとのこと。 つまり、いわゆる 好意に甘えている状態、もっといえば、好意を当てにして事業を続けている状態 ・・・ということが分かりました。

支払いを待ってもらいながら 約束の日に全額支払わず、その上でまた翌月も支払いを待ってもらおうとしている、、、さて、この取引先は、この事業者のことをどう思うでしょうか?

「取引先にそんなことしませんよ!」 と言われる方は多いと思いますが、金融機関に対しては 同じようなことをしている場合がありますね、、、たまに見かけます。 さて、金融機関の担当者は、そうした事業者のことをどう思うでしょうか??

特にお金に関わることで約束を守らないと、一発で関係が壊れる可能性もありますので、、、お金に対して少しルーズに捉えている方は、くれぐれもご留意いただければと思います。